THE READING JOURNAL

読書日誌と雑文

「カクテルを楽しむ 」

2006-02-28 | Weblog
「バーのある人生」  枝川 公一著

3.カクテルを楽しむ 

今日の所は、バーに無くてはならない、カクテルについて。
まずカクテルの歴史から始まり、カクテルの香りなのどの逸話、さらに代表的なカクテル各々の話。

まずカクテルの歴史は結構古いが、大航海時代にイロイロな香辛料や薬草が持ち帰られてから、まず、混合酒(リキュール)が生まれ、同時に、カクテルも生まれた。生まれはともかく、育ちはアメリカの庶民の間である。
また、カクテル(cooktail=雄鶏の尻尾)の語源はイロイロあり、ここでは何種類かの説を紹介している。

また、カクテルの楽しみに、その香りがある事を著者は強調している。レモンをピールする事(薄いレモンの皮を折り曲げて、カクテルの上からエキスを飛ば事)も香りにとって重要であるそうだ。

「レモンのピール(皮)は苦みと香りと、ふたつの油成分がある。苦みの油分は重たくっ て、搾るとまっすぐに落ちる。一方、香りを持っているほうは非常に軽いから苦みのフワーッと飛ぶ。苦みをグラスに入れてはいけない。そこで、ピールをグラ スから10センチから15センチ離し、斜め上四五度の角度で搾りなさい。こうすると、苦みはカクテルの外に落ちてしまい、軽い香りだけが飛んできて《マ ティーニ》に降りかかるよ。」

こういう一つ一つにバーテンダーの細かい配慮がある。

以下、イロイロはカクテルについての逸話がならぶ。

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【二月のまとめ】 

読み終わった本は、以下の2冊。

「狭き門」 ジッド著 (読了06)
「英語上達 完全マップ」 森沢洋介 著 (読了06)

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【購入図書】06

「最後の御奉公 宰相 幣原喜重郎」
塩田 潮 著 文藝春秋 1992年 2000円 (380円で購入)

「日本文学史序説 上」
加藤周一 著 筑摩書房 S50年 (280円で購入)

「日本文学史序説 下」
加藤周一 著 筑摩書房 S55年 (380円で購入)