裁判員裁判で初の全面無罪判決は、千葉地裁の覚せい剤密輸事件でした。
この事件は東京高裁で逆転有罪となっていましたが、最高裁で、再度、無罪となりました。
弁護人は、千葉弁護士会の浦﨑寛泰弁護士ら。
お土産として預かったチョコレートに缶に覚せい剤が入っていたことから、「チョコ缶事件」と名付
けられたそうです。
事件名には、事件の起こった地名を冠したものが一般的です。
例えば、足利事件、布川事件、日野町事件、氷見事件、志布志事件、財田川事件、島田事件、
松山事件、飯塚事件、秋葉原事件、池田小学校事件などたくさんあります。
被告人の名前を冠した免田事件、袴田事件などもあります。
東電OL殺人事件、坂本堤弁護士一家殺人事件、公証人役場事務長逮捕監禁致死事件のよう
に被害者のキャラクターに着目したもの、
名張毒ぶどう酒事件、地下鉄サリン事件、三菱重工爆破事件、大韓航空機爆破事件のように
事件内容に着目したものもあります。
ユニークなネーミングとしては、信玄公旗掛松事件、カフェー丸玉女給事件、桃中軒雲右衛門事
件といったものもあります。
「チョコ缶事件」!!! 事件内容に着目したネーミングの一つですが、ちょっとお茶目です。
誰が名付けているのかよくわかりませんが、マスコミなどで自然と名前ができあがってくるようです。