役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

雨かぁ・・・破綻しては・・・

2012年05月03日 11時59分18秒 | Weblog
そういえば・・・
2週間くらい
太陽の降り注ぐ青い空を見ていないような気がします。
沖縄はずっと雨だったし
梅雨入りするし・・・
関西に戻ったら戻ったで雨、曇りだし・・・。
風も強いし・・・。

で、朝から映画を観に行ったら
ものすごい人で混雑、
さすがは連休中
テルマエロマエを観ようとしたら
満席になってました。
かなり人気が有るようで・・・。
僕等がいた後篇を鑑賞。
内容は・・・
比嘉さんのふくらはぎが
細すぎて気持ち悪かった印象しかない・・・。
どんどはれに出演して以来ずっと奇麗な女優さんだと
思っていましたが
細すぎて・・・
気持ち悪い・・・。
もう少し太ったら
ものすごく美しい女性になるのにな~と
失礼極まりない言葉が頭に浮かんで来ました。

あまりに混んでいるので
2本目は止めました。
家に戻ってCATVを観ることにしました。
政治問題の討論番組。

消費税の増税問題と小沢氏の無罪を受けて
今後自民党との連立をもくろんでいる内情など
いろいろな問題を取り上げていました。

消費税の増税・・・
社会福祉との一体改革らしい・・・。

そうしないと
来る超高齢化社会に対応できず
国家が破綻するらしい。

ものすごく白熱した議論でしたが
私には違和感が有りました。

何故違和感が涌くのか・・・。
それは
国家が破綻することを
すべてのコメンテイターが懸念しているからです。

そこに違和感が涌いたのです。
確かにギリシャのように国家が破綻したら
緊縮財政を余儀なくされ
貨幣価値も大暴落し
福祉施策は多くが切り捨てられ
大変な世の中になることでしょう。

では、
もし破綻破たんしたらどうなるのでしょうか。
そんなに恐ろしいことになるのでしょうか。

世の中
未来永劫
なんでもずっとそのままなんてことはないと思っています。
形あるものはいつかは劣化し朽ちて行く・・・。
それが世の常だと思います。

例えばひとつ
ここで私がずっと疑問に思っていたことを挙げてみます。
それは健康保険と年金です。
給与明細で月だいたい手取りが25万円ありました。
その明細の中には
健康保険料と年金の引き去りが有ります。
健康保険料は13,680円
年金が長期28,147円
福祉掛け金219円、短期517円。
健保は事業主との折半だから倍になる。
これだけの額を毎月支払って行くと
定年間近まで務めたとして
13,680円×2(事業主負担含む)×
30年×16か月分(ボーナス4か月分と計算)+
(28,147円+219円+517円)×30年×12か月=
という大雑把な計算式を立てると・・・。
なんと
健保が13,132,800円
年金が10,397,880円
となり合計23,530,680円となる。
しかもここに40歳からは介護保険料が加わる。
ややこしい計算式があるので
標準報酬月額と率をおおよそで計算すると月1万円程度になる。
10,000円(事業主分含む)×20年×16か月
=2,400,000円
介護保険を含めた合計額が
なんと約25,930,000円になる。
健康保険と介護保険は
死ぬまで続けて負担し続けることを思えば
更に額は増えるわけで・・・。

現状の世の中の趨勢をみれば
給料は据え置きなのに保険料はずっと上がり続け
この試算よりも更に増額されることでしょう。
ずっとずっと・・・。
それにしても25,930,000円って
約2千6百万円の負担って
それも私いち個人でです。
かなりの額ではないでしょうか。

確かに
このことによって
病気疾病や老後の生活保障になるのは事実です。

でも
毎年医療扶助費は増加し続け
お年寄りは増え続け更に長生きになり
社会福祉費はどんどん増加してきています。
2011年度には約108兆円かかったとされています。
今後右肩上がりで費用が増えることは
簡単に想像がつきます。
となれば更なる費用負担が生じます。
3千万円くらいの負担になるかもしれません。
現役世代が老齢世代を支える相互扶助ということを
念頭においても
なぜか納得がいかないという不満感はぬぐえません。

現在
日本の国家債務が1000兆円を越え
ギリシャの国家破たんが実際に起こっています。
いろいろな理由をこじ付けては
日本は破綻しないという高齢の専門家もいます。

実際のところはどうなのでしょうか。
正確なことは私にはわかりません。
どんな理論も一応に正しく見える。

個人的な見解ですが・・・。

どうも
この日本は大丈夫という理論は
年寄りの現行制度での逃げ切り、
いわば“貰い得”を狙った
天皇賞のイングランディーレや
ビートブラックのように逃げ馬一人勝ちを
狙っている節が有るように思えてならないのです。
貰えるものは貰って
後は野となれ山と慣れ・・・
そんな感じで・・・。

何故なら
歳出が歳入を大きく上回り
毎年40兆円50兆円と国債を発行しまくり
借金している現状を考えれば
特財の埋蔵金もうやむやになり
知らないうちに
2000兆円、3000兆円にまで膨らむことでしょう・・・。
それでも大丈夫なのでしょうか。
日本国民には貯金がいっぱいあるからですか?
資産をいっぱい持っているからですか?
そんなのあてにできないでしょう・・・。

普通に考えたら
返済できない額でしょう。

国の制度自体が破綻していると考えるでしょう。

だから
今は何とか嘘で塗り固められていて
騙し通せるから
いろいろな理論で安心感を植え付けて
貰い得の逃げ切りを図ろうとしているのでしょう。

福島原発のでたらめな対応と報道によって
神話が崩れたように
これこそパニックにならないための
博打を仕掛けているのではないでしょうか。

もしも
国家が今破たんしたら・・・
今日破たんしたら・・・。

私は破綻すれば良いと思います。
今すぐにです。

傷は浅い方が治りやす。

破綻すれば・・・

円が大暴落し
今のように四苦八苦して日銀金融政策をしなくて済む。
今、80円切るかどうかの額が
いきなり200円くらいになるかもしれません。
そうなればどうでしょうか。
韓国のサムスンなどウォン安で大きくなった企業のことを考えると
日本に技術力は国家破綻したからといって
無くなってしまう訳ではありません。
逆手にとって
究極の円安が続けば競争力が増すのではないでしょうか。

一時的には
社会保障が無くなったり
無くなるは言い過ぎかもしれません
大幅削減されたり、
給与のカットなど、
増税も超がつくほど凄まじいかもしれません。
年金が大減額され
絶望して孤独死する人も出てくるでしょう。
一番痛手を受けるのは公務員だというのも
避けられない事実でしょう。
親方日の丸が倒れるのですから
ボーナスなし、給与8割カット、
または大リストラもあるでしょう。

しかし、
そんな“大きな苦痛”は
日本の民間の技術力から
劇的に回復に向かうことでしょう。
財政破綻して
円の価値が暴落、
経済がどん底にまで落ちても
すぐにV字回復、
否、バブル期まで回復するかもしれません。

ただ、回復するまでは
少々の時間が必要で
問題を乗り切る覚悟も必要でしょう。
ヒステリーを起こした社会的弱者と呼ばれる人たちが
暴動を起こしたり、
犯罪を起こしたりすることは確実です。
治安が乱れることは必至でしょう。
ハイパーインフレが起こる可能性が大きく
お金を貯め込んだ高齢世代が
特に不平不満が大きいでしょう。

更に失業率も20%くらいに跳ね上がるでしょう。
国家破綻するわけですから
国の公共事業に依存していた大手ゼネコンなど
一気に連鎖倒産することは明白です。
しかし、
輸出産業が円安を背景に
超好景気を迎えるまではさほど時間は要しません。
日本の技術力の高さは
世界に信用されています。
同じものであれば、
日本の製品を買ってくれるのです。
今までは高くて手が出なかったものでも
日本の信頼性から
値段が安くなれば必ず購入されるはずです。

超円安背景でものが売れれば
外国の消費地近くの現地で作るより国内で作る方が安くなる。
輸出向けの商品産業から
雇用が増加し国内の失業率が劇的に回復していく。

私はそう思います。

現在の学生の就職活動を見ていて
確かに
学生側の取りやすい情報に左右された馬鹿さ加減はありますが
それでも就職難は就職難です。
20年近く続いています。
派遣労働者も多い。

多くの20歳~30歳の働き世代は
貯金も少なく
下向き加減です。
テレビでバラエティが多くなっているのも
番組予算の関係上とはいえ
世の中
テレビを見る時間くらいバカ笑いしようぜ
ということなのでしょう。

と、いうことは
この世代には失うものが無いということでは・・・。

よく考えてみると
日本国内
ものすごくきれいで
街が整備されています。
道路にしてもインフラにしてもです。
どこの家にもテレビは当たり前にあり
白物家電のない家を探す方が難しいくらいです。
DVDやパソコンも普通にあり
小学生が携帯電話を持つようになっています。
どこの人も一様に生活を普通に営んでいるのです。
もともと社会生活を営む基礎的地盤が整っていると考えられます。
国家破綻すれば
一時はハイパーインフレに悩まされ
賃金の上昇が追い付かず
物価上昇と賃金上昇がかけ離れて生活困難になる。
しかし、
これだけの社会基盤が整った国内を考えれば
しばらくの辛抱をすれば
必ず物価と賃金は同じ水準になって来るわけで
そこを乗り切れば
必ず先は明るいと私は信じます。
戦後の荒廃した時期を乗り越えた日本人も多く存在するわけで
食べるものなく
住む場所も無く
多くの人が空襲で傷つき
仕事も無く
信じていた天皇や軍が全否定され
日本人の崇高な精神が地に落ち
占領されるという恐怖と不安を抱えた時でさえ
乗り越えて来られたわけで・・・
その時期に比べたら
雲泥の差では・・・。

今日もし国家が破綻したからといって
家の冷蔵庫やテレビが
今すぐ無くなるわけでもなく
普通の生活が
すぐに消えるわけではありません。

ようするに
国家破綻しても
大きな既得権益を持っていない20歳~30歳代にとって
少々乱雑な理論ではありますが
大きな目で見れば大して困らないのではないでしょうか。
他の世代でも既得権益のない世代は同じです。

ある雑誌で読んだことがあるのですが
韓国は現在かなりの好景気らしいですが
一昔前までは不景気に悩まされ
失業率もかなり高かったようです。
1997年に
通貨危機で世界通貨基金IMFの管理下に置かれ
失業率が2.1%だった・・・。
1998年には
更に8.1%に急上昇した時期が有りました。
翌年には
4.1%まで回復し
その後もじわじわと失業率が減ったことを考えると
国家破綻しても
約2年で回復すると考えられる。

そういった例も有るわけで・・・。

年金生活の老人や大金を貯め込んだ高齢者、
公務員やそれに関連する半公営企業など
既得権益を持った人も含めて
狼狽しヒステリックになることでしょう。
しかし、
社会保障が破綻し
借金が返せない額まで膨れ上がってしまった・・・
こんな世の中が長く続く訳も無く・・・
まるで、
大きな裂傷を負って血が吹き出ているのに
バンドエードを貼って
大丈夫、救急車はいらないと言っているように見える。
血を噴き出している患者は意識を失っているから
なにも言わない・・・。
その内死にます・・・。

やはり傷は浅い方が治癒しやすい。
このまま延命措置をして
根本的な治療を怠ると
突然、
死の宣告を受ける可能性が有ります。
もうどうしようもなくなって・・・。
10年後か、20年後か・・・
福島原発のように
突然、メルトダウンが起こっていましたと
パニックを避けるために止む無しに隠していましたと・・・
突然、国家は破綻しましたと
明日からはIMFの管理下に置かれますと・・・。
信用が一気に失墜し
失望感が世の中を席捲し・・・。
今なら政治に不信感が蔓延しているので
やっぱりな・・・で済むかも。

江戸時代から明治に移る時代
多くの血が流れました。
歴史上
時代が変わる時は多くの血が流れるのが常・・・。
現代日本では
武力革命ということは考え難く
無血で時代を変える必要がある。

“早めに国を破綻させる”ということも
選択肢の一つではないでしょうか。

テレビで
増税の論議や民主自民連合や
小沢氏の民主造反など政局の話を聞いていて
一向に先に進まない論議を目の当たりにして
ものすごく時間と費用の無駄に思えてなりません。
民主主義の国家なら
いろいろな議論が出て当たり前で
難題ならば
更に時間が掛かることも分かります。
結論が出るような兆候が見えれば
まだ、見ていられるのですが
そうは思えない。

時は金なりです。

あくまで
個人的な見解ですが・・・。


。。。。