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革新を生み続けるダイソンの「すごい人員構成」

2011年11月13日 17時13分20秒 | 日記・政治
ダイソン
 
 
11月13日 プレジデント
 
従来の掃除機とはまったく異なる原理で動く「サイクロン」や、羽根のない扇風機として注目を浴びた「エア・マルチプライアー」などの商品で知られる英国のダイソン社の創業者、ジェームズ・ダイソンさんとお話しする機会があった。
 20年足らず前に立ち上げられた、イギリスの田舎に本社を置く企業がここまで成長した背景には、有無を言わさぬ技術とデザインの卓越がある。「サイクロン」にしても、「エア・マルチプライアー」にしても、ひと目見ただけで従来の商品とは違うというインパクトを与える。
 だからこそ、掃除機や扇風機という、すでに成熟してコモディティー化したと思われていた市場において、他の商品よりも価格の高い「ダイソン・プレミアム」を成立させることに成功できた。

「ダイソン」という名前は、今や一つの力のあるブランドになっている。それでも、「ブランドには興味がない」とダイソンさん自身は言う。
「ある企業が消費者にどう評価されるかということは、その企業が最後に出した商品がすべて。ブランドなどは関係ない」
 ダイソン社の組織上の人員構成で画期的なのは、「デザイナー」と「エンジニア」の区別がないこと。敢えて言えば、全員が「エンジニア」。「サイクロン」の発売まで、5500ものプロトタイプを作ったというダイソンさん自身をはじめとして、みんなが社内で常に何らかの技術に取り組み、実験を続けている。

 英国の教育課程では、エンジニアが同時にデザインの視点を持つことが伝統になっているとダイソンさん。そのことが、ダイソン社のような人員構成を組み立てるうえで有利だという。日本ではエンジニアはデザインに疎く、デザイナーは技術に詳しくない。専門性の分離が、イノベーションを妨げている。
 大切なのは、いつまでも現場に居続けること。ダイソン社の組織はフラットで、どんな役職の人も居室はなく、みんなが同じ大部屋で仕事をしている。
「手を動かす」、そのような日常の姿勢が、思わぬセレンディピティ(偶然の幸運)につながる。「エア・マルチプライアー」は、全く別の技術の開発中に、偶然空気を増幅できることを発見したのがきっかけだと聞く。

 小手先のデザインで誤魔化そうとするのではなく、まさに技術のど真ん中で勝負する。これこそ、日本企業が本当は得意としていたことではなかったか。グローバル化の中でも、浮足立つことはない。伝統の精神を貫けば、コモディティー化が進んだと思われるような商品分野でも、付加価値を生み出すイノベーションは可能なはずだ。
 ダイソンさんが強調していたのは、日本の製造業が置かれている有利な状況。英国ではほとんど消滅してしまった部品などのサプライ・チェーンが、日本ではまだまだ健在なのは大変な「プラス」だとダイソンさんは言う。
 実際、従来型の掃除機のモデルに固執する英国企業に拒まれ、実機を売り出せないでいたダイソンさんを助けたのは、日本。日本の会社がライセンス生産を始めたことが、ダイソンの掃除機が世に出るきっかけとなったのである。

 日本には、おそらくすべてがある。ないのは、ほんの少しの勇気だけ。技術とデザインを結びつける、地道で生真面目な努力が、日本の製造業を復活させる。
 ダイソンさんの職人魂に日本人は共感する。器用に振る舞う必要などないのだ。

「二重ローン」法案改悪! 民主党 東北を救済する気まるでナシ?

2011年11月13日 17時12分57秒 | 日記・政治
近藤洋介
 
中小企業基盤整備機構
 
 
2011/11/13 ネタりか
 
東日本大震災からまもなく8カ月というのに、宮城、福島両県では300人超が避難所生活を続けている。対応が遅れているのは「二重ローン救済」も同様だ。ローンがまだ残っているのに震災で家や会社が流され、新たなローンが組めなくなっている問題である。特に、中小企業向けの救済が全く進んでいないのだ。
 
政府・民主党は、経産省所管の独立行政法人「中小企業基盤整備機構」の余剰金2000億円を利用して、被災した事業者のローン(債権)を買い取る機構を新たにつくり、今年8月にも動き出すとみられていた。しかし、機構側が債権買い取り価格を低めに設定し、銀行側は含み損の拡大を恐れ債権の譲渡に難色。そのうえ、対象が「再建可能と認められた企業」に限定されたため、いまだ1件も買い取りが成立していない。
 
 一方、政府案とは別に野党が多数の参院では、中小企業を幅広く対象とした二重ローン救済法案が可決。こちらは、被災企業の“負担軽減”を目的とし、銀行が債権を買い取りやすくした。ところが、今国会での衆院審議を前に、民主党が「これでは国庫負担が増える」と法案の修正を要求。買い取り価格を政府案と同じにするなど“改悪”してしまったのである。
「機能していない既存の政府案と同じものでは無意味。銀行の債権譲渡は進まず、被災地は救済されません」(みんなの党・桜内文城参院議員)
 実は、政府案で使われている2000億円は、去年4月の事業仕分けで国庫返納が決まっていた。「この法案の民主党の窓口は、近藤洋介元経産政務官。政府案に固執するのは、政務官の時に事業仕分けでムダだと言われた『中小企業基盤整備機構』を死守したいから、邪魔をしている」(野党議員)と囁かれ、すっかり官僚の代弁者なのである。
 
 東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏もこう言う。
「政府案のように銀行が使いづらいものでは、東北の数万社の中小のうち、ごく限られた企業しか対象になりません。国庫負担でも急いでやるべきです。政府は東北の現実が分かっていない」
 
民主党政権は被災地の復興よりも霞が関の利権の方が大事なのか。

(日刊ゲンダイ2011年11月10日掲載)
 

環境難民」はジブンごと!? 第1回・総雨量2000ミリ時代の日本?

2011年11月13日 17時12分29秒 | 日記・政治
総雨量2000mmの時代を迎えて (日本気象協会)
 
2011年11月1日 オルタナ
 
気候変動や開発などで自然環境が急激に変化した結果、住む場所を追われる「環境難民」が地球上の各地で増えている。海面上昇によって水没の危機にさらされている南太平洋ツバルがその代表例だ。タイ・バンコクの水害は日々深刻な状況になり、「環境難民」は一国の首都にすら大量発生する様相を呈してきた。しかし環境難民はもはや「遠い場所の出来事」ではない。日本気象協会の辻本浩史・防災事業部長に聞いた。
 
――9月に紀伊半島を直撃した台風12号では、奈良県上北山村でアメダスの72時間観測雨量で過去最大となる1652.5ミリを記録し、大規模な土砂災害や洪水などの甚大な被害をもたらした。日本気象協会は9月7日にレポート「総雨量2000ミリの時代を迎えて」を発表し、今回の記録的な雨量は台風のゆっくりとした移動速度に加えて、日本近海の海水温の上昇が関係する、と指摘。「想定外だったとは言えない」としている。
 
 今回のレポートは、私も委員を務めた砂防学会の研究委員会が今年5月に行った発表を踏まえたものだ。2005年に九州南西部で1000ミリ以上の大雨をもたらした台風17号と、2009年8月に台湾を襲い、3000ミリという記録的な大雨を記録した台風とを比較検討した結果、日本でも2000ミリ以上の大雨が降ることがあり得ると指摘した。
 
台湾を襲った2009年の台風では、山岳部で発生した「深層崩壊」と呼ばれる大規模な土砂災害により、南部の村がまるごと壊滅してしまった。この現象は連続雨量が2000ミリを超した時点で発生したとみられるが、9月の台風12号でも同様に土砂崩れが発生し、各地で土砂ダムができるなどした。残念ながら、予想したような形で事態が推移してしまった。
 
――雨が多いことで知られている紀伊半島で今回、被害が発生したのは意外な印象を受けるが
 
これまで紀伊半島は総雨量1000ミリ程度の雨には幾度か見舞われてきたが、今回それを倍する2000ミリの雨が降った。それまで耐えていた雨量水準をはるかに超えてしまった。
実は日本全体で過去100年間の雨量を見てみると、年間雨量にさほど大きな変化はなく、ほぼ横ばいの状態だ。ところがこの30年間で、降る時と降らない時との雨量の差が大きくなっており、極端な大雨が増えている。
九州南部や四国、紀伊半島などでは、台風からの湿った空気がぶつかり大雨となる山間地がある。深層崩壊のメカニズムは解明されていない点も多いが、一度に記録的な雨量の大雨が降ると発生しやすくなるのではないか。
 
――「今後100年で日本付近の海水温も現在の台湾近海並みに約2度上昇する」とシミュレーション結果が発表されており、レポートはその予想を注視している。この変化は気候変動によるものか
 
多くの研究者は、気温や海水温の変化が気候変動によるものだと考えている。そして、産業革命以降の温室効果ガスの増加が地球全体の気候に影響を与えている可能性は高い。日本にとっても今後、過去経験したことのない気候変化に見舞われることになるだろう。
 
――では総雨量2000ミリの時代を控えて、社会や個人にはどのような備えが求められるのか
 
平野の少ない日本は、居住地域と崩壊の恐れのある斜面とが接近もしくは隣接しており、安全を確保するための法整備が重ねられてきてはいるが、実際の対策が追いついていない所が多いのも事実だ。ハード面の対策のみでは限界があり、自助、共助、公助を促すための意識の変化は非常に重要といえる。
 
また、インターネットの普及によって災害情報が素早く共有されているのは注目に値する。ツイッター等で「今どこどこでは豪雨だ」などという情報が「つぶやき」として駆けめぐり、メディアによる気象情報を補完する時代となる可能性も高い。
 
しかしここにも問題がある。都市部ではインターネットを介した情報共有が機能するが、ネット環境に接していない高齢者が多い中山間地では、そうした恩恵を受けにくい。またもし仮にネットで災害情報が得られたとして、今度はどこに逃げればよいのかという問題が発生する。
 
――中山間地が「環境難民」的な状況に置かれているということか
 
少なくとも住民の避難方法や、避難そのものに対する考え方を変える必要はあると言える。例えば広範囲にわたる中山間地で極端な豪雨が予想される場合、その地域内のどこかではなく、隣接する都道府県に事前に避難するなどの対策を取る必要が生じるだろう。予報の精度は年々向上しており、不可能ではない。
 
しかしその場合でも、長距離の避難を可能にする段取りや、高齢者や入院患者をどう安全に非難させるか、そして受け入れる自治体との連携など、解決すべき課題はたくさんある。これらを一つずつクリアするためには、国、地域、個人のそれぞれのレベルで出来るだけ早く「総雨量2000ミリ時代」が到来したことをまず認識し、解決に向けて動き出すべきだろう。

これはクーデターどころか球団内部の痴話ゲンカ?

2011年11月13日 17時12分05秒 | 日記・政治
2011年11月12日 ゲンダイネット
 
清武GMが渡辺会長を内部告発というお粗末?
 
「巨人の内部はここまで混乱しているのかというのが正直な印象です。球団トップのコミュニケーションがまったく取れていない。巨人も地に落ちたと思いましたね」
 オリックス元球団代表の井箟重慶氏がこう言った。
 
11日午後、巨人の清武英利球団代表兼GM(61)が文部科学省で記者会見、コーチ人事で不当な圧力があったと渡辺恒雄会長(85)を痛烈批判した。
 会見によれば、清武代表は10月下旬、岡崎ヘッドコーチの留任を渡辺オーナーに報告して了承された。が、今月9日になって渡辺会長から「ヘッドコーチは江川卓氏、岡崎ヘッドは降格させる。江川氏との交渉も始めている」と聞かされたという。
 代表権のない渡辺会長の一方的な指示を「巨人軍とプロ野球を私物化するような行為」と涙ながらに糾弾、桃井恒和オーナー(64)が、オーナー職を突如、剥奪されたことを「会社の内部統制、コンプライアンス(法令順守)に大きく違反する」と断じた。

 しかし、これ、単なる内輪もめではないか。清武代表は「巨人軍とプロ野球を私物化するような行為」と言ったが、要は自分の人事がひっくり返されて腹を立てているだけ。痴話ゲンカだ。
 
「どこの球団でも、オーナーとフロントの意見の食い違いというのはよくある話なんです」と前出の井箟氏がこう続ける。
「驚いたのは(清武代表が)内々の話をわざわざ会見まで開いて公にしなきゃならなかったということ。サラリーマンの世界でも、人事に関しては社長がこうと言ったらしょうがないもの。渡辺会長にしても、良い悪いは別として、これまでやってきたことに内部からは反対の声が強かったはずです。それがこれまでは抑えられてきたのに、今回はできなかった。トップの統率力がないということがハッキリしましたね」
 
 清武代表は「コーチたちにはプライドもあり、生活もかかっている」と言うが、内情をブチまけられたら彼らにしても迷惑な話。
「この人たちが内部のみっともない部分をさらしたことで、結果としてファンも裏切ることになる。岡崎のファンは、なんで江川が……と思う」とは井箟氏だ。
 こんなアホなことやっているのは、日本広しといえども巨人だけだろう。

<「内部告発」の球団代表に味方なし>

 清武“クーデター会見”が始まる2時間前の正午前後、各球団のフロント幹部に巨人から連絡が入った。
「2度、電話があった。日本シリーズの前にご迷惑をかけてすいません、という内容だった」
 と、中日の佐藤球団代表。同じく巨人関係者から電話をもらった別の球団の幹部はこう言った。
「『ちょっとお騒がせすることになりますが、今回の件は巨人軍はまったく関知していないこと。球団とはまったく別の話です』と強調されていたのが気になった。清武が勝手にやること、清武の暴走だ、というニュアンスだった」

<盟友の桃井オーナーもバッサリ>

 清武球団代表(61)の「内部告発」を受け、球団事務所で緊急会見を開いた桃井オーナー(64)は、
「独断で開いた会見をかばうことはできない。極めて残念。球団の内部統制という意味では逆に言えば(清武代表の方が)とんでもない話だ」
 
 と、強く反論。桃井オーナーと清武代表は読売新聞社会部時代から30年来の先輩後輩の間柄で、清武代表は「盟友」と表現した。その「盟友」にも突き放された。各球団にかかった電話が証明するように、清武代表は孤立無援。哀れな感じもするが、巨人内部には同情の声はほとんどない。
 清武代表は会見で球団を私物化する渡辺会長を「渡辺商店」と揶揄(やゆ)したが、ここ数年は補強やコーチ人事などを清武代表がほぼひとりで決めた。「清武商店」の実現に躍起となっていたのだ。
 例えば、今季途中にロッテから大村をトレードで獲得した際、現場の原監督には直前まで知らされていなかったという。補強は通常、現場とフロントが一体となって動く。しかし、自軍の補強に監督が一番驚いているところに、巨人の風通しの悪さが表れている。
 
 数年前のドラフト上位の某選手が、練習帰りにバッタリ清武代表に遭遇。私服姿で挨拶すると、「おまえは誰だ!」と一喝されたことがあるという。「おまえは誰だ」は報道陣にもよく使う。選手からは「カダフィ代表」や「ジョンイルさん(金正日)」と世界の独裁者の名で陰口を言われる。
 理不尽なことで部下を振り回すことが多く、球団内、チーム内の人望は、残念ながら薄い。助っ人、補強を見てもそもそもGMとしては素人で無能。
 今回の会見を受け、巨人の選手や関係者の大部分は拍手を送っているという。
 
 それは絶対権力者の渡辺会長に盾突いたことに対し、「よくやった」ということではない。「これで独裁者(清武代表)が解任される」という拍手なのだ。

“造反”巨人代表、実はしょ~もない人…クビになれば巨人再生か?

2011年11月13日 17時11分43秒 | 日記・政治
2011.11.12 zakzak
 
清武英利球団代表(61)の“逆上”で巨人再生が一気に加速する。渡辺恒雄球団会長(85)から来季のコーチ人事を差し替えされ、ゼネラルマネジャー(GM)職を剥奪されたことから、告発記者会見を開いた清武代表兼GM。自業自得の“自爆テロ”となるのか。

 前代未聞の造反劇。球団事務所などでできるわけがないから、記者会見の場を他にしたのは当然だが、ホテルではなく、日本野球機構(NPB)の監督官庁の文科省というのが、いかにも虎の威を借る狐の清武流。涙まで流すパフォーマンスぶりだ。

 そして、「大王製紙やオリンパスのように、企業の権力者が会社の内部統制やコンプライアンスを破るようなことがあってはならない」と渡辺球団会長の人事差し替えを声高に非難した。が、側近ナンバーワンを自任してその最高権力者の権威を後ろ盾にしてやりたい放題やり、結果を出せなかったのが清武GMだ。フロントは側近ばかり。批判的な記事を書かれればすぐに取材拒否。自分に従わない巨人OBに対しては読売主催の野球教室から外すなど露骨な対応をする。

 「あれだけ補強に失敗すれば、誰が監督でも勝てるわけがない」。2年連続のV逸で今季3位に終わった元凶はフロントの責任だと、事あるごとに強調していた渡辺会長。そもそもシーズン途中から清武代表に対しGM兼務を命じた際に、「GM職を作ったのは編成の責任を明確にするためだ。ダメなら責任を取ってもらう」と明言していた。

 粛清人事の矛先が清武GMに向けられたのはむしろ当然だろう。獲得した外国人選手は全員使い物にならない。シーズン途中の補強も他球団で戦力外の元4番コンビ、日本ハム・高橋信二、ロッテ・大村三郎というピンボケぶり。「渡辺会長に向けてフロントは仕事をしていますというアリバイ補強」と他球団関係者から冷笑されたほどだ。

 さらに、シーズン終了後のコーチ陣改造も、今さらのヤクルト時代の野村ID野球門下生・橋上秀樹氏、秦真司氏招へいなど首をかしげるしかない人事。渡辺会長は報道陣に対し、こう怒りの声を上げている。「君たちは誰に聞いてコーチ人事を書いているんだ。オレは知らんぞ。責任を持てんぞ」と。

 そこで、渡辺会長自ら大物コーチ招へいに動いていたというのだ。清武球団代表兼GMが声明文で暴露した、渡辺会長による岡崎郁(かおる)ヘッドコーチの降格、江川卓氏の招へい人事だ。

 岡崎ヘッドコーチは選手時代から原監督の腹心と言われていたが、2軍監督から1軍ヘッドコーチに就任してからは清武GMと急接近。「原の後は岡崎監督でいいじゃないか」と、清武GMが周囲に漏らしていたという情報まである。が、巨人OBの間からは「何が岡崎監督だ。ふざけるな」との怒りの声が噴出した。岡崎ヘッドコーチに代わる江川新ヘッドコーチという、渡辺人事案にはファンにも受け入れられるだけのインパクトがあったのに、暴露されて白紙に。

 裏事情を知らない向きは、長年続いている渡辺ワンマン体制に対してクビをかけて抗議した、正義の味方・清武GMという構図でとらえがちだろうが、実際は大違いだ。渡辺会長の威光を借りて、これまで好き勝手をやっていた清武GMが結果を出せずにとうとうGM職を外された。その恨みを内部告発の記者会見で晴らしただけ。渡辺会長にすれば、忠実な飼い犬に裏切られ、かまれたようなものだろう。

 ただ、2年連続V逸の元凶だったフロントを束ねる清武氏がいなくなれば、巨人再生の道が開ける。今後は暴露本として、自著「巨人軍は非情か」に続く続編をぜひ書いてもらいたい。(夕刊フジ編集委員・江尻良文)