旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション28-第2版 「元祖 かに寿し」(鳥取駅)

2024-02-16 13:49:43 | 駅弁コレクション
【元祖 かに寿し】(鳥取駅)
                         2021.11.26   投稿
                         2024.02.16第2版投稿

2002年(平成14年)4月6日
 地元スーパーの駅弁大会で購入 価格920円
                      [製造元](株)アベ鳥取堂

 これは掛紙ではなく、外箱というかパッケージです。
 多くの「かに寿し」「かにめし」に共通する、かにの絵が大きく書かれています。
 裏には、観光案内図と店主の挨拶が載っています。


 箱から取り出すと、再びかにの絵。


 酢飯の上に、錦糸玉子と千切りにした甘酢生姜がちらしてあり、その上にかにの甲羅のほぐし身と足の肉が載っています。付け合わせは塩昆布と奈良漬です。


 浜坂駅の『浜坂名物 松葉かに寿し』を懐かしんで、近い鳥取駅のこの駅弁  を購入しました。

2006年(平成18年)9月16日
 地元スーパーの駅弁大会で購入 価格920円
                      [製造元](株)アベ鳥取堂

 掛紙や中身は前回と全く同じでした。
 若干の違いは、裏の表示でした。


 前回は気にもしませんでしたが、複数の商標登録の表示が有ります。


2023年(令和5年)7月2日
 東京駅「駅弁屋 祭』で購入 価格1,480円
                      [製造元](株)アベ鳥取堂

 かにの絵と商品名が大きく書かれた掛紙(ピロータイプの箱)は、以前購入したものと変わりはありません。


 掛紙(ピロータイプの箱)の裏はレイアウトに変更はあるものの、観光案内図・店主挨拶と内容表示等が載っています。


 箱から取り出すと、再びかにの絵が描かれた掛紙がゴム留めされた容器が現れます。




 掛紙を外すと、揮発性の成分が行き渡り、風味を損なうことなく、抗菌効果を発揮すると言われている「ワサオーロ」のシートを載せた八角形の容器が現れます。


 酢飯の上に、錦糸玉子と千切りにした甘酢生姜がちらしてあり、その上にかにの甲羅のほぐし身と足の肉が載っています。付け合わせは塩昆布と奈良漬です。




 半世紀を超えるロングセラー「元祖かに寿し」。いつ食べても変わらぬ美味しさでした。

 製造・販売の(株)アベ鳥取堂は、1943年(昭和18年)10月から鳥取駅構内で駅弁の販売を開始しました。
 1952年(昭和27年)に冬季限定で「元祖かに寿し」の製造販売を開始し、その後1958年(昭和33年)にはかにの身の保存技術を開発し、通年販売となりました。
 八角形の容器は、かにの甲羅に似せて作った物で、全国で一番最初に考案し、使用を開始したそうです。
 その後、カニを用いた寿司が各地で作られるようになったことから、「元祖かに寿し」と名称を変更し、1972年(昭和47年)には商標登録を出願しています。
 現在も1,480円で販売されていて、公式ホームページにも次のように掲載しています。
 本物の“かにの身”をふんだんに使った鳥取の名物弁当。販売開始は昭和27年で、年間通して販売を始めたのは昭和33年、約半世紀にわたって皆様に愛されてきました。
 昭和33年に“かにの身”のフレッシュ保存技術を開発し、その独自のノウハウで全国に先駆け年中販売を開始した商品です。この商品に使われている材料は、“かにの身”を始めとし、酢・錦糸玉子・米などすべてがオリジナルです。
 八角形の容器は、かにの甲羅に似せて作った物で、全国で一番最初に考案し、使用を開始しました。



2 コメント

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Unknown (I.SATO)
2024-02-16 18:03:41
カニ弁当は北海道の長万部だけかと思っていましたが元祖は鳥取なのですね。
長万部は毛ガニを使っています。
だいぶ以前から特急の予約販売限定になりましたが、暫く食べたことはありません。
I.SATOさん、おはようございます。 (旅の窓)
2024-02-17 06:28:30
最近は肉系の駅弁が人気のようですが、一昔?二昔?前は、有名無名に関わらず「とりめし」「かにめし」「かにずし」の駅弁が、全国各地でたくさん存在したように記憶しています。

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