役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

リゾート快速でニ十間桜街道へ

2012年05月13日 22時33分13秒 | Weblog
昨年もやって来ました。

ニ十間桜街道
今回は往時はバスで来ました。

シャトルバス1回500円。


青空がきれい。


今年は時期が遅かったようで
ほとんど散っていました。


本当ならピンク色

おとといと昨日の強風と雨で散ったようで

残念です。






時折
微妙に咲いている木も有り




空の青さと微妙な桜色が

きれいで・・・。







長い道のり約8km

まだまだがんばって咲いていてくれている木も有り

良い感じです・・・


所々にお祭りの掲示の撤去が・・・

看板は無事・・・


それにしても雲ひとつない青空は清々しい。

このあたりは完全に桜が散ってしまって

残念・・・

かなり歩きました

もうすぐ終点

終点のカーブに差し掛かるところ

ここを曲がるときれいなトイレが有って終点


最後に

それでは静内駅に向かうことにします。


おっと
まだ桜が咲いてました。

放牧場所に1本だけ

周りは馬の親子

寝ころんでたり

授乳中だったり


これで本当に最後になりました。

駅に向かいます。

1時間半ほどで静内駅に到着。
駅のポスターに

開花は5月5日で満開は7日だったとのこと
去年は9日で八分~九分咲きだったので
満開の後の桜吹雪が見てみたくなり
あえて遅めにしたのが仇となりました。

帰りはリゾート列車ニセコエキスプレスの臨時快速に乗車

ほぼ満席でした。

車窓を見ていて


とある駅に停車しました。

駅から浜辺が近く砂浜と草原ばかりが大きく広がり
民家など無い殺風景な場所・・・。

そんな場所で
モンペ姿の70歳くらいのおばぁが
小さい犬を連れている姿が目に映りました。

どうやら散歩中のようで・・・。

その光景は
私の乗った快速列車の車窓からなら
どこからでも見える。
私は
そのおばぁの姿が微笑ましく映ったのと同時に
すばらしい人物にも見えたのでした。

何故なら
片手にレジ袋とスコップを持って
もう片方には
犬の首輪に紐を付けて持っていたからです。

糞を入れて持って帰る準備万端、
紐をしっかり持って散歩している風景・・・。

あたりは砂浜と草原、民家など無い・・・。
誰も見ていなくとも
きっちり礼儀をわきまえ
常識的に行動出来ているところに
感銘を受けたのでした。
すばらしい。

しかし、問題はそこからです。
私と同じように
その光景を見ていた私の周りにいた老人のグループが
大きな声で
“こんなところで犬の散歩してるで~”
その言葉にグループの皆が注目し始め
“スコップと袋持ってるわ”
“こんなとこ誰も見てないのに
 リード放してそこらでウンチさせればいいのに
 馬鹿正直ね~”
“ははは”と笑いが起こる・・・。
“これだけ広かったら放し飼いでいいでしょ”

その言葉が出たとたん
列車は動き出しました。
おばぁが
列車のディーゼル音を見送るような
そんな仕草でこちらを見ている姿が目に焼き付きました。

列車の中では
馬鹿正直と揶揄され、嘲笑され・・・。
いい年をして
このグループの老人たちには
本当にがっかりさせられました。

残念でなりません。

人が見ていなければ
何をやってもOK

そういう風潮だから
注意されてもその時だけで
なにも気にすることなく
人が見てないところでは
悪事を繰り返す人が多くなるのです。

大人としての社会生活上の
自己責任はどうなったのでしょうか。

未成年が
誰も見ていないから
タバコを吸う、
誰も見ていないから
飲酒して急性アルコール中毒になる、
無免許がバレないから
夜中じゅうドライブして小学生と妊婦を轢き殺す、
白バス営業がバレないから
睡眠もとらず高速バスを運転し居眠りで事故を起こす・・・

最近起きた大事故の原因は
すべて
このことから派生したものではなかったですか。

一事が万事
犬の散歩でも何でも
常識は常識です。
飼い主の責任として
糞の後始末は必ず責任を持って行い
散歩中はリードを付ける、
田舎でも都会でも
守らなければいけない常識や慣習は
自己責任において
遵守されるべき事柄です。

人は完璧でないことぐらいわかっています。
ただ、
誰も見ていなくても
自己の社会人としての
大人としての誇りというか尊厳というか
そういったものは
今の世の中では
無いに等しいのでしょうか。

ずっと話に夢中の老人グループ
大きな声が余計に耳触り・・・。

この老人たちもきっと人の親・・・
残念な大人たちに育てられた子供たちは
もっと残念な大人になって行くのでしょうね・・・。
その残念な大人が
更に子供を生み
残念に輪を掛けて育て
更に残念になって行く・・・
「残念スパイラル」とでも言いますか。

普段の何気ない行動が
すべてその人物を物語る・・・
壁に目あり
障子に目ありです。

そんな言葉が頭に浮かんで来ました。
亀岡の事故も
関越道の事故も
反省され生かされることなく
感傷で終わり
将来もっと多く悲惨な事故が
多発しそうな気がします。

残念でなりません。

リゾート快速優駿浪漫号
苫小牧に到着。

今日は桜も人も皆
残念でした。


。。。。