月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

仏智満入

2013年03月02日 20時01分34秒 | 仏々相念(住職日記)

どっぷりと・・・

 

春一番が吹いた昨日。

県内の高校では卒業式が行われました。

ラジオを聞きつつ「春」を感じていたことです。

 

昨日、夕方から久しぶりに息子とドライブに出掛けました。

酷い雨で爽やかなドライブではありませんでしたが楽しく車を走らせたことです。

狭い車内に2人・・・

ボソボソ話したり、沈黙あったり・・・

学校のこと、車のこと、趣味のこと・・・

ボソボソと・・・

 

息子もあと1年です。

来年の今頃は卒業しているのです、多分。

一年生の時はもの凄く長く感じた。

「あまりのしんどさに、これからどうなるんやろ~」って思っていたとか。

でも、2年生は早く感じた。

慣れるのでしょうね・・・

3年はもっと早くなるのでしょう・・・

 

「あと一年か~・・・」

「あっという間だね・・・」

「来年の今頃はこの車乗ってるかもしれんね~」

「ホントだね~」

「整備しておいとくから乗ってくれよ!」

なんてことを話しつつ、寂しさを紛らわせてたコイツでした。

 

息子もここを出ていくことになります。

自分の夢に向かって一歩一歩・・・

それでいいのです。

したいことがある!

そんな人生、羨ましいです、コイツ。

力のないコイツ・・・

せめて気持ちはず~っと寄り添っていたいと思うことです。

 

娘の卒業のことを書いた坊守のブログ。

今日、読みつつジワ~って込み上げてくるものがありました。

偶々、一人なものですから寂しかったのでしょうか・・・

坊守の言葉に幼少からの娘の当時が重なって見え・・・

「さあ、羽ばたいて・・・」

娘もまた、自分の人生を歩んでいます。

願生ってるよな~・・・

 

こんな感じで我が家の春先のひと時が流れます。

 

きれいにお荘厳なさっているお寺にお参りさせていただきました。

本堂にお参りするということは気持ちいいことですね。

寂しきご縁であっても尊さの中にある。

いま・・・あなたに包まれてある。

そんな温もりに出会うひと時。

 

すべて仕立て上げているから安心してくれよ・・・

そのおはたらきのなんと有難いことか・・・

安心して合わさん手を合わさせていただいたことです。

 

夕方、柔らかい春の日差しが本堂のなかに入り込みます。

肩の力を抜きつつ今日を振り返る。

今日も一日もいろんな心を起こしました。

こんな恥ずかしい一日ですけど、親さまの心にどっぷり浸かっていました。

 

どっぷりと。

明日も願生ろう!


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