役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

各駅停車でぶらり(日進と智恵文)

2012年05月10日 22時27分53秒 | Weblog
今日も寒くなりそうな感じです。

今日は以前から名寄駅を出て少し行くと
ヒマワリがきれいな丘のある公園に行ってみることにしました。

まずはぶらりと日進へ向かいました。

途中
美深駅までは
昨日同様
札幌行き特急

なんともカッコいい

やっぱり特急は良い。

美深駅では待合室に暖房が入っていました。


1時間ほど各駅停車を待ち

日進駅へ
駅ホームが小さく車体がはみ出ていました。


汽車を見送り

ヒマワリの丘へ

すぐ傍に待合があり

中もジャリ

普通列車が行った方角は閑散とした緑が広がり

民家が数件あるものの
人の気配はなく・・・

丘へ


歩いて3分程度で到着

お年寄りがゴルフ中・・・。


サンピラーパークという場所でしたか・・・。

ヒマワリの時期には早いのは分かっていましたが
どんなところか行って見たかったのでした。


黄色い土しかありませんでした。
種まきもまだのようです・・・。

きれいな公園です。

園内を散歩


いろいろな遊具が広々と設置されていました。

都会だと
危険という信じられない理由で撤去が相次ぐ中
楽しそうな公園に見えました。

小高くなった丘の上にロッジが有ったので
行ってみることに・・・

展望がすばらしい。

芝桜が微妙に生えていて
それなりに心安らぐ空間です。

ロッジの上もまだ公園

ロッジの前にあるベンチに腰掛け

芝桜を見ながら少々休憩・・・

ロッジの中は休憩所とトイレ


結構長い時間
景色を眺めて休憩していましたが
列車の時刻が有るので先を進みました。

日進駅に戻って来ると

列車がすぐにやって来ました。

次は2駅先の智恵文駅へ。

乗って来た列車を見送り


駅に見えないけど駅


駅前らしくないけど駅前


地図が有ったので

位置を確認し
次の列車までの時間散策です。



良い天気です。


天塩川を渡り

ヒマワリ畑の方角へ


途中、智恵文神社

国道40号線の曲がり角交差点


車が通らない・・・。

もうちょっと行ったところに畑が有るのですが
時間が無くなってしまいました。

引き返すことに


遠くに名寄方面に向かう普通が見えました。

あれが名寄で折り返してくるのでしょう。

まだまだ寒いこの季節
溝には雪が残っていました。


駅に到着


10分ほどで稚内行がやって来ました。


音威子府駅まで乗車し
そこからは特急サロベツに乗車
1時間ほどの待ち時間
駅前をぶらつくと

除雪された雪がまだ5mくらいの山のまま

この地方の
本格的な春はまだのようです。


。。。。

今日こそは見たい(稚咲内~抜海)

2012年05月09日 23時24分50秒 | Weblog
今日こそは見たい利尻山。
そう思ってオロロン街道を歩いて見ることにしました。

新聞やテレビの天気予報で
一番天候の良さそうな日を選びました。
たぶん
見れるでしょう。
そう期待しながらホテルのロビーへ向かうと

確かに
降水確率は0%と雨の心配はなさそう、
ただし最高気温は8度・・・。
かなり寒そうです。


現在朝6時50分
ど~んよりと曇っていて・・・
本当に雨は大丈夫なのでしょうか・・・。

駅前はかなりきれいに整備されていました。

バスターミナルも以前とは比べものにならないくらい
立派になりました。


昔の駅の名残

このあたりが駅だったのですね・・・。

新駅舎が完成
中は

デッキも有り

列車が良く見ます。


7時10分発の札幌行き特急に乗車し
豊富駅へ向かいました。

約40分の旅
学生が多いのに驚きました。

6時台に普通があるのですが
次はなんと10時台までない・・・。
だからか
通学で特急を使っているようです。
稚内市は人口4万人程度の街
十分市内の高校で間に合うような気がするのですが
豊富駅で
ほとんどの学生が降りていました。
親は費用負担が大変です。
片道1410円するのに
3年間だと相当な金額になる。

学生たちは
みな同じ学校のようで
今日も学校つまらない
そんな会話をしていました。

自分の経験から
高校は無理して行かなくても良いように思います。

ふと、こんなことが頭を過ぎりました。

どうしても大学に行きたいなら
さなぎマンになって高校に通わねばなりませんが
大学検定という制度も有るわけで
塾や予備校の方が
100倍勉強ははかどります・・・。
酪農など体を使ったお仕事をして
社会勉強した方がよほどためになると私は思います。

私の経験上
公立高校の教師など
10人に1人くらいしか
まともなのはいません。
はっきり言って
社会人としてのマナーがなってない馬鹿が非常に多い。
そんな奴に教えられても
大人に失望するだけです。

それよりも
塾講師はものすごく熱心で
教師間の競争が激しいから
付加価値をいっぱい持った人が実に多い。
こういった人に教えられる方が
人生勉強にもなる。
私はそう思います。

だらだらと
みんなが行くから高校に行くという
付和雷同型の人間も別に構いませんが
結局
大学行っても付和雷同は変わらず
酒飲んで、合コンして
バイトして、デートして、
一発やったとか
エロ話に盛り上がり
それで終わってしまいます。

皆が就職活動するから
同じように流され
誰でも取れる情報に群がり
マニュアルを読み
画一的な答えしか出て来ない。
不景気だから公務員
そんな発想しか出て来ない。

特徴のない
個性のない
自己のない
紺のおそろいの服着ているだけの
抜けがら・・・
そんな学生が100人いても
雇う側は1人もいらない
そう思うのは当たり前のような気がします。

今日もつまらない・・・

そう思う前に
つまらなくなくなる方法を
模索した方が良いのでは
そう心に浮かんできました。

いろんな
事情が人にはありますが
多くの日本人は恵まれていることに
感謝し
日々を大事にしてほしいものです。
その取っ掛かりとして
何かに憧れること
何かに夢中になり熱くなること
大事なのではないでしょうか。
毎日のクラブ活動でも
ボランティアでも
ジョギングでも
ゴミ拾いでも
犬の散歩でも
何でも良いんです。
とことん追求し極めることが大切なのです。

ふと気が付くと
誰もいない駅で思いにふけって
はや30分・・・。

バスは1日2本だけ。

駅前の案内図
稚内まで40kmか・・・
十分歩ける距離・・・。
オロロン街道歩くかどうか
稚咲内に着いてから決めることにしました。


もうすぐバスの時間

バスは定刻にやって来て
私だけを乗せて終点に到着

定刻より2分早い・・・。

稚咲内の交差点

このなにも無い地平線が見える空間がたまらない


先を進むことに



ここから稚内まで41km、
抜海まで28km

ばっかい

抜海駅!

ここに目的地を設定しました。
オロロン街道を北に進み
利尻山を見ながら約7時間
歩くことにしました。

交差点のすぐ傍に道の駅があり

そこでトイレ休憩

この先ずっとトイレが無い。


ここから利尻が見えるらしい

でも・・・
見えない・・・

気を取り直して進みだすと
1台の自転車に抜かれました。


“日本1周してます”と
後ろに書いてありました。

高校生くらいの男子が
颯爽と走り過ぎて行きました。

そうなんです。
こういった無茶苦茶な行動が
高校生くらいの若者には
絶対に必要なのです。
自分の足で
自分の力で
熱意を持って
その時の全力で
楽しみながらがんばるという姿が
絶対に必要なのです。

トラブルもいっぱいあるでしょう。
しんどいこともいっぱいあるでしょう。
雨や風に悩まされることも
怪我することも
体調が悪くなることもあるでしょう。
気弱になることもあるでしょう。
その時の臨機応変な対応で
それを乗り越えることで
自己の未熟さと限界を理解し
大きくなるためには次に何をすべきか
視界が開けてくるものなのです。
一人の寂しさや孤独感が
仲間のありがたさを
分からせてくれるでしょうし
ちょっとした他人の優しさが
身にしみてわかることでしょう。

がんばれ!
日本1周少年!

応援していると

なんとなく
気のせいか晴れて来たような・・・。

先を進みました。


歩き始めて30分

なんとなく青空になって来たような・・・


晴れて来ました。

ながぬま橋まで来ました。

海岸に降りて河口を見てみると
なんとも不気味な赤色のゴミだらけで・・・。


赤土の色なのか
化学薬品の色なのか
私にはわかりません・・・

環境破壊が
見えない所で起こっていなければ
切に願うだけです・・・。


約5km進みました。

先を進みます。

それにしても

ずっと同じ地平線の景色
進んでいるのか止まっているのか
錯覚に陥ります。

電柱が1本もないし・・・。

やっと道が曲がり



8km地点へ

このあたりからラジオが入りにくくなり
AMに切り替えました。

車もほとんど通らず
当たり前ですが
人もいない・・・。

風が比較的弱く
太陽が出てないので紫外線対策もいらない。
すばらしい徒歩日和・・・。
でも利尻山は見えない・・・。

そんな感じで
約2時間半が経過・・・

ふと
道端に何か異様なものが落ちているのに気が付き
見てみると

でかい
2mはある死骸・・・
エゾ鹿でしょうか・・・。

大自然ということですね。

更に進み・・・


ここから稚内市に入ります。

このあたりから内陸に道が入って行き

少々上り下りの坂道になって行きました。

しばらくし

オネトマナイ橋に差し掛かり

海岸線から離れて道は進みます。


それでも地平線が見えるのは相変わらず


だいぶ歩きました。

また海が近くに見えてきました。

相変わらず

利尻山は見えず・・・。

すでに1時を過ぎ

遠くにパーキングが見えてきました。


車5台分くらいの小さなパーキングエリア

ここから晴れていれば
利尻山が一望できるようで


残念でした。

あと抜海まで11kmの地点まで来ました。

ここまで17km4時間経過

先を進みます。




遠くに集落が見えてきました。

4時間以上電柱も無く
人もいないものすごい過疎地域・・・。


ゆうち橋を渡り



歩道が無くなり鉄柵?の上を歩き・・・



途中で歩道が無くなり
鉄製の網みたいな柵みたいな道になり
変だなと感じていました。

それは実は折り畳み式暴風壁だったのでした。

空は晴れているのに
利尻方面だけ雲が残り
残念に思い歩いていると


道の駅に差し掛かりました。




トイレ休憩と少々座って休憩・・・

抜海まであと6km

ずっと気になっていたのですが
稚内市街地までの距離と抜海までの距離の差を
表示する国土交通省の看板が
13km差になったり
16km差になったり
ここの表示は17km差・・・。
この誤差は何なのでしょうか?
小数点以下が四捨五入で表記されているなら
2km程度の誤差はわかるのですが・・・。
13kmと17kmでは4kmも誤差が有る。
同じ道で同じ表記の観測点なのに・・・。

まぁ
だいたいの距離ということで
理解しておきましょう・・・。

で、もうすぐ3時・・・

ふと振り返ると

結構歩きました。

このあたりのアスファルトは荒れ放題で

道の裂け目から
つくしがいっぱい顔を出していました。
ものすごい生命力です。

自然はすごい・・・。




ずっと歩いて来たのは国立公園内

抜海の港が見えてきました。


抜海の集落が近づくと
ちょんまげのような小高い山が見えてきました。


もうすぐ目的地
もう一度海の方角を見てみると

青空が広がるのに
利尻山だけが

雲が掛かっていじわるされています。

今日は諦めました。
もう見えない・・・。


さっきのちょんまげは
神社のようでした。

抜海の集落に到着。


ここから稚内まで16km

でも今日は抜海駅を目指します。


とうとうノシャップ岬が見えるあたりまで来ました。

ずっと歩いてきたオロロン街道とお別れ

抜海駅に向かいました。


このあたりは
まだ防風壁を折り畳んでいないようで


夕方4時を過ぎました。

先に見えるのは抜海駅


到着


駅舎内は殺風景





ごまちゃん


16時台に1本ある。


温度計は8度を差していました。

歩いていると寒さは感じなかったですが
駅舎に着いてベンチに座っていると
結構寒くなってきました。

8度
関西で言えば真冬の気温です・・・。

駅舎内は寒いので
うろうろすることにしました。




ほどなく列車がやって来て

2人しか乗って無いローカル線

窓の外を見ると

オロロン街道が見えました。

抜海駅に行こうと決めなければ
まだ
このあたりを歩いていたことでしょう・・・。

稚内駅に到着

淋しい駅


利尻山は残念でしたが
とても楽しい散策でした。
地平線と海と空
なんと美しく素晴らしいことか。

それに面白いほど人がいない・・・。

稚咲内から抜海まで28km
約6時間30分、
日本1周の自転車少年以外
誰とも会いませんでした。

私向きのハイキングコースです。

。。。。

雲の中に鳥海山、そして稚内へ

2012年05月07日 00時22分51秒 | Weblog
最近
天候が妙に悪い日が続いて
東北や北海道では洪水被害も出ているようです。

そんな中
南に別れを告げ北に向かうのでした。

飛行機からの景色も雲の上ばかり・・・
かなり揺れ
ずっとシートベルト着用サインが消えません・・・。

やっと着用サインが消えたと思ったら
あと30分もすれば新千歳に着いてしまう・・・。

山形県あたりを飛んでいるようで
鳥海山がうっすらと見えました。


そういえば
山形県はほとんど行ったことが無い。
いつも通過するばかりで
出羽三山も行ったことが無い。
山形駅すら
新幹線が開通した年に行って以来
降りてない・・・。

そんなことを思いながら
窓を眺めていると
すぐに着陸態勢に・・・。

ゴールデンウィークも終わったので
やっと私の旅行シーズンです。
ただ
この時期
結構マニアックな旅人が多く
私と同じような道程を歩む方もいるわけで・・・。
同じにおいのする旅人は
すぐに寄って来て話しかけてくるので
今回は自由席は避けることにしました。

で、稚内までグリーン車を利用。

9席あるグリーンに5人乗車。
ビジネス風な紳士2人と老夫婦、
そして私で5人・・・。
札幌から南稚内まで誰も降りず
ずっと5人・・・。

さすがに
みなさん静かで会話も大人しい。
携帯電話を鳴らす人はいませんでした。
読書やゆっくりと会話をしたり
車窓を眺めたりで実に良い雰囲気でした。

グリーンは昔と変わらず飲み物サービスがあり
一人の紳士は喉が渇いていたのか
3回もコーヒーをお代わりしていました。
札幌から稚内まで5時間かかるし
3回くらい普通なのかもしれませんが・・・。

定刻に稚内駅に到着。
それにしても
日本は長い。
沖縄は梅雨の真っ只中で
連日最低気温が20度を下回ることは無い。
そして、ここ稚内は
気温9度と冬です。
このギャップが楽しくさせてくれます。
なんだかワクワクします。

週末まで滞在予定。


。。。。

雨かぁ・・・破綻しては・・・

2012年05月03日 11時59分18秒 | Weblog
そういえば・・・
2週間くらい
太陽の降り注ぐ青い空を見ていないような気がします。
沖縄はずっと雨だったし
梅雨入りするし・・・
関西に戻ったら戻ったで雨、曇りだし・・・。
風も強いし・・・。

で、朝から映画を観に行ったら
ものすごい人で混雑、
さすがは連休中
テルマエロマエを観ようとしたら
満席になってました。
かなり人気が有るようで・・・。
僕等がいた後篇を鑑賞。
内容は・・・
比嘉さんのふくらはぎが
細すぎて気持ち悪かった印象しかない・・・。
どんどはれに出演して以来ずっと奇麗な女優さんだと
思っていましたが
細すぎて・・・
気持ち悪い・・・。
もう少し太ったら
ものすごく美しい女性になるのにな~と
失礼極まりない言葉が頭に浮かんで来ました。

あまりに混んでいるので
2本目は止めました。
家に戻ってCATVを観ることにしました。
政治問題の討論番組。

消費税の増税問題と小沢氏の無罪を受けて
今後自民党との連立をもくろんでいる内情など
いろいろな問題を取り上げていました。

消費税の増税・・・
社会福祉との一体改革らしい・・・。

そうしないと
来る超高齢化社会に対応できず
国家が破綻するらしい。

ものすごく白熱した議論でしたが
私には違和感が有りました。

何故違和感が涌くのか・・・。
それは
国家が破綻することを
すべてのコメンテイターが懸念しているからです。

そこに違和感が涌いたのです。
確かにギリシャのように国家が破綻したら
緊縮財政を余儀なくされ
貨幣価値も大暴落し
福祉施策は多くが切り捨てられ
大変な世の中になることでしょう。

では、
もし破綻破たんしたらどうなるのでしょうか。
そんなに恐ろしいことになるのでしょうか。

世の中
未来永劫
なんでもずっとそのままなんてことはないと思っています。
形あるものはいつかは劣化し朽ちて行く・・・。
それが世の常だと思います。

例えばひとつ
ここで私がずっと疑問に思っていたことを挙げてみます。
それは健康保険と年金です。
給与明細で月だいたい手取りが25万円ありました。
その明細の中には
健康保険料と年金の引き去りが有ります。
健康保険料は13,680円
年金が長期28,147円
福祉掛け金219円、短期517円。
健保は事業主との折半だから倍になる。
これだけの額を毎月支払って行くと
定年間近まで務めたとして
13,680円×2(事業主負担含む)×
30年×16か月分(ボーナス4か月分と計算)+
(28,147円+219円+517円)×30年×12か月=
という大雑把な計算式を立てると・・・。
なんと
健保が13,132,800円
年金が10,397,880円
となり合計23,530,680円となる。
しかもここに40歳からは介護保険料が加わる。
ややこしい計算式があるので
標準報酬月額と率をおおよそで計算すると月1万円程度になる。
10,000円(事業主分含む)×20年×16か月
=2,400,000円
介護保険を含めた合計額が
なんと約25,930,000円になる。
健康保険と介護保険は
死ぬまで続けて負担し続けることを思えば
更に額は増えるわけで・・・。

現状の世の中の趨勢をみれば
給料は据え置きなのに保険料はずっと上がり続け
この試算よりも更に増額されることでしょう。
ずっとずっと・・・。
それにしても25,930,000円って
約2千6百万円の負担って
それも私いち個人でです。
かなりの額ではないでしょうか。

確かに
このことによって
病気疾病や老後の生活保障になるのは事実です。

でも
毎年医療扶助費は増加し続け
お年寄りは増え続け更に長生きになり
社会福祉費はどんどん増加してきています。
2011年度には約108兆円かかったとされています。
今後右肩上がりで費用が増えることは
簡単に想像がつきます。
となれば更なる費用負担が生じます。
3千万円くらいの負担になるかもしれません。
現役世代が老齢世代を支える相互扶助ということを
念頭においても
なぜか納得がいかないという不満感はぬぐえません。

現在
日本の国家債務が1000兆円を越え
ギリシャの国家破たんが実際に起こっています。
いろいろな理由をこじ付けては
日本は破綻しないという高齢の専門家もいます。

実際のところはどうなのでしょうか。
正確なことは私にはわかりません。
どんな理論も一応に正しく見える。

個人的な見解ですが・・・。

どうも
この日本は大丈夫という理論は
年寄りの現行制度での逃げ切り、
いわば“貰い得”を狙った
天皇賞のイングランディーレや
ビートブラックのように逃げ馬一人勝ちを
狙っている節が有るように思えてならないのです。
貰えるものは貰って
後は野となれ山と慣れ・・・
そんな感じで・・・。

何故なら
歳出が歳入を大きく上回り
毎年40兆円50兆円と国債を発行しまくり
借金している現状を考えれば
特財の埋蔵金もうやむやになり
知らないうちに
2000兆円、3000兆円にまで膨らむことでしょう・・・。
それでも大丈夫なのでしょうか。
日本国民には貯金がいっぱいあるからですか?
資産をいっぱい持っているからですか?
そんなのあてにできないでしょう・・・。

普通に考えたら
返済できない額でしょう。

国の制度自体が破綻していると考えるでしょう。

だから
今は何とか嘘で塗り固められていて
騙し通せるから
いろいろな理論で安心感を植え付けて
貰い得の逃げ切りを図ろうとしているのでしょう。

福島原発のでたらめな対応と報道によって
神話が崩れたように
これこそパニックにならないための
博打を仕掛けているのではないでしょうか。

もしも
国家が今破たんしたら・・・
今日破たんしたら・・・。

私は破綻すれば良いと思います。
今すぐにです。

傷は浅い方が治りやす。

破綻すれば・・・

円が大暴落し
今のように四苦八苦して日銀金融政策をしなくて済む。
今、80円切るかどうかの額が
いきなり200円くらいになるかもしれません。
そうなればどうでしょうか。
韓国のサムスンなどウォン安で大きくなった企業のことを考えると
日本に技術力は国家破綻したからといって
無くなってしまう訳ではありません。
逆手にとって
究極の円安が続けば競争力が増すのではないでしょうか。

一時的には
社会保障が無くなったり
無くなるは言い過ぎかもしれません
大幅削減されたり、
給与のカットなど、
増税も超がつくほど凄まじいかもしれません。
年金が大減額され
絶望して孤独死する人も出てくるでしょう。
一番痛手を受けるのは公務員だというのも
避けられない事実でしょう。
親方日の丸が倒れるのですから
ボーナスなし、給与8割カット、
または大リストラもあるでしょう。

しかし、
そんな“大きな苦痛”は
日本の民間の技術力から
劇的に回復に向かうことでしょう。
財政破綻して
円の価値が暴落、
経済がどん底にまで落ちても
すぐにV字回復、
否、バブル期まで回復するかもしれません。

ただ、回復するまでは
少々の時間が必要で
問題を乗り切る覚悟も必要でしょう。
ヒステリーを起こした社会的弱者と呼ばれる人たちが
暴動を起こしたり、
犯罪を起こしたりすることは確実です。
治安が乱れることは必至でしょう。
ハイパーインフレが起こる可能性が大きく
お金を貯め込んだ高齢世代が
特に不平不満が大きいでしょう。

更に失業率も20%くらいに跳ね上がるでしょう。
国家破綻するわけですから
国の公共事業に依存していた大手ゼネコンなど
一気に連鎖倒産することは明白です。
しかし、
輸出産業が円安を背景に
超好景気を迎えるまではさほど時間は要しません。
日本の技術力の高さは
世界に信用されています。
同じものであれば、
日本の製品を買ってくれるのです。
今までは高くて手が出なかったものでも
日本の信頼性から
値段が安くなれば必ず購入されるはずです。

超円安背景でものが売れれば
外国の消費地近くの現地で作るより国内で作る方が安くなる。
輸出向けの商品産業から
雇用が増加し国内の失業率が劇的に回復していく。

私はそう思います。

現在の学生の就職活動を見ていて
確かに
学生側の取りやすい情報に左右された馬鹿さ加減はありますが
それでも就職難は就職難です。
20年近く続いています。
派遣労働者も多い。

多くの20歳~30歳の働き世代は
貯金も少なく
下向き加減です。
テレビでバラエティが多くなっているのも
番組予算の関係上とはいえ
世の中
テレビを見る時間くらいバカ笑いしようぜ
ということなのでしょう。

と、いうことは
この世代には失うものが無いということでは・・・。

よく考えてみると
日本国内
ものすごくきれいで
街が整備されています。
道路にしてもインフラにしてもです。
どこの家にもテレビは当たり前にあり
白物家電のない家を探す方が難しいくらいです。
DVDやパソコンも普通にあり
小学生が携帯電話を持つようになっています。
どこの人も一様に生活を普通に営んでいるのです。
もともと社会生活を営む基礎的地盤が整っていると考えられます。
国家破綻すれば
一時はハイパーインフレに悩まされ
賃金の上昇が追い付かず
物価上昇と賃金上昇がかけ離れて生活困難になる。
しかし、
これだけの社会基盤が整った国内を考えれば
しばらくの辛抱をすれば
必ず物価と賃金は同じ水準になって来るわけで
そこを乗り切れば
必ず先は明るいと私は信じます。
戦後の荒廃した時期を乗り越えた日本人も多く存在するわけで
食べるものなく
住む場所も無く
多くの人が空襲で傷つき
仕事も無く
信じていた天皇や軍が全否定され
日本人の崇高な精神が地に落ち
占領されるという恐怖と不安を抱えた時でさえ
乗り越えて来られたわけで・・・
その時期に比べたら
雲泥の差では・・・。

今日もし国家が破綻したからといって
家の冷蔵庫やテレビが
今すぐ無くなるわけでもなく
普通の生活が
すぐに消えるわけではありません。

ようするに
国家破綻しても
大きな既得権益を持っていない20歳~30歳代にとって
少々乱雑な理論ではありますが
大きな目で見れば大して困らないのではないでしょうか。
他の世代でも既得権益のない世代は同じです。

ある雑誌で読んだことがあるのですが
韓国は現在かなりの好景気らしいですが
一昔前までは不景気に悩まされ
失業率もかなり高かったようです。
1997年に
通貨危機で世界通貨基金IMFの管理下に置かれ
失業率が2.1%だった・・・。
1998年には
更に8.1%に急上昇した時期が有りました。
翌年には
4.1%まで回復し
その後もじわじわと失業率が減ったことを考えると
国家破綻しても
約2年で回復すると考えられる。

そういった例も有るわけで・・・。

年金生活の老人や大金を貯め込んだ高齢者、
公務員やそれに関連する半公営企業など
既得権益を持った人も含めて
狼狽しヒステリックになることでしょう。
しかし、
社会保障が破綻し
借金が返せない額まで膨れ上がってしまった・・・
こんな世の中が長く続く訳も無く・・・
まるで、
大きな裂傷を負って血が吹き出ているのに
バンドエードを貼って
大丈夫、救急車はいらないと言っているように見える。
血を噴き出している患者は意識を失っているから
なにも言わない・・・。
その内死にます・・・。

やはり傷は浅い方が治癒しやすい。
このまま延命措置をして
根本的な治療を怠ると
突然、
死の宣告を受ける可能性が有ります。
もうどうしようもなくなって・・・。
10年後か、20年後か・・・
福島原発のように
突然、メルトダウンが起こっていましたと
パニックを避けるために止む無しに隠していましたと・・・
突然、国家は破綻しましたと
明日からはIMFの管理下に置かれますと・・・。
信用が一気に失墜し
失望感が世の中を席捲し・・・。
今なら政治に不信感が蔓延しているので
やっぱりな・・・で済むかも。

江戸時代から明治に移る時代
多くの血が流れました。
歴史上
時代が変わる時は多くの血が流れるのが常・・・。
現代日本では
武力革命ということは考え難く
無血で時代を変える必要がある。

“早めに国を破綻させる”ということも
選択肢の一つではないでしょうか。

テレビで
増税の論議や民主自民連合や
小沢氏の民主造反など政局の話を聞いていて
一向に先に進まない論議を目の当たりにして
ものすごく時間と費用の無駄に思えてなりません。
民主主義の国家なら
いろいろな議論が出て当たり前で
難題ならば
更に時間が掛かることも分かります。
結論が出るような兆候が見えれば
まだ、見ていられるのですが
そうは思えない。

時は金なりです。

あくまで
個人的な見解ですが・・・。


。。。。

お う た ん つまをえらぶ

2012年05月01日 22時38分04秒 | Weblog
“王湛(おうたん)、妻を選ぶ”

まさしくこんなことがあるとは・・・
本当に驚きでした。

何気ない日常に密かにチャンスが有るということ
または
何気ない普段の仕草に気品が漂う
その女性を妻にしたこと

2つの意味が有ることわざ。

雨ばかりの沖縄を後にした私は
朝早い飛行機で関西に帰ることにしました。

空港の手荷物検査場で
いつものようにマイレージカードを出そうと
財布に手を伸ばすと
あろうことかかばんのパソコンが顔を出して
落ちそうになった。
パソコンを落とさないように慌てて手を出すと
今度は財布が床に

ぼとっっ・・・
ちゃぁり~ん・・・。

財布が床に落ち小銭がはみ出て散らばってしまったのでした。
幸い
あまり小銭を入れていなかった。
更に幸いなことに
朝一番だったためお客が少なく
邪魔にならずに済んだのでした。

小銭は
結構あちこちに広がっていたようで
足元以外は諦めようと思い
拾い集めて立ちあがろうとした瞬間

ある女性が一緒になって
拾い集めてくれているのです・・・。
なんとも
優雅な拾い方、かがみ方か・・・
見惚れていた私の元に
持って来てくれたのでした。
“たぶんこれで全部だと思いますよ”
確かこんな言葉だったと思いますが
はっきり覚えていません・・・。
お礼の言葉を述べると
彼女は会釈してキャリーバックを引きずって
行ってしまいました。
その会釈も実に優雅で
森口瑤子さんに似た感じの笑顔・・・

たぶんお歳は40歳前くらいでしょう
実に洗練された優雅な女性でした。

なんだか
気分が上々になってしまいました。

荷物を預け
検査場を通り
約50分待ち・・・
搭乗口前の椅子に腰かけフジテレビの朝の番組を観ていると
ついウトウト・・・。

気が付くともうすぐ
飛行機内に搭乗する時刻
慌ててトイレに駆け込み
用を足し
搭乗口に戻ろうとした瞬間・・・
反対の女子トイレ出口のところから
さっきの森口瑤子さんが目の前に・・・

でかい私が
いきなり出て来たから少し驚いたようで
しかも
さっきの小銭を落とすおバカさんで少々知り合い・・・

“あら、さっきの・・・”

“先ほどはありがとうございました”

そう会釈して
22番ゲートに向かいました。

飛行場に朝6時半にいるということは
普通は出発便に乗るということ。
国内線乗り場なら
JALかANAの2路線のみ
再度会う確率も高いのは当然・・・。
そんなことを思いながら
飛行機に搭乗すると

驚いたことに!

本日のクラスJは
国際線仕様のエグゼクティヴシート!!!

なんと幸運なことか。
喜んでニコニコしながら
テレビモニターやらリモコンやら機材を触っていると

“失礼しま~す”

と聞いたような女性の声がする・・・

軽く頭を下げて挨拶したふりをするも
通路側の席には目もやらず
そのまま機材を触りまくって楽しんでいると

“楽しそうですね”

また女性の声・・・

話しかけられるの嫌だな~・・・
と、通路側の席に目をやると
なんと
森口瑤子さんが座っているではありませんか。

なんとも
すごい偶然というか
必然というか
朝一の便は石垣行きと関空行きだし
手荷物検査場で会ったわけだし・・・。

いろんなことが頭をよぎるけど
彼女の落ち着いた会釈がなんとも新鮮で
優雅で上品で・・・
完全に吸い込まれました。

これほど優雅な女性にお会いしたのは
10年ぶりくらいです。
否20年ぶりか・・・。
それくらい世間にはいないような人だということです。

電車でもバスでも
人目をはばからず化粧する女性が後を絶たず、
げらげら喉チンコ見せて大笑いし、
オイお前口調で口を開けば愚痴ばっかりで、
人真似ばかりの金髪の髪型が溢れ、
たばこが1本乗せれそうなツケマ付けて
容姿は昭和に比べると
格段にかわいくなったけれど
上品など程遠い・・・。

何気ない立ち居振る舞いが
洗練されている上品な人は皆無です。

イヤフォンを耳に付ける仕草にしろ
飲み物サービスでコーヒーを頼むことにしろ
一緒にコーヒーで乾杯する仕草にしろ
何気ない日常の沖縄での話にしろ
国際線のエグゼクティブクラスの話にしろ
お天気の話にしろ
沖縄そばの話にしろ
沖縄のおみやの話にしろ
何から何まで優雅でした。
これほどまでに
他人を心地良くさせる上品な女性はなかなかいません。
別れた妻以来かもしれません。
語尾上げ口調にならないし、
声もきれいで語彙がしっかりしていました。
何より笑顔の美しさが
華美な装飾品や
奇抜な化粧など不必要なことを
再確認させてくれました。

名前も聞かず
素性も聞かず
連絡先も聞かず
ただ
約1時間50分のフライトを楽しみました。
本当にあっという間の時間でした。

笑顔が人を幸せにする
彼女にはそんな魅力がある
そう思いました。

ものすごく幸せな時間でした。
ありがとう。

“王湛(おうたん)、妻を選ぶ”

ホントに
何気ない日常にチャンスがあるということ・・・
かわいくはなっても
乱れきった世の中の女性の中に
気品を感じられる女性がいたということに対して
この言葉が浮かんで来たのでした。

私は京都アクセスきっぷで南海に
彼女は車のお迎えが来ているようでした。
“楽しい時間をありがとう”
“お元気で”

そうして
私の幸せな時間は終わるのでした。

そして
きっぷを買い小銭をお釣りでもらうと
また幸せが蘇るのでした。
“始まりは小銭からか・・・”

小銭に感謝し南海電車に乗り込むのでした。

。。。。