11月中旬が過ぎて、秋晴れの清々しい日々が続いておりましたが、
関東地方は、昨日から冷たい雨が降り続き、急に冬になってしまったようです。
寒暖の差が大きい時季ですので、どうぞ体調にお気をつけてお過ごしくださいね。
先日、近くの公園には真っ白な山茶花(さざんか)が見頃を迎えていました。
とても大きな木で、秋晴れの空とのコントラストがほんとうに美しくて・・・
毎秋、楽しませていただいております。
「山茶花は 白一色ぞ 銀閣寺」
明治から昭和時代初期に活躍された俳人「小沢 碧童(おざわ へきどう)」が詠んだ句です。
銀閣寺は、室町時代後期の文明14年(1482年)に「足利 義政(あしかが よしまさ)」よって開かれました。
正式名称は「東山慈照寺(ひがしやまじしょうじ)」といいます。
義政は、ここを拠点に様々な文化を育みました。(東山文化)
古都京都の文化財として世界遺産に登録されており、
東山文化を代表する建築物として世界中の人々に親しまれています。
広大な庭園には、四季折々の花々が咲いており、
大きな山茶花の木も、何本か生息しているそうです。
山茶花の野生種は、もともとは白一色だったと記されており、
当時からずっと人々を楽しませてくれていた風景が目に浮かび、
深く感銘を受けました。