平成27年7月26日、津軽半島に出かけてきました。
今日の目的は、8月10日から当分の間営業休止となる、海峡線にある津軽今別駅を訪ねることと津軽線に乗ることです。
津軽今別駅が当分の間営業休止ということは、新しく北海道新幹線奥津軽いまべつ駅が開業するまでということだと思われます。ということは、海峡線にある津軽今別駅に降りることができるのは、8月9日までということになります。
週間天気予報では晴れの予報でしたが、昨日になって曇り時々雨に変わった予報どおり今にも雨が降りそうな中、6時53分の青森行きに乗って出発。
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浅虫駅の手前で陸奥湾が見えてきましたが、その向こうに見えるはずの津軽半島は見えません。
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7時41分、青森駅到着。4番線には「リゾートしらかみ2号」秋田行きが「青池」編成で停まっていました。また、5番線には、新青森発「リゾートあすなろ八戸2号」となる回送列車が停まっていました。車両の編成や設備は違うものの、どちらもHB-E300系と呼ばれる「ハイブリッドシステム」(ディーゼルエンジンは積んでいるものの発電用で、リチウムイオン蓄電池と組み合わせ電気モーターを使用して動いています。発車時は蓄電池充電電力を使い、加速時はディーゼルエンジンで発電機を動かし、蓄電池電力と合わせてモーターを回転させます。また減速時にはモーターが発電機となり、ブレーキエネルギーを電気に変換して蓄電池に充電するシステムです。)を搭載した列車です。
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さて、津軽今別駅は海峡線にある駅なので、青森駅発8時25分発「白鳥93号」に乗らなければ降りることができないのです。でも、「白鳥93号」には津軽線の蟹田駅から乗ることとします。その理由は、今回使っている切符にあります。
「あおもりホリデーパス」。土・休日の1日(年末年始やゴールデンウィーク期間、7月下旬から8月末日まであおもりねぶた開催日を除く期間は、平日も利用できます)青森県内のJR線と青い森鉄道線の普通列車(快速を含む)の自由席が乗り放題で、一人2,470円。さらに、大人の休日倶楽部会員だと一人1,230円。野辺地から青森までの片道運賃が1,040円ですから、大変お得な切符です。
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ということで、青森駅からは8時5分発蟹田行き普通電車に乗車します。
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3両編成の車輌には、各車両一桁の乗客を乗せ出発しました。
油川駅を過ぎ、左手に北海道新幹線が見えてきた頃には、青空も見られるようになってきました。
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今日は日曜日と言うことで乗客も少ないからということなのか、運転士は見習い君。その試験なのか、試験官を含む4人が運転席を囲むようにいて、いろいろ指示を出したり、記録を取ったりしていました。
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蟹田駅に着くまでに、奥内駅と郷沢駅で貨物列車とすれ違いになりましたが、2本ともJR貨物のEH800形電気機関車が使われていました。この機関車は、平成28年3月に予定されている北海道新幹線開通によって青函トンネルを中心とした海峡線の新幹線と在来線の共用区間の電圧が新幹線に合わせて交流20kVから同25kVに変わるため、在来線の設備の他に新幹線と同様の設備が必要になることから、五稜郭駅と東青森駅間で使用するために新しく作られた機関車です。
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蟹田駅が近づいてきて、国道280号と平行して陸奥湾沿いに進みますが、先ほどまで雨が降っていたのか路面も濡れていて、天気は良ければ下北半島も見えるはずなのですが今日は見ることはできません。、
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途中すれ違う貨物列車に遅れがあった影響か、3分遅れの8時46分蟹田駅に到着。
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ここから、8時51分発白鳥93号に乗ります。目的の津軽今別駅は青森県にありながらJR北海道の駅なので、「あおもりホリデーパス」は使えないので、JR東日本の中小国駅とJR北海道の津軽今別駅間の乗車券を買いました。但し、特急券は必要ありません。蟹田駅・木古内駅間は普通列車が走っていないため、特例区間として特急券なしで普通車の自由席に乗れるのです。
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津軽今別駅までは、13分。発車するとすぐに「次は津軽今別」の案内テロップ。
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9時4分、定刻津軽今別駅到着。
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通常の6両編成に2両増結しての8両で運転していたため、2両がホームから外れていました。
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ここで降りたのは、私達だけでした。
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なぜここに来たかったのか。それはこれです。
新幹線(正しくは、新幹線が通る予定)の線路上から、奥津軽いまべつ駅の構内を見ることができるからです。
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現在、津軽今別駅のホームは、新幹線を挟む形で上りと下りに分かれいているため、新幹線(正しくは、新幹線が通る予定)の線路上に踏切があり、そこから見ることができるのです。
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9時20分頃、新幹線・在来線共用区間を新青森行きスーパー白鳥16号がやってきました。
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津軽今別駅に停車する列車は朝夕上下各2本。
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本来通過するスーパー白鳥16号が止まり、JRの制服を着た一人の男性が降りてきました。
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10時10分頃、今度は函館行きスーパー白鳥95号がやってきました。新幹線規格との共用区間を走っているので、線路が3本あるのが見えます。
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この列車も通過するはずですが、ホームに人影が。やはり臨時停車して、一人を乗せていきました。
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2本の列車を見た後、駅の外に出ることにしました。
駅前には、道の駅いまべつ 半島プラザ「アスクル」の建物が見えます。ここは、町特産品のもずくうどんを食べることのできる食堂や海産物や特産品も販売していました。
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駅からは、階段で降りていきます。
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降りたところには、建物に隣接するように津軽二股駅があります。ここはJR東日本の駅になります。
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「アスクル」の向には、奥津軽いまべつ駅と駐車場につながる通路が出来ていました。
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先日、見学会が開かれただけあって、駅舎もほぼ完成しているように見えます。
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津軽今別駅には、ホームに待合室がありましたが、津軽二股駅のホームには待合室が無いため、「アスクル」の入り口に時刻表や運賃表が掲示されていました。
これを見ると、津軽線と海峡線は会社の違いと路線の違いもあり、駅が隣接しているにもかかわらず津軽今別駅・蟹田駅間の運賃が340円に対して、津軽二股駅・蟹田駅間の運賃は320円と20円の違いがありました。
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ここからは、11時46分の津軽線に乗って龍飛崎を目指します。
ここで少し早めの昼食。いまべつ牛ミニステーキ150g、2,500円(ライス・サラダ・スープ付)。おいしくいただきました。
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「アスクル」は来春の北海道新幹線奥津軽いまべつ駅開業に向け、今年4月24日に改装オープンして以来、来店者が6月31日で2万人を突破したそうで、開店から約1か月で改装前の年平均来店者数に匹敵するとニュースにもなりました。
この日も、車で訪れる人が後を絶たず、私たちが食事をしたときには空いていた食堂のテーブルも昼前には全部埋まっていました。
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「アスクル」の一角には、7月10日に「聞きこみ!ローカル線気まぐれ下車の旅」の取材に訪れた出演者がサインしたTシャツが飾られていました。
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11時46分、津軽線三厩行き普通列車のキハ40が1両でやってきました。
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津軽二股で4人降りた車内は6人の乗客でした。
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津軽二股を出て間もなく海峡線の高架下をくぐり、三厩駅を目指します。
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途中、今別駅で3人が降り行きました。
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津軽浜名駅を過ぎると海岸線に出で、先には龍飛崎が見えてきました。
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「風の岬へようこそ」の看板が見えると間もなく終点三厩駅です。
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三厩駅には定刻の12時の到着。ここは、昭和26年に青森駅・蟹田駅間が開通した津軽線を昭和33年に延伸し開業した駅で、当時の読み方は「みうまや」。それを平成3年に現在の読み「みんまや」に改称したところです。
通常は、1番線を使用しないそうですが、今日はリゾートあすなろ竜飛号が運転される日で、1番線に停まっていました。
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帰りの列車まで、3時間57分あるので、三厩駅から12時10分発龍飛崎灯台行きの外ヶ浜町営バスに乗って青函トンネル記念館へ向かいます。
駅から乗った人は私達の他2名。途中から地元の人が5人ほど乗りましたが、途中の元宇鉄までに降りてしまいました。運賃は1回の乗車100円でした。
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三厩の地名は、源義経が平泉を逃れ、ここから蝦夷地へ渡ったとされる義経北行伝説に、義経一行の馬三頭を並べてつないだとされる三つの海食洞があることから、三つの厩 (うまや)ということで、三厩という地名になったと言われています。
そのため、三厩には義経伝説にまつわりところがたくさんあります。その一つの義経寺は山の上にあります。
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青函トンネル記念館には12時40分の到着。
バス停には、青函トンネル工事で使用された機械類が野外展示されています。
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青函トンネル記念館の隣には、記念館が運営しているケーブルカー青函トンネル竜飛斜坑線の青函トンネル記念館駅があります。
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地上の青函トンネル記念館駅と地下の体験坑道駅の間778mを8分結んでいます。
元々は青函トンネル工事の際、作業員の移動や物資の輸送などを目的として建設されたもので、青函トンネルにある本州側の竜飛定点(旧・竜飛海底駅)に通じています。青函トンネルを走行中の列車が火災を起こしたときなどは列車が竜飛定点に停車し、このルートで避難することができるようになっています。実際に、今年4月3日にはスーパー白鳥34号が青函トンネル内で発煙し緊急停止したため、乗客がこのルートで地上に避難しました。なお、北海道側の吉岡定点(旧・吉岡海底駅)の斜坑にも同様の目的でケーブルカーが存在するそうですが一般公開されていません。
13時10分発21便で下ります。車両は「セイカン1」の形式名のある「もぐら号」単線なので、営業用はこの1両だけです。
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冬季(11月11日から翌年4月24日まで)は記念館が休館するため、青函トンネル竜飛斜坑線も営業休止となりますが、営業休止期間でも行われるトンネル内のメンテナンス作業用車両が置かれています。
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前方の風門が開くと、14度の傾斜を下っていきます。
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実際に使われた作業抗の一部が体験坑道となっています。
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体験坑道には、実際に青函トンネル掘削に使用された機械や、トンネルの堀片を説明するパネルなどが展示されていて、音声ガイドを聞きながら乗客が一緒に進んでいきます。
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作業抗の先には竜飛定点につながる風門がありました。
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体験坑道駅からは、13時47分発24便で地上に戻ります。
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斜坑には、青函トンネル記念館駅・体験坑道駅間に2,247段の階段も併設されていますが、通常は歩くことができません。
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上についても、風門が完全に閉まるまでは外に出ることはできません。
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帰りのバスまで30分あまり時間があるので、始発の龍飛崎灯台のバス停まで歩くことにしました。
日本海側は少し明るく見えます。
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天気が良ければ、北海道を見ることができたのですが…。
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「ホテル竜飛」の下を青函トンネルが通っています。
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龍飛崎灯台の下には、「津軽海峡冬景色」の歌碑があり、観光客で賑わっていました。
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この近くには、車が通れない国道として有名な「階段国道」もあり、その隣には「階段村道」と名付けられた、展望台に続く階段も整備されていました。
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ここには、4年ほど前の「鶴瓶の家族に乾杯」で有名になった、「たっぴyaの母さん」の移動販売の店もあります。一度足を止めると何かを買わなければならない気分にさせる、不思議な店(人)でした。
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結局、乾物を一つ買いました。「たっぴや」のシール付きでした。
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14時30分。再び町営バスの乗って三厩駅に戻ります。乗客は、私たちの他に一人。
次の青函トンネル記念館の停留所からも1人。来るときと同じ顔ぶれです。
三厩駅までのバス路線は、階段国道から続く国道339号ですが、海と崖に挟まれた幅簿狭い道路で、岩をくりぬいたトンネルなどがいくつかあるため「酷道」とも言われています。
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それでも途中には、「太宰治文学碑」や「鎧島」といった観光名所的なところもありました。
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15時2分、三厩駅に戻って来ました。
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帰りの列車まで、55分ほどありますが、駅前には商店なども無く時間をもてあます感じでした。
駅の中を見ると、窓口の電灯のカバーがホタテ貝の形をしていました。
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帰りの列車は、15時57分発弘前行き臨時快速リゾートあすなろ竜飛2号です。2両編成全てが指定席です。
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普段は使わない1番線からの発車なので、ポイントは現場での手動です。
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リゾートあすなろ竜飛2号の車内です。平成22年12月の東北新幹線新青森開業に合わせて作られただけあって、まだ新しい匂いを感じました。
座席は回転リクライニングシート、車両の運転台の後部は、大型の窓と腰掛やソファーが設置されています。また、車内にはモニターが設置されて前方風景が映し出されています。
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15時57分定刻の発車です。78人の定員に対して7人の乗客と2人の運転士、2人の車掌が全てでした。
三厩駅から青森駅まで55.8km津軽線の旅ですが、津軽線の魅力については、BS JAPAN(BS7チャンネル)8月3日20:00~22:00放送の、「聞きこみ!ローカル線気まぐれ下車の旅」を御覧下さい。
三厩駅を出て一つ目のトンネルを抜けてすぐ右手に、青函トンネル入口広場が見えます。
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今別駅を過ぎると、津軽半島の内陸を進みます。
海峡線の高架下をくぐり、津軽二股駅を通過すると左手に奥津軽いまべつ駅に隣接する、北海道新幹線の保線車両基地が見えます。
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トンネルの中も、きれいにモニターに映し出されています。
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北海道新幹線と海峡線が分岐する大平トンネル入り口にある、海峡線の上を越える新幹線大平線路橋が見えてくると、間もなく新小国信号場です。
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海峡線用が3本、津軽線用が1本の計4本の線路と、海峡線を通る貨物列車にあわせ十分な長さが確保されています。ここで下り特急スーパー白鳥19号函館行き待ち合わせのため6分停車しました。
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ここはJR北海道管轄の津軽線と海峡線の分岐点でもあり、JR北海道とJR東日本の会社境界でもあります。そのため、青森側の線路脇には境界を示す標識が設置されていました。
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信号場を出発し、天気も回復し、順調に蟹田駅を目指します。
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蟹田駅では、津軽線三厩行き普通列車と札幌行き高速コンテナ列車が行き違いのため待っていました。
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蟹田を出発して、左手に陸奥湾を見ながら次の停車駅を目指します。
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油川駅を通過し、時刻は17:05分。次は青森、17時31分の到着のはずなのに早すぎる。と思ったら、青森駅の手前の新油川信号場で列車待ち合わせのため19分間の停車。右手には、東北新幹線青森車両基地の建物が見えます。
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下り特急スーパー白鳥21号函館行き1本だけの待ち合わせでした。
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17時24分、今度こそ青森駅へ。JR東日本青森車輌センターを右に見て進みます。
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間もなく、17時31分青森駅到着です。
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三厩駅を15時19分に先発した普通列車の所要時間が1時間34分。そしてこの快速列車の所要時間も1時間34分でした。
青森駅で青い森鉄道に乗り継いで帰路につきました。
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おしまい
今日の目的は、8月10日から当分の間営業休止となる、海峡線にある津軽今別駅を訪ねることと津軽線に乗ることです。
津軽今別駅が当分の間営業休止ということは、新しく北海道新幹線奥津軽いまべつ駅が開業するまでということだと思われます。ということは、海峡線にある津軽今別駅に降りることができるのは、8月9日までということになります。
週間天気予報では晴れの予報でしたが、昨日になって曇り時々雨に変わった予報どおり今にも雨が降りそうな中、6時53分の青森行きに乗って出発。
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浅虫駅の手前で陸奥湾が見えてきましたが、その向こうに見えるはずの津軽半島は見えません。
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7時41分、青森駅到着。4番線には「リゾートしらかみ2号」秋田行きが「青池」編成で停まっていました。また、5番線には、新青森発「リゾートあすなろ八戸2号」となる回送列車が停まっていました。車両の編成や設備は違うものの、どちらもHB-E300系と呼ばれる「ハイブリッドシステム」(ディーゼルエンジンは積んでいるものの発電用で、リチウムイオン蓄電池と組み合わせ電気モーターを使用して動いています。発車時は蓄電池充電電力を使い、加速時はディーゼルエンジンで発電機を動かし、蓄電池電力と合わせてモーターを回転させます。また減速時にはモーターが発電機となり、ブレーキエネルギーを電気に変換して蓄電池に充電するシステムです。)を搭載した列車です。
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さて、津軽今別駅は海峡線にある駅なので、青森駅発8時25分発「白鳥93号」に乗らなければ降りることができないのです。でも、「白鳥93号」には津軽線の蟹田駅から乗ることとします。その理由は、今回使っている切符にあります。
「あおもりホリデーパス」。土・休日の1日(年末年始やゴールデンウィーク期間、7月下旬から8月末日まであおもりねぶた開催日を除く期間は、平日も利用できます)青森県内のJR線と青い森鉄道線の普通列車(快速を含む)の自由席が乗り放題で、一人2,470円。さらに、大人の休日倶楽部会員だと一人1,230円。野辺地から青森までの片道運賃が1,040円ですから、大変お得な切符です。
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ということで、青森駅からは8時5分発蟹田行き普通電車に乗車します。
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3両編成の車輌には、各車両一桁の乗客を乗せ出発しました。
油川駅を過ぎ、左手に北海道新幹線が見えてきた頃には、青空も見られるようになってきました。
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今日は日曜日と言うことで乗客も少ないからということなのか、運転士は見習い君。その試験なのか、試験官を含む4人が運転席を囲むようにいて、いろいろ指示を出したり、記録を取ったりしていました。
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蟹田駅に着くまでに、奥内駅と郷沢駅で貨物列車とすれ違いになりましたが、2本ともJR貨物のEH800形電気機関車が使われていました。この機関車は、平成28年3月に予定されている北海道新幹線開通によって青函トンネルを中心とした海峡線の新幹線と在来線の共用区間の電圧が新幹線に合わせて交流20kVから同25kVに変わるため、在来線の設備の他に新幹線と同様の設備が必要になることから、五稜郭駅と東青森駅間で使用するために新しく作られた機関車です。
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蟹田駅が近づいてきて、国道280号と平行して陸奥湾沿いに進みますが、先ほどまで雨が降っていたのか路面も濡れていて、天気は良ければ下北半島も見えるはずなのですが今日は見ることはできません。、
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途中すれ違う貨物列車に遅れがあった影響か、3分遅れの8時46分蟹田駅に到着。
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ここから、8時51分発白鳥93号に乗ります。目的の津軽今別駅は青森県にありながらJR北海道の駅なので、「あおもりホリデーパス」は使えないので、JR東日本の中小国駅とJR北海道の津軽今別駅間の乗車券を買いました。但し、特急券は必要ありません。蟹田駅・木古内駅間は普通列車が走っていないため、特例区間として特急券なしで普通車の自由席に乗れるのです。
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津軽今別駅までは、13分。発車するとすぐに「次は津軽今別」の案内テロップ。
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9時4分、定刻津軽今別駅到着。
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通常の6両編成に2両増結しての8両で運転していたため、2両がホームから外れていました。
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ここで降りたのは、私達だけでした。
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なぜここに来たかったのか。それはこれです。
新幹線(正しくは、新幹線が通る予定)の線路上から、奥津軽いまべつ駅の構内を見ることができるからです。
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現在、津軽今別駅のホームは、新幹線を挟む形で上りと下りに分かれいているため、新幹線(正しくは、新幹線が通る予定)の線路上に踏切があり、そこから見ることができるのです。
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9時20分頃、新幹線・在来線共用区間を新青森行きスーパー白鳥16号がやってきました。
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津軽今別駅に停車する列車は朝夕上下各2本。
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本来通過するスーパー白鳥16号が止まり、JRの制服を着た一人の男性が降りてきました。
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10時10分頃、今度は函館行きスーパー白鳥95号がやってきました。新幹線規格との共用区間を走っているので、線路が3本あるのが見えます。
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この列車も通過するはずですが、ホームに人影が。やはり臨時停車して、一人を乗せていきました。
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2本の列車を見た後、駅の外に出ることにしました。
駅前には、道の駅いまべつ 半島プラザ「アスクル」の建物が見えます。ここは、町特産品のもずくうどんを食べることのできる食堂や海産物や特産品も販売していました。
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駅からは、階段で降りていきます。
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降りたところには、建物に隣接するように津軽二股駅があります。ここはJR東日本の駅になります。
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「アスクル」の向には、奥津軽いまべつ駅と駐車場につながる通路が出来ていました。
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先日、見学会が開かれただけあって、駅舎もほぼ完成しているように見えます。
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津軽今別駅には、ホームに待合室がありましたが、津軽二股駅のホームには待合室が無いため、「アスクル」の入り口に時刻表や運賃表が掲示されていました。
これを見ると、津軽線と海峡線は会社の違いと路線の違いもあり、駅が隣接しているにもかかわらず津軽今別駅・蟹田駅間の運賃が340円に対して、津軽二股駅・蟹田駅間の運賃は320円と20円の違いがありました。
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ここからは、11時46分の津軽線に乗って龍飛崎を目指します。
ここで少し早めの昼食。いまべつ牛ミニステーキ150g、2,500円(ライス・サラダ・スープ付)。おいしくいただきました。
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「アスクル」は来春の北海道新幹線奥津軽いまべつ駅開業に向け、今年4月24日に改装オープンして以来、来店者が6月31日で2万人を突破したそうで、開店から約1か月で改装前の年平均来店者数に匹敵するとニュースにもなりました。
この日も、車で訪れる人が後を絶たず、私たちが食事をしたときには空いていた食堂のテーブルも昼前には全部埋まっていました。
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「アスクル」の一角には、7月10日に「聞きこみ!ローカル線気まぐれ下車の旅」の取材に訪れた出演者がサインしたTシャツが飾られていました。
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11時46分、津軽線三厩行き普通列車のキハ40が1両でやってきました。
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津軽二股で4人降りた車内は6人の乗客でした。
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津軽二股を出て間もなく海峡線の高架下をくぐり、三厩駅を目指します。
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途中、今別駅で3人が降り行きました。
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津軽浜名駅を過ぎると海岸線に出で、先には龍飛崎が見えてきました。
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「風の岬へようこそ」の看板が見えると間もなく終点三厩駅です。
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三厩駅には定刻の12時の到着。ここは、昭和26年に青森駅・蟹田駅間が開通した津軽線を昭和33年に延伸し開業した駅で、当時の読み方は「みうまや」。それを平成3年に現在の読み「みんまや」に改称したところです。
通常は、1番線を使用しないそうですが、今日はリゾートあすなろ竜飛号が運転される日で、1番線に停まっていました。
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帰りの列車まで、3時間57分あるので、三厩駅から12時10分発龍飛崎灯台行きの外ヶ浜町営バスに乗って青函トンネル記念館へ向かいます。
駅から乗った人は私達の他2名。途中から地元の人が5人ほど乗りましたが、途中の元宇鉄までに降りてしまいました。運賃は1回の乗車100円でした。
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三厩の地名は、源義経が平泉を逃れ、ここから蝦夷地へ渡ったとされる義経北行伝説に、義経一行の馬三頭を並べてつないだとされる三つの海食洞があることから、三つの厩 (うまや)ということで、三厩という地名になったと言われています。
そのため、三厩には義経伝説にまつわりところがたくさんあります。その一つの義経寺は山の上にあります。
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青函トンネル記念館には12時40分の到着。
バス停には、青函トンネル工事で使用された機械類が野外展示されています。
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青函トンネル記念館の隣には、記念館が運営しているケーブルカー青函トンネル竜飛斜坑線の青函トンネル記念館駅があります。
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地上の青函トンネル記念館駅と地下の体験坑道駅の間778mを8分結んでいます。
元々は青函トンネル工事の際、作業員の移動や物資の輸送などを目的として建設されたもので、青函トンネルにある本州側の竜飛定点(旧・竜飛海底駅)に通じています。青函トンネルを走行中の列車が火災を起こしたときなどは列車が竜飛定点に停車し、このルートで避難することができるようになっています。実際に、今年4月3日にはスーパー白鳥34号が青函トンネル内で発煙し緊急停止したため、乗客がこのルートで地上に避難しました。なお、北海道側の吉岡定点(旧・吉岡海底駅)の斜坑にも同様の目的でケーブルカーが存在するそうですが一般公開されていません。
13時10分発21便で下ります。車両は「セイカン1」の形式名のある「もぐら号」単線なので、営業用はこの1両だけです。
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冬季(11月11日から翌年4月24日まで)は記念館が休館するため、青函トンネル竜飛斜坑線も営業休止となりますが、営業休止期間でも行われるトンネル内のメンテナンス作業用車両が置かれています。
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前方の風門が開くと、14度の傾斜を下っていきます。
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実際に使われた作業抗の一部が体験坑道となっています。
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体験坑道には、実際に青函トンネル掘削に使用された機械や、トンネルの堀片を説明するパネルなどが展示されていて、音声ガイドを聞きながら乗客が一緒に進んでいきます。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/24/380f9cfc8827ad275de52afbe742fba1.jpg)
作業抗の先には竜飛定点につながる風門がありました。
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体験坑道駅からは、13時47分発24便で地上に戻ります。
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斜坑には、青函トンネル記念館駅・体験坑道駅間に2,247段の階段も併設されていますが、通常は歩くことができません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/7b/5b0597d39c2822fb0aa83fa5ce4f86a3.jpg)
上についても、風門が完全に閉まるまでは外に出ることはできません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/53/f718bd081f31b7d7fe2874d2c8c7db66.jpg)
帰りのバスまで30分あまり時間があるので、始発の龍飛崎灯台のバス停まで歩くことにしました。
日本海側は少し明るく見えます。
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天気が良ければ、北海道を見ることができたのですが…。
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「ホテル竜飛」の下を青函トンネルが通っています。
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龍飛崎灯台の下には、「津軽海峡冬景色」の歌碑があり、観光客で賑わっていました。
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この近くには、車が通れない国道として有名な「階段国道」もあり、その隣には「階段村道」と名付けられた、展望台に続く階段も整備されていました。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/f4/0c2d0e05d09d58e4bd3cfb76772fa7e5.jpg)
ここには、4年ほど前の「鶴瓶の家族に乾杯」で有名になった、「たっぴyaの母さん」の移動販売の店もあります。一度足を止めると何かを買わなければならない気分にさせる、不思議な店(人)でした。
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結局、乾物を一つ買いました。「たっぴや」のシール付きでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/8b/6acd591823c5ae3b68db8894f9504a9d.jpg)
14時30分。再び町営バスの乗って三厩駅に戻ります。乗客は、私たちの他に一人。
次の青函トンネル記念館の停留所からも1人。来るときと同じ顔ぶれです。
三厩駅までのバス路線は、階段国道から続く国道339号ですが、海と崖に挟まれた幅簿狭い道路で、岩をくりぬいたトンネルなどがいくつかあるため「酷道」とも言われています。
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それでも途中には、「太宰治文学碑」や「鎧島」といった観光名所的なところもありました。
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15時2分、三厩駅に戻って来ました。
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帰りの列車まで、55分ほどありますが、駅前には商店なども無く時間をもてあます感じでした。
駅の中を見ると、窓口の電灯のカバーがホタテ貝の形をしていました。
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帰りの列車は、15時57分発弘前行き臨時快速リゾートあすなろ竜飛2号です。2両編成全てが指定席です。
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普段は使わない1番線からの発車なので、ポイントは現場での手動です。
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リゾートあすなろ竜飛2号の車内です。平成22年12月の東北新幹線新青森開業に合わせて作られただけあって、まだ新しい匂いを感じました。
座席は回転リクライニングシート、車両の運転台の後部は、大型の窓と腰掛やソファーが設置されています。また、車内にはモニターが設置されて前方風景が映し出されています。
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15時57分定刻の発車です。78人の定員に対して7人の乗客と2人の運転士、2人の車掌が全てでした。
三厩駅から青森駅まで55.8km津軽線の旅ですが、津軽線の魅力については、BS JAPAN(BS7チャンネル)8月3日20:00~22:00放送の、「聞きこみ!ローカル線気まぐれ下車の旅」を御覧下さい。
三厩駅を出て一つ目のトンネルを抜けてすぐ右手に、青函トンネル入口広場が見えます。
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今別駅を過ぎると、津軽半島の内陸を進みます。
海峡線の高架下をくぐり、津軽二股駅を通過すると左手に奥津軽いまべつ駅に隣接する、北海道新幹線の保線車両基地が見えます。
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トンネルの中も、きれいにモニターに映し出されています。
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北海道新幹線と海峡線が分岐する大平トンネル入り口にある、海峡線の上を越える新幹線大平線路橋が見えてくると、間もなく新小国信号場です。
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海峡線用が3本、津軽線用が1本の計4本の線路と、海峡線を通る貨物列車にあわせ十分な長さが確保されています。ここで下り特急スーパー白鳥19号函館行き待ち合わせのため6分停車しました。
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ここはJR北海道管轄の津軽線と海峡線の分岐点でもあり、JR北海道とJR東日本の会社境界でもあります。そのため、青森側の線路脇には境界を示す標識が設置されていました。
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信号場を出発し、天気も回復し、順調に蟹田駅を目指します。
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蟹田駅では、津軽線三厩行き普通列車と札幌行き高速コンテナ列車が行き違いのため待っていました。
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蟹田を出発して、左手に陸奥湾を見ながら次の停車駅を目指します。
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油川駅を通過し、時刻は17:05分。次は青森、17時31分の到着のはずなのに早すぎる。と思ったら、青森駅の手前の新油川信号場で列車待ち合わせのため19分間の停車。右手には、東北新幹線青森車両基地の建物が見えます。
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下り特急スーパー白鳥21号函館行き1本だけの待ち合わせでした。
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17時24分、今度こそ青森駅へ。JR東日本青森車輌センターを右に見て進みます。
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間もなく、17時31分青森駅到着です。
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三厩駅を15時19分に先発した普通列車の所要時間が1時間34分。そしてこの快速列車の所要時間も1時間34分でした。
青森駅で青い森鉄道に乗り継いで帰路につきました。
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おしまい
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