月子日記

思うこと、好きなもの

思えば遠くへきたものだ。

2011-03-28 20:38:22 | Weblog


一昨日の早朝出発して、山口県の夫のお父さんのお墓に
着いたのはお昼。

そこで夫はお墓の修復。
わたしは草むしり。
夫のお父さんのご実家をのぞいたら、カギはあいてるのに、
家のなかに人気がなく、廊下にほこりがたまり、荒れていた。
どうしたんだろう。去年会ったおじさん。
夫ともしかしたら入院とかしてるのかも、と話してた。

それからまた250キロ高速を走り、なんとかとった生口島の民宿へ。

しかし....

この民宿。
クチコミどおりほんとうにぼろかった。
すごい昭和のままだった。昭和がホコリをかぶっていた。
でも料理の文句がなかったので、期待してたけど。
そしたらおかみさん、震災でサカナが入らないなどという。
え?
こんな島なのに?瀬戸内のサカナも入らないなんて
ほんとうかな。
おコメやお水はわかるけど。
サカナは地元で漁師さんがとるからあるんでは?と疑問が...

ほんとうにしょぼい料理だった。
まずいわけではなかったけど。
なんだ、料理もだめなら、だめじゃん。
昭和な雰囲気がだめってわけでない。
ただ、なんか、変だった。
ただならぬ雰囲気を感じた。

夜中に夫が熱を出した。
冷たいものが飲みたいという。でも自販機が宿のなかにはないので、
おもてへ出て、路地を曲がったところまで行かないと
自販機がない。
真夜中2時前。ものすごく怖かった。

さいきんわたしはおばけとか、幽霊とか、そういう系を
怖がらないようになってた。
でも、ここはちがう。怖いのだ。夕方夫と商店街を歩いたが、
かつての賑わいは影もなく、いまはつぶれたお店が並んでた商店街。
なんか異様な空気を感じてた。
決死の覚悟でジュースを買って、小走りで帰ったけど
でも、この世のものでないものにどこからか、見つめられてる
ような気がしてほんとうに怖かった。
夫もそんなことを感じていたみたいだった。
夫の熱ももしかしたら?

でもまあ、なかなかない体験をしたし、
瀬戸内はもういいや、って思った;;

朝ごはんを食べたらさっさと家へ帰り、家でお昼から再び
のんでました;

山口は2回目。
毎年こうしてゆくんだろうな。
来年は有馬温泉あたりにしたほうが無難だとおもう...

しかし片道約600キロ。

思えば遠くへきたものだ

山口出身の中原中也の詩。
毎回わたしもおもう。ほんとうにとおい。

夫のお父さんもそう思ってたにちがいない。

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