旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション319 「焼鯖寿司」(新青森駅)

2024-01-11 12:09:03 | 駅弁コレクション
【焼鯖寿司】(新青森駅)
                            2024.1.11投稿

2022年(令和4年)11月13日
 スーパーマエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格842円
                    [製造元](有)幸福の寿し本舗

 中身をイメージさせる写真やイラストはなく、商品名だけの高級感をにじませるデザインの掛紙と竹皮風の紙で包装された駅弁がしっかりラップで巻かれています。


 掛紙を外しても、竹皮風の紙に添えられたお箸と一緒にまたラップされています。


 ラップを外して、紙の包装を解くと惣菜用のプラスチック製トレーが現れます。


 赤酢を使った酢飯の上に焼き鯖がのっていますが、間に大葉と甘酢生姜を挟んでいます。それに醤油が添えられています。




 一般的な鯖寿司と違い、間に大葉と甘酢生姜を挟んでいる分、押し寿しような一体感はく、物足りなさを感じる方もあると思われ、評価が分かれる駅弁と言えます。

 当ブログでの「駅弁」の定義は、2022.2.28投稿の『駅弁コレクション0~「駅弁」とは』で示してあります。
 それに従って、この『焼鯖寿司』も「駅弁」として分類しました。
 また、製造元の公式ホームページでも「駅弁」として分類され、次のように紹介されています。

 脂がのった肉厚の鯖を特製ダレに漬け込み、じっくり焼き上げました。
 シャリは脂の多い魚と相性が良い赤酢を使用しました。
◆ 価格   :税別780円(税込842円)
◆ 容器サイズ:200mm × 100mm × 45mm

 しかし、【ライター望月の駅弁膝栗毛】新青森駅弁・幸福の寿し本舗が、駅弁の米に「青天の霹靂」を使う理由(By 望月 崇史 公開:2023-05-31 更新:2023-05-31)の中で、望月さんの問いに対して幸福の寿し本舗の那須尚幸営業部長が、『焼鯖寿司』は駅弁ではないと明言していますので、その部分を引用します。
望月:屋号に“寿し”が入っている以上、“酢飯”にもこだわりがありますよね?
那須:駅弁以外の酢飯については、米は同じく青森県産の「まっしぐら」を使っています。酢飯にしたとき、米の粘り気が少ない分、パラパラして寿司向きの米なんです。通常使う酢は、メーカーさんにオーダーメイドしたブレンドのものを使っています。NEWDAYSで販売している「焼き鯖寿司」は、江戸前寿司由来の赤酢を使用しています。脂がのった魚には、赤酢が合うんですよ。格段に美味しくなったと自負しています。


 実際、幸福の寿し本舗の駅弁には『駅弁マーク』が付けているのですが、これには付いていません。当ブログでは独自の判断で駅弁コレクションに入れました。
 なお、2019年(令和元年)から販売されている、北東北のNewDays、NewDays KIOSKで限定販売「絶品みちのく弁当」は、実食していますがこちらも独自の判断で駅弁コレクションに入れていません。


 製造元の幸福の寿し本舗は、青森市に本社を置く『イギリストースト』で全国的に有名になった製パン業者「工藤パン」が、1984年(昭和59年)9月に弁当・寿司・サンドイッチなどの米飯調理パン専門工場として設立した会社です。


その後、各コンビニエンスチェーンのブランド製品製造や学校給食委託炊飯等も手掛け、駅弁事業に積極的に参入した時期もあり、「駅弁味の陣」での入賞歴もあります。
 『駅弁味の陣2015』で、「海鮮小わっぱ」が「駅弁大名」を受賞。
 現在も1,200円で販売中。

 『駅弁味の陣2016』で、「津軽海峡にぐ・さがな弁当」が「副将軍」を受賞。
 すでに終売。

 『駅弁味の陣2019』で、「青森県産本まぐろ使用本まぐろ御膳」が「そそられ賞」を受賞。
 すでに終売。



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