ゆ~たん音楽堂

ドキドキ&ハートフルな音楽と仲間を探して
東奔西走!
音楽ディレクター ゆ~たんの日常。

インターン生 R.Aの日記(その2)。

2010年08月04日 07時54分22秒 | Daily Life
『充実!』

今日は、平野啓子さんの『かたり音らいぶ』を手伝わさせていただきました。

語り部・かたりすと、という仕事を今回初めて知った私は、
どんな公演になるか全く想像もつきません。

けれど、私はすぐに『語り』というものに引き込まれました。

お客さんに話し掛けるように、小説の登場人物の心情を感じ、
詩の情景が鮮明に浮かぶように、また視線を変えたり、間の取り方や呼吸など、
とてもたくさんの表現がありました。

私は、音楽を学んでいますが、表現することなど、通じるものがたくさんあると感じました。
わたしも演奏する上で、楽曲の構成を理解したり、作曲家の意志を感じ取ったり、
もちろん自分の感情も大事に表現して、本番はお客さんのことも考えて、
出来たらいいなと思いました。

また、今日は2回の公演があったのですが、2回とも全力で行う姿勢が素晴らしかったです。
お客さんの雰囲気でトークを変えたり、プロはすごい!!と思うことばかりでした。

今日も一日とても充実してとても勉強になりました!

R.A

インターン生 M.Sの日記(その2)。

2010年08月04日 07時44分27秒 | Daily Life
『夢』


『夢』…今日の平野啓子さんの『かたり音らいぶ』のテーマだ。

今日はとても素敵な体験をした。

何が素敵だったのかというと、今日出会った3人の方…語り部の平野啓子さん、
詩人の島田奈都子さん、尺八演奏家の入江要介さん。

◆平野啓子さん
平野啓子さんは人を惹きつける力をお持ちだと思う。
『表現すること』というのはとても難しい、と私はよく感じる。
それは演奏、踊り、言葉…色々なことに共通して言えることだ。

頭の中ではどんどんイメージが沸いてきて理想的な自分を作れるけれど、
それを実際に表に出すのはなぜか難しい。
さらにお客様の心をつかむのはもっと難しい。
でもこれができる人のことをプロというのだろう。

平野啓子さんは『語る』人だが、手振りや表情も使って言葉を表現している。
役者だと思った。

◆島田奈都子さん
私もあんなにきれいな言葉をすらすらと使えたら…
自分の思ったことを素直に上手に言えたら…!

詩は本当にどれも素敵。
柔らかくまるく、心を落ち着かせてくれる詩だった。

私が特に好きだったのは『花時計』という詩。
おとぎ話のワンシーンのようなメルヘンチックな詩だった。

◆入江要介さん
入江さんは、ご自分で書いた曲で演奏活動をなさっているそうだ。
尺八という楽器の演奏を間近で聴いたのは、今日が初めてだった。
美しい尺八の音色は、すぐに私をうっとりとさせた。

平野啓子さんの『夢十夜』の朗読と入江要介さんの尺八演奏のコラボレーションは
とても美しく切ない感じだった。
お客様は目を閉じて聴き入っていて、中には感動して涙を流している方もいらっしゃった。
この時の曲は『フェノメノン・オブ・ジ・アース』という曲。
『フェノメノン』というのは『現象』という意味だそうだ。
入江さんの演奏をまたぜひお聞きしたいと思った。

『夢というのは自分のシェイクスピアである』という言葉があるそうだ。
私は、大学生になってから夢なんてほとんど見なくなった。
毎日が忙しすぎて疲れて、深ーく眠ってしまうので…。
平野啓子さんの朗読を聴きながら、私も夢を見たくなった。

M.S