とんちき軍団、韓国探訪・その４

私達が足を止めた屋台。なにやら白い粉だけ置いてある。なんだろう？
その屋台の若いお兄さんが
「これ見たことありますか～？ちょっと見ていってくださ～い。」
そう言って始めたのが

「これはハチミツです。とてもかたいハチミツを伸ばして伸ばしていきます。」

「2本が4本、4本が8本、8本が16本、、、、」

どんどん伸ばしてたたんで伸ばしてたたんでハチミツは細い糸状になります。倍々ゲームですね！

「ハイ、これで16384本になりましたー。」
おおー、さらさらの糸みたい。
だけどそれはなに？

お兄さんはナッツやら胡麻やらをこのさらさらの糸でくるみます。
「ハイ、これが韓国伝統の王様のお菓子でーす！」

初めて見るお菓子でした。
その場で１箱購入して早速食べてみると
その糸状のハチミツはあっという間に口の中でふわーと溶けて中身のナッツが甘くて美味しい。
ちょっとびっくりの食感。

これが『龍のひげ』です。（こちらで実演の動画が見れます。）
ソウルのあちこちにこの龍のひげのお店はあり、お店それぞれで実演をしていて、
変な日本語で日本の古いギャグを織り交ぜながら実演も工夫してるみたいです。
そして味もお店によって違うのです。
この明洞の屋台で買った龍のひげはとても美味しかったのだけど
他の明洞のお店で買ったのはそうでもなかったり。
そして、龍のひげは日持ちはある程度するのですが、やっぱり鮮度が命。
時間が経つとふわふわサラサラの食感がなくなりカチカチになります。

ネットでも買えますね。↓ショップリンク（画像をクリック）

クール便でフワフワサラサラの食感が保てるみたいです。
私がお土産で買って帰った龍のひげはカッチカチになっていました・・・。それでも美味しかった。

一通り屋台を楽しんだとんちき軍団は、ここで一旦ホテルにもどります。
でもまだまだ夜は長いのだ！
ソウルの眠らない街、東大門（トンデムン）へと繰り出します。
東大門は、大きなショッピングビルが立ち並び
しかもそれらの殆どがオールナイト営業なんだから驚きです。
若いお姉ちゃんならウキウキとそのファッションビルへと買い物に行くのかもしれませんが
とんちき軍団はそんなビルには目もくれず、ただ東大門市場へ直行。
目指すは居酒屋屋台。
ポンさんの強いこだわりであった
「韓国ドラマにでてくるような屋台で酒を飲みたい！」という希望をかなえるためです。

この変なパーマのおばさんに「ドージョ、コチラエドージョ」と促されて入った屋台では


まず餃子とチヂミを注文。

屋台でも例外なくサービスでたくわんとスープが出てきました。
画像にはありませんがキムチももちろんサービス。

すると、私達の隣の席の酔っ払いのおっさん（韓国人）が
「おいおい。」と私達に話しかけてきて
「酒はマッコリだよ！マッコリはこうやって飲むんだよ！」（多分こう言っていたと思われる）と
キムチを食べ、マッコリをグイッと飲んでみせるので
「へぇ、そう。」と曖昧な笑顔で答え、とりあえず私達はビールを飲んだのでした。

でも、もちろんマッコリも頂きましたよ！


そして変なパーマのおばちゃんが鉄板でホルモンをジュワーーと炒め始めたのを見て
思わず注文したのが、このホルモンのキムチ炒め？唐辛子炒め？

これが、一番、まずかったです。見た目に反して全然味がしませんでした。

更に言いますと、この屋台の料理は全体的にまずかったです。
変なパーマのおばちゃんは楽しかったんだけどなー。
というのも、
隣の酔っ払いのおっさんが、酔っ払いすぎておっさん同士ケンカをし始め
店を去り際に酒をガッチャンとこぼして行ったので
おばさんは私に
「ワタシ、ニクイ。アノヒト、ニクイネ。」と愚痴をこぼしながら片付けていました。
多分、あのおっさん達はいつも酔っ払ってはおばさんに迷惑かけてんだろうな。
私は
「日本でも同じだよ。酔っ払いはどこも一緒。」と
おばさんに通じたかはわからないけど、そう言って慰めると「アハハー」と笑っていました。
なんだか楽しかったです。

そんなこんなで東大門で屋台を楽しんだとんちき、
特にポンさんは韓国ドラマの主人公になりきって酒が飲めて嬉しそうでした。

その後は市場を買い物しながらブラついて、タクシーを拾ってホテルに戻りました。
だけど、まるきんはまだ「飲みたい。」と言って
途中コンビニに寄り、またマッコリやビールの酒類とおつまみを買いこむのでした。
「早くしろよ！」とポンさんに叱られながら。

ホテルに戻って、明日の予定を計画するフリをしながら結局飲んだくれるとんちき軍団。
実は前の晩一睡もしてなかったポンさんが早々にコッテリと寝てしまい（無理もないね～）
私とまるきんは、おつまみで買ったうずら玉子をウマイウマイと言いながら酒を飲んでいて
一体いつ寝たんだかよく覚えておりません。

明日は9時起床の予定です。
本当に起きれるんでしょうか？

　　　　　　その５につづくーーーーっ！