夕方になって。

夕べの気付きで、たしかに寝るときはなんだかすっきり
した気持ちになってたんです。
なのに、朝起きたらまた朝から絶望の気持のなか。
ほんとうにわたしはこれから会社行って仕事するのかな、
って思った。
でも時間の流れにそのままのっかって、仕事に出かけ、
いつものように自分の仕事をこなしていき、時間が
過ぎていった。
やはり自分の声は虚ろで、まるで声にもなっておらず、
こんなんじゃだめだと思うばかりだった。
もくもくと事務作業だけなら、それでもいいですが、
お客さん相手だとそうもいかなくて。
お昼休みも電話対応に追われてたら、休んだ気もしなくて。
それでも今日はするべき仕事事務処理でもたくさんあったので、
それらをもくもくとやるうちに、3時ごろになった
あたりから、雲が少し晴れるように、気持ちが前に出てきた。
不思議だった。
急に喋ってる。急に電話の声も大きくなってる。
こんなに違うものなのか。
でも自分ではコントロールができない。
どうして気が晴れたのかもわからない。まるで天気のようだったから。
なんとかそんな調子でおしまいまでこぎつけた。
残業をして帰ると長男は寝てるし、夫は仕事に出かけていた。
家に帰るとまた心が曇りだし、食事を作って食べて、片付けて
そのまま転寝してしまった。
はっと起きると、夫は寝ようとしてるとこで、次男、長女は
もう寝てたし、長男は起きてきたところだった。
長男は今日高校の登校日で夕べは寝ないまま、朝早くでかけて
いったようだ。学校へちゃんと行くだけで立派だ。
今日は夫と一言も話していない。
珍しいことでもないけど。
こんなの、やっぱり悲しい。
わたしには普通でいいから幸せってもうないのかな。
だんなさんに話せる人ってうらやましい。
昔たしかにそうだったのだけど。
それも今は昔。

もう3時だ。
再び寝る。
今日の夕方訪れたテンションがいつもだといいのに。
いまの会社向きのテンション。
それが実は本当の自分かもしれない。
なかなかたどりつけない。

ベア眺める。
ちょっとほっとする。
明日はどうかな。