【富山の棚田】
山の斜面や谷間の傾斜地に、階段状に造られている水田を「棚田」といいます。
小さなものまで数えれば千枚にも達するところから「千枚田」ともいわれ、その風景はふるさとの原風景として、日本人の心の中に刻まれてきました。
◎長坂の棚田(氷見市)
農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれた「長坂棚田」。急な傾斜地に階段状に作られた田は約150枚、「ここからの立山連峰は最高」棚田越しに富山湾、そして立山連峰を望む絶好のロケーションです。
◎三乗(みのり)の棚田(八尾)
三乗の棚田は、乗嶺・下乗嶺・高峰・新名という地区にまたがっている棚田です。平成11年にこの地区が「日本の棚田百選」に選ばれたことと周辺地域を含んだ農村風景としての美しさが、当町の代表的な景観となっています。
◎山田宿坊の棚田(富山市)
富山市山田宿坊の棚田は、「美しい日本の村コンテスト」の農林水産大臣賞を受賞した地区で、宿坊大橋から見る棚田は大変にすばらしく、各種棚田のパンフや雑誌に取り上げられています。
◎坪池の棚田(氷見市)
坪池の棚田は、丸く入り込んだ田圃の形が面白く、また機械が入らないほど面積が狭いものの、手作業で生産されたコメは「ほかのコメとは別の倉に入る」といわれるほど、うまさには定評があります。天日干しのはさがけ米は食味が向上するため、住民らが昔から手間を掛けて自家消費用に作っているとのこと。
◎原野の棚田(砺波市)
◎奥山田の棚田(石川県津幡)
小矢部から津幡に向かうとき、国道8号線を通らず、峠越えのルートにある棚田です。 石川県の棚田というと輪島の白米の千枚田があまりにも有名ですが、ここ、奥山田の棚田もともに日本の棚田百選に選ばれています。