そよそよ風がふいてます

青い葉っぱが揺れてます

12☆りっぱな大人との出会い

2007年01月26日 | Weblog
 この社会の中で信念を持って生きているさまざまな大人の人たちに出会い、あるときは協力し、あるときはその方々の得意分野のお裾分けをいただいた。
1番に挙げられるのが「刻む会」、アジアの戦争被害者に思いを馳せ心に刻む会・・・
そこにはさまざまな職業の人たちが年に1度、外に呼びかける集会のために何度も集まり準備した。娘12歳、息子15歳、今年はどんなおじいさんおばあさんがどこから来るのだろうか?準備の会にともにいることで学んだものは大きい。戦争はもういやだと思う人たちの敬虔な姿に魅せられていた。ずっと現在にいたっても年中行事である。その方たちと働くのが楽しいのだと思う。
 お裾分けというのは、その中でいつも音響を担当している高校の英語の先生が英検を受ける時に模擬面接(インタビュー)試験をしてくれたり、フリースペース作りに頑張る若夫婦がパソコン組み立ての仕事を依頼してくれたりしたことである。英語の先生は12,13歳で英語の日常会話を話す少女たちに尊敬のまなざしで接してくださった。

 人に優しいまなざしを持っている人たちは、子供を一人の人として受け入れ、大人のひとりでもあるかのように役割分担をしていった。子供たちは当たり前のようにやっていった。集会の内容自体は非常に悲惨なもので、年齢が上がるにしたがって心を痛めることも多くなったが集会中は耐えていた。12歳の時にはインドネシアのおじいさんの話のテープ起こしをしたが、13歳の時には台湾から招かれた元従軍慰安婦のおばあさんの同行者の英語通訳をして皆に紹介、話をつなげた。2つの中国語とそれを英語通訳する人だけの来日だったので、その英語を訳し皆の質問も英語で伝えた。相手方は、日本でこんなに若い子が英語をしゃべるのをみたことがないとしばらく英語だけで会話して娘も楽しんでいた。

 共存して生きていく・・・子供たちに伝えたいメッセージである。弱い立場の人たちを
大切に大事に思う心が、このような人たちから言葉としてではなくしぜんに伝わり、若いときにほんとによく耕された。成長した今も、とても優しい対応と理解で幼いホームスクーラーに慕われている。
たくさんの大人モデルに学び、それをまたすぐ実践できるのもホームスクーラーの特権です。