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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

ポジティブのみが良いわけではない「認知行動療法」(石井華)

2016年03月25日 | カウンセリング

 横浜クリニック石井華先生の「認知行動療法」を受講しました。

先生はまだお若いのですが 大学院卒業後直ちに常勤セラピストとして

勤務され 豊富な治療実績をお持ちです。ここには提示できませんが

丁寧で、親しみやすい資料と具体的な治療例が印象的でした。

 

その他印象的なものを提示します。

 

*認知行動療法とは

  個人の行動と認知の問題に焦点を当て、そこに含まれる行動上の問題、

認知の問題、感情や情緒の問題、身体の問題、そして動機づけの問題を

合理的に解決するために計画された構造化された治療法であり、自己理解

に基づく問題解決とセルフ・コントロールに向けた教授学習のプロセス

                                      (板野、1995)

*認知行動療法の特徴

(1)計画され構造化された治療法

   ・初回から終結までの全体の流れを構造化

    ①アセスメント

    ②問題の整理(ケースフォーミレーション:見立て)

    ③心理教育

    ④目標や期間の設定

     ⑤介入方法の決定

  ・一回のセッションも構造化

    話したいテーマや話すべきテーマを決めてから面談を始める

  ・各疾患ごとに効果が十分に実証された治療パッケージがある

(2)治療姿勢

  ・共同作業の重視(協力的経験主義)

    クライエントとカウンセラーが問題解決のためにチームを組み作業を行う

    ラポール形成、十分な心理教育、セッション内容の構造化

   ・「今、ここでの問題 」を重視

        クライエントが今現在抱えている問題に焦点を当てて、その解決を図っていく

  

*石井先生が考える認知療法とは

  心理的に混乱した時に、その時の状況や自分の考え方などを多角的な

視点で見直し、色々な技法を用いて現実的で客観的な視点を養っていく

スキルトレーニング


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ururu)
2016-03-23 13:55:03
こんにちは~
「認知行動療法」興味深いのですが・・・

「ポジティブ」ではダメなんでしょうか?
あらら、揚げ足取りみたいですいません
m(__)m
返信する
ururuさん (ゆめとttm21)
2016-03-24 08:16:00
初めまして。
ブログを拝見しますと、随分「ポジティブ」な人生をお過ごしの様で大変素晴らしいと思います。

可能であれば「ポジティブ」であることが良いのは当然なのですが 抑うつ状態で「ポジティブ」になれない人が そのことで自分を責めることなく その状態を受け入れて(自己肯定)罪悪感を持たずに 思いきり泣いたりすることが 時には有効であるという意味に受け取っていただけたらと思います。
返信する

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