作家の寮美千子さんが中心として開催されている「奈良少年刑務所の心をつなぐ」会に参加してきました。
今回のゲストは、元刑務官の坂本敏夫さん。
2011年に京都弁護士会でも講演していただいたことがあり、今回、奈良にお越しになるということを聞き、ぜひとも再会したいとお邪魔してきました。
坂本さんからは、奈良少年刑務所の歴史、矯正教育として極めて先端的な実践を行い、それが成功していた。
それなのに、刑務所が廃止され、行われていた矯正教育がどこにも引き継がれなかった。
成功しすぎていたことから、出る杭が打たれちゃったんじゃないか。
奈良県は、刑務所が存在しない唯一の都道府県になってしまった。
とても残念...というお話から始まり、
日本の刑務所や死刑の実情、オウム事件の真相、えん罪が生まれる構造などなど、盛りだくさんのお話をしていただきました。
講演終了後は、寮さん手作りのお料理で懇親会!
なんと素晴らしい!どれもおいしすぎます。
多彩な参加者との交流はとても楽しい時間でした。
寮さんの最新刊「あふれ出たのはやさしさだった」は、あちこちで話題になっているようです。
寮さんが奈良刑務所で行われていた社会性涵養プログラムで起こった数々の出来事を描いたノンフィクションです。
読まなくっちゃ!
寮さん、坂本さんはぜひ京都弁護士会にお招きして講演していただきたいと思います。