そよそよ風がふいてます

青い葉っぱが揺れてます

2☆10年の休暇の始まり

2006年06月28日 | Weblog
 みんなりっぱな大人になりました・・・前ので完結しちゃいましたね。

この10年、いえ親が知らないで子供たちが苦しんでいた時からは15年。
最初のころのことが嘘のようです。
苦しくても学校に行くのがあたりまえと子供たちは思ってがんばって
いました。ついにひとりが体に変調をきたしました。変調というより
体の生きようとする機能が止まってしまったのです。
「子供は死ぬまでがんばる、そばにいる大人がストップかけないで
どうする!」医者から激しく言われたのにもかかわらず、転居してでも
学校に行かせようとした,子供の側に立てない子供の安全の責任の取れ
ない親でした。

転居した学校に行かせて、体だけではなくもう心で、死んでしまいたいと
思わせるまでになりました。成長期に体重ががたおちしていたもうひとり
にも山村留学の田舎の学校だったら、と行かせてしまいました。

今思うとなぜあれほど学校にこだわり続けたのか、そんな教育を受けて
きたんだ、といえば言い訳になってしまうけれど、子供が成長して必死に
訴えることができて、やっと子供の置かれている状況がぼんやりと見えて
きたおそまつな親でした。

ふたりともその後とても素敵な10代を過ごしました。
耐えていたエネルギーを躍動するエネルギーに代えて、
自分のうちから溢れ出るものを実社会の中で工夫しながら、
ある時は行き詰まりながら、ああでもないこうでもないと失敗を
恐れることなく繰り返しながら着々といろんなものを、
ものにしていきました。

でもそれは自己肯定できてから。
学校を辞めても、行かなくてもいいとなっても、
ホームスクーリングだね、と
胸をはろうと思っても、一度ざっくり傷ついた傷は
いつまでも痛かったようです。
できればそこをなんとかしたかった・・、
すぐに情報を探して早くもうひとつの
いや、今はたくさんある
学校以外の道を歩ませてあげたかったです。







10年の休暇?

2006年06月28日 | Weblog
 子供たちの生き生きとした顔が好きです。そして何かに夢中に
なってる顔も。夢中になって夢中になって、難しくても遠回りしても
なんとしてもやってのける。子供ってすごいな、と何度思わされたこと
でしょう。

 きょうホームスクーリングファミリーで1日過ごす「ばおばぶ」
がありました。絵本を読んでもらう子、ゲームで盛り上がりいつの間に
仲良くなったの?という男の子たち、パソコンを直すお兄さん、
教えてもらうお母さん、またお母さん同士の情報交換。
この8月出産予定のもとホームスクーリングっ子のヤンママさん。

ひとりのお母さんがある教育向けに書かれている本を持って来られとても
憤慨しておられました。学校に行ってない、行けない子供たちのことを
ものすごく否定的に書いていたからです。教育向けの本を書くような人
なのに情報が皆無のようで、自分の経験に基づいてだけ書かれていて目も
あてられない内容でした。

 辛い学校に行くか、それとも死ぬか、それしかない子供たちがいたと
したら大人はどうしたらいいのでしょう。

 我が家のホームスクーリングの始まりは、息子が「学校に行かなくても
いいらしいよ」と本屋でそんな本をみつけてきたことと、娘が子供の日
特集のNHKBSの番組「学校に行かない子供たち」を見て
「わたしもこれがいい!」と訴えたことから始まります。

それからのこと・・・・・どこまで書けるかわかりませんが、
我が家の場合はホームスクーリングがベストだったそのことを
伝えたいと思います。
「別の道もあるんだよ」

そして、みんなしっかりりっぱな大人になりました。