テーマは「親権」
天才子役が、その事務所社長である母親に対して、親権の停止
を求める審判を古美門弁護士に依頼する。
さて、この親権停止は、民法が改正されて、本年4月から新しく
始まった制度。
子どもからも申し立てをすることができます。
民法第834条の2
父又は母による親権の行使が困難又は不適当であることにより子の利益を害するときは、家庭裁判所は、子、その親族、未成年後見人、未成年後見監督人又は検察官の請求により、その父又は母について、親権停止の審判をすることができる。
2 家庭裁判所は、親権停止の審判をするときは、その原因が消滅するまでに要すると見込まれる期間、子の心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮して、二年を超えない範囲内で、親権を停止する期間を定める。
古美門に対抗するのは、元検察官の古美門弁護士(中村敦夫)、
そう、古美門弁護士(堺雅人)の実の父親。
古美門親子にも親子の葛藤があり、冷淡な古美門弁護士も動揺し、依頼者である天才子役
に感情移入していく。
弁護士も人間です。生い立ちや生育、人生があります。
依頼者に共感し、感情移入してしまうこともあります。
しかし、他方で、常に冷静な第三者でいなければ、弁護士としてプロフェッショナルの仕事はでき
ません。
依頼者とともに悩み、苦しむとともに、法律家として冷めていることとのバランスが求められます。
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