3月になり、風にも陽ざしにも春らしさの感じられるころとなりました。
季節の変わ目ですので、どうぞ体調に気をつけてお過ごしくださいね。
小庭の片隅には、3年目を迎えた沈丁花(じんちょうげ)が見頃を迎えています。
春のやさしい香りに癒されております。
沈丁花は、とてもゆっくりと成長する低木として古くから親しまれています。
我が家の沈丁花は、15cmほどの小さな苗から育てておりまして・・・
ようやく30cmほどの大きさになりました。
剪定はしておりませんが、自然に丸い樹形になって成長しています。
「沈丁の 小枝小枝の 花簪」
大正時代から昭和時代に活躍された俳人「山口 青邨 (やまぐち せいそん)」が詠んだ句です。
◎沈丁(じんちょう)→沈丁花(じんちょうげ)・春の季語
◎花簪(はなかんざし)→花をモチーフにした簪(かんざし)
沈丁花の手毬(てまり)ような花が、舞妓さんの「花かんざし」のように本当に可愛らしくて・・・
春の訪れとともに濃い桃色の蕾(つぼみ)がゆっくりと開花しながら、
花全体が淡い桃色へと移り変わってゆきます。