人間は暇である。

「人間は暇である。故に何かを始めることができる」をモットーにプラモ作ったり日常語ったりしてます。

Seving Private Ryan

2008-04-30 00:10:05 | 日記
え~ついさっきまで、雪風さんの記事とそれに呼応するみちるさんの絶賛、それとツタヤ半額クーポンによって、映画「プライベート・ライアン」を観てました。


…何も言えん。

冒頭の「映画史に残る20分」つまりオマハ・ビーチ上陸作戦のシーンはもうなんか「リアルの戦場をよくぞここまで再現した」と戦慄を覚えましたね。
現に戦争経験者をして「これに臭いが加われば本物の戦争だ」と言わしめたそうですし。
カメラに飛び散る肉片、吹き飛ぶ四肢、何のフィルターも無く映し出される足の切断面、見える大腿骨、零れ落ちる内臓、そして兵士の血を吸って赤く染まった波…
冗談抜きで「屍山血河」、地獄と称するにはあまりに具体的すぎる…

二次大戦の後の世代だからこそ観るべきですね。
今の平和が仮の平和だとしても、それでも「あの頃」に比べればどんなにいい時代か身にしみて感じます。


あー冒頭だけで記事が書ける~w


とにかく「リアル」でしたね。
巻き込まれた一般の民衆もきちんと描写されてるし、捕虜を殺すといった人間のエゴもきちんと描いてる。大出血等のかなり過激な流血も淡々と描く。
まそれ以上に兵器の描写がすごかったですけど。

例えばライアン二等兵が持ってる銃、アレ素人目にはM14に見えたんですがどうでしょ?雪風さん。
アレが弾を撃ちつくした後なんか鉄板みたいなのが「びょーん」って飛び出るんですよ。なんか私はアレみて感動しました。「あぁ、こうすれば弾切れ分かるなー」って。

ただま、ちょ~っとだけ苦言を呈させてもらうと、ドイツ兵の髪型が同じすぎ。
いくら「ヒトラーの軍」だからって全員丸刈りは無いでしょ。一般兵は普通の髪型なんじゃね?とか思ってたらWikipediaに『丸坊主はむしろ現代のネオナチのファッション』って書いてあった。やっぱりね~。

…っていうか「I love American!」って命乞いして墓穴掘らされたドイツ兵とアバムが最後に殺した兵士って同じで、メリッシュ殺したのとは別人なんだ。わかんなかったよw
だとしたらなおさらアバムは「れっきとした兵士」になったんですね。敵討ちで殺した訳じゃないんですから。


ウィキ読んでて面白かった小ネタ。
以下引用。
『・トム・ハンクスをはじめとした出演者たちは、リアルな演技をするために元海兵隊大尉のデイル・ダイの協力の下、新兵訓練と同等の訓練を10日間受けさせられた。その間は教官がいきなり俳優達に向かって発砲(空砲)したり、当時の兵士達が持ち歩いていた道具と装備を全て背負わせて延々と行軍させたりと内容的にとても厳しいものであった。』
『・ライアン二等兵役のマット・デイモンはこの新兵訓練の参加メンバーから意図的に外された。これは10日間の過酷な訓練を通じて救出隊のメンバーにマット・デイモン=ライアン二等兵に対する反感を植えつけるため。』

二つ目のが笑ったw
そこまでやったかい、おぬしらw
徹底してますね~。


えーとプラモじゃありませんが…

総評!
☆☆☆☆☆
観るべき。普段映画見ない人でも観るべき。





さて、夜通しFateでもやりますかねw



ではまた

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2 コメント

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Unknown (雪風)
2008-04-30 00:36:21
あれがM14に見えるとは鴉さんも軍事系の目が肥えてきたと見えるww

あれはそっくりな旧世代火器「M1“ガーランド”」
ってやつ。
画期的なセミオートだったんだけど途中でリロードできない。+リロード時の「ジャキーン」で敵にも「リロード中です」って教えてるようなもんで
前線の評価は色々。
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Unknown ()
2008-04-30 19:33:15
貴方にそういってもらえるとなんか自信出てきましたw

ま確かに「ジャキーン」は敵に言わせりゃ「ちょっとタンマ~」って言ってるのと同じでしょうからね。
「戦争にタンマウォッチは無ぇよ」
バァン
で終わりですなw
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