月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

唯一無二

2011年07月31日 21時00分04秒 | 仏々相念(住職日記)

どうして命は・・・

 

この季節になると「夏休み子ども相談室」がラジオで放送されます。

結構好きでご縁に向かいながら車の中で聞いたりします。

「なるほど~・・・さぁ、どう答える・・・」って子どもの純粋な質問を聞きながら唸らせられ、答えを考える先生方を案じてしまいます。

答えを聞きながら、「うまいよな~・・・」

今一の時には、「それじゃ、難しいやろ・・・」って評論家よろしく、ブツブツいってしまうのです。

でも、いつも思うのです、難しい言葉って平気で使っているよな~・・・

自分のこととして、当然のように使っている仏さまの言葉は、初めて聞いてくださる方には難しいのですね。

 

「命はなぜ一つなんですか?」「なるほど・・・」

テレビゲームでは、死んだ命はボタン一つで蘇ります。

フッと思ったのかも知れませんね・・・なんで一つなんやろ・・・

難しくて私には答えることができません。

 

生きとし生けるものすべてに一つの命。

でも、その一つの命は一つ一つの細胞が集まってできているんですよね。

もっと広い眼で見てごらん・・・世界という命は一つだけど皆、み~んなが集まって一つになっているんだよね。

「なるほどな~・・・」

 

命は一つだけれども、一つじゃない・・・

みんなに支えられて生かされる命。

私の命であるけれども私だけの命ではない・・・

この命生かさんがために、多くの、多くの、多くの・・・命が支えて下さっていました。

 

今日一日を大切に生き抜かせていただきませんか・・・


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