旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション52 「青森ぜいたく三昧」(八戸駅)

2021-12-23 08:23:50 | 駅弁コレクション
【青森ぜいたく三昧】(八戸駅)
                           2021.12.23投稿

2007年(平成19年)5月12日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格1,150円
                       [製造元](株)吉田屋


 掛紙(スリーブ)のデザインは、吉田屋で多く見られる商品写真を載せたものです。
 右下に描かれた木造総二階の堂々とした建物は、1926年(昭和元年)当時の尻内(現 八戸)駅前新築された本社社屋です。
 この建物は旅館として使用され、その後食事処「酒楽亭」となり、現在は「居楽屋『かくれ庵 千年の宴』八戸東口駅前店」となっています。


 茶飯の上に、大間産本マグロのづけ2切れ・煮うに・いくら・錦糸玉子・しば漬が載っています。


 確かに『ぜいたく』な内容ですが、見た目がちょっと地味かなと思いました。
 現在は販売されていないようです。

 製造・販売の吉田屋と言えば、1961年(昭和36年)の販売開始以来のロングセラー駅弁『八戸 小唄寿司』が有名です。
 創業は、東北本線戦線開通の翌年1892年(明治25年)。
 板前を志す函館の若者が包丁一本を携えて上京の途中、開業したばかりの尻内駅(現 八戸駅)で下車したところ。偶然、駅長の目に留まり、駅員のまかないの仕事を任されることになり、翌年にはおにぎりと漬物だけの弁当をホームで売り始めたのが「吉田屋」の始まりだそうです。
 2013年(平成25年)4月には、東京工場操業を開始しています。
また、創業者の縁もあって、新函館北斗駅舎内で「お弁当カフェ」を営業しています。


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