役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

古新聞古雑誌を整理していて・・・昔の記事を読んで思いにふける・・・

2011年02月27日 18時12分09秒 | Weblog
長~いこと新聞や雑誌を廃品回収に出してなくて
整理していたら・・・・、

ふと古新聞が目にとまりました。

2010年12月、
地中海沿岸
北アフリカのチュニジア中南部で貧困・雇用対策を求める大規模抗議デモが発生、

更に次の新聞を探し目を通す・・・

チュニジアを発端とする暴動が飛び火してエジプト、リビアヘ・・・。

発端となったのはネットのフェイスブックとのこと・・・。

よく知らない国なので
外務省のホームページで調べてみると・・・

チュニジア共和国・・・

日本の約5分の2ほどの面積の国で
人口1043万人、
ほとんどがアラブ人で
アラビア語が公用語、
宗教はイスラム教スンニ派が多数を占めています。
デモが発生した原因の一端である失業率は13%を超え
国民の10人に1人以上が失業中とのこと。
ベンアリ氏の独裁政権が長く続き・・・。

そして飛び火したエジプトはというと・・

正式名、エジプトアラブ共和国
日本の約5.2倍の面積の国で
人口7785万人、
ほとんどがアラブ人で
アラビア語が公用語、
宗教は少数のキリスト教を除き
ほとんどがイスラム教、
失業率は8%ほどの国です。
ムバラク氏の独裁政権が長く続き・・・。

そして、リビア・・・

正式名、大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国
日本の約4.6倍の面積の国で
人口629万人、
ほとんどがアラブ人で
アラビア語が公用語、
宗教はイスラム教スンニ派が多数を占めています。
この国は恐ろしいことに
失業率が30%、
国民の10人に3人以上が失業中とのこと。
カダフィ氏の独裁政権が長く続き・・・。

他の周辺諸国にも暴動やデモが飛び火しているようで・・・。

報道番組などでも
様々な評論家諸氏がいろいろ解説してくれていました。

ここ数日、
ニュージーランドの地震の報道ばかりで
あまり情報がありませんが
この一連のデモや暴動を見ていて
少々不安になることがあります。

それは、暴動やデモの成功のその後の情勢です。

「打倒独裁政治、目指せ民主化 の大義名分」の下に
民衆が一致団結して蜂起し、
目的を達成・・・
その後の民主化の「みちのり」のことが心配なのです。

世の中、
私利私欲がうごめき
自分の利益がまず優先ということが常です。

今回のデモや暴動は
発端がネットであるため
民衆の貧困は
独裁政治が悪いとする理由付けが
他の国の映像や内政暴露などで
皆がテレビを見て共感するかのごとく
蜂起したように見受けられるのです。

本当の独裁政権を屈服させる革命は
私は、
未来を創造させる理念と
それを導く指導的役割の人や集団が存在していて
独裁政権打倒の後は
その団体や指導者を中心に
民主化を遂行するのが流れだと思うのです。
あくまで私見ですが・・・。

世の中、民主化しても
裏金や、不正、
私腹を肥やすエライさんはどこの国にも存在します。
欲の塊という本能を持った人間という存在は
どんな良い制度になっても
多かれ少なかれ
どこかで不正が起こり止まらないでしょう。

ただ、民主化を行う時に
指導的役割の人がいればそれは別の話です。
あえて正義と言いますが
正義の対象が指導者として存在すれば、
民衆はその人のために
目的に向かって役目を遵守すると思うからです。

今回の一連のデモや暴動は
今の貧困などの現状を変えたくて起こしているため
指導者が存在しないように思うのです。
私が知らないだけで
本当はいるのかもしれませんが・・・。

民主化の名のもと
皆が好き勝手に言って
多数決で負けた不服を抱える分子が
反乱分子になって
内戦に突入することの無いようにと心配するのです。

歴史を見ても
いつでもどこでも戦争や争いばかりの人間・・・
これが人の本性なのか・・・

世界経済にも与える影響も大きいと思いますが
同じ人として
永遠に続く戦争や争いごとに
どこか悲しさを覚えるのです・・・。

何かうまく行く方法はないものでしょうか・・・
・・・・

お腹が空いた・・・
ふと気付くと
辺りが暗くなっていました。

今日も半年くらいほったらかしの雑誌、新聞が
整理できませんでした。

ついつい思いにふけってしまうのでした・・・。

。。。。。

定年制度に思うこと

2011年02月27日 03時05分31秒 | Weblog
地元に帰って来ると
空いてる時間帯に
コーヒーを飲みに行くマックが有ります。

そんなマックで
よく会う白髪の上品そうなおじいさんがいます。
年の頃は70過ぎか、もっと上かもしれません。

いつも、新聞を見ながら
微笑んでいる印象があります。

話したことはありませんが
向こうも私のことを認識しているようで
注文を待っている数十秒間に
目が合ったりすると
会釈してくれます。

定年退職した方でしょうか・・・
エライさんだったのでしょうか・・・
上品な感じの服装・・・

そんなおじいさんを見てふと思ったことがあります。

それは定年制度・・・

一般社会では定年があり
役所でも、会社でも一定の年齢が来れば辞めて行くことになっています。
ところが、
今の日本を騒がせている政治家のみなさんはどうでしょう。
多くの方が60歳を超えているのではないでしょうか。

政治の世界は
一般社会とは違う世界なのでしょうか。

なぜ、定年退職が政治の世界には無いのでしょうか。
以前、75歳だったか
自民党がもうけたようなことがあったようですが
今はどうなのでしょうか。
75歳ってなんでなんしょう。

60歳定年制度が政治の世界に無いのはなぜなのでしょうか。
いろいろ理由は有るでしょう・・・

選挙で選ばれた人だから・・・

民意を誠実に反映すると
選挙で選ばれる人に年齢制限が有ってはいけないとか・・・

法律に無いとか・・・

他にもいろいろ有るでしょう。

しかし、
私は、政治の世界にも
ぜひ60歳定年制度を設けてほしいと思うのです。

今の現状を見ていて
年配の人はこう言います。
「小沢さん一人に振り回されていて民主党はダメだ」
「自民党も野党になって反省しているかと思ったら
 野党時代の民主党と変わらない」
「若い人たちに頑張ってもらって
 活気を取り戻してほしい」
「年寄りはもうダメだよ。
 これからは若い人の時代だね」
しかし、自治会の会合などで
皆さんの話などを聞いていると・・・
「若い人は常識がない。近所付き合いをしないからわからないのよ」
「引っ越してきたばかりの若いママさんじゃ会長はむりよ」
「やっぱり最終的には石井会長(75歳で40年会長してたが去年引退)
 に聞かなきゃ」

たかが自治会ごときでこんなのです。

言葉ではいろいろ甘味に満ちたことを言いますが
本音はどうなのでしょうか。

これからの世の中を
真剣に若い人たちにバトンタッチする気持ちでいるならば、
身を引く人は引き際もしっかりしていると思うのです。
本当に真剣に考えている人は、
辞める前に
きっちり知識や教養を受け継ぐべき人に引き継ぎ
物事の流れが滞らないように
しっかりと前もって準備するように対応すると
私は思うのです。

しかし、
今まで精魂こめて
人生を掛けてきたそのことに対して
地位や名誉、既得権益などをすべて捨てて
明日からは何も無くなる・・・
こんな状況を考えたら、どうでしょうか、
不安になるのではないでしょうか。

その不安が辞めるに辞めれない原因なのでは・・・。
そんなことを思うのですが
多くの方は違った言い訳をします。
「若い人は経験が浅いから任せると不安になる・・・
 頼りない感じがして任せられない・・・」などと。

若いからというだけの理由で
頼りないということは嘘です。
年をとっても頼りない人は頼りない。
私の経験上、
年を取っただけでは
人は頼りがいは生まれないし成長もしないと思います。

人間というもの
何事も最初からうまくできる人など
限られた人だけの偶然であって
大抵はうまくいかないものです。
そういったいろいろな経験から
成長して行く と私は思うのです。

実際にその場で経験しなければ
人というものは
本当のその苦しみもその感動も分からない。
だからこそ
経験を積む機会を潰さないでほしいと思うのです。

今の社会では
制度が無ければ、
自分から積極的に60歳で辞める人は少ないでしょう。
例外なく制度化して政治の世界にも
60歳定年制度を設けてほしいのです。

まわりに人がいない過疎地域ならしょうがないですが
政治の世界には20代30代の野心家はいっぱいいます。

政治の世界には
当選した日から困難な仕事をしなければならないのに
右も左もわからない青二才が何をできるのか・・・
そうおっしゃる方もいます。
パーマ屋さんで待っているときに
よく聞きます・・・。

政治家の先生もそうおっしゃる方がいます。
しかし、政治経験のない橋本聖子氏や杉村泰蔵氏を公認候補にしたり
最近では神取忍や谷りょう子が国会議員になっています。
これをどう理解すればいいのでしょうか・・・。

年齢を重ねても、
「あの言葉は方便でした」と失言して
その後、苦しい言い訳に奔走している厚顔無恥な人もいるわけで・・・。

今度の選挙で
一回60歳以上の人は
立候補不可にしてはどうでしょうか。
それで世の中、大混乱になってしまったら
それはそれで経験として受け止め
また元に戻せばいいと思うのです。

あれこれ言う前に
行動してほしいと思うのですが・・・。
机に座って文句垂れるのは
誰にでもできる。

表現の自由という言葉で逃げることが出来るから・・

・・・・

今日は白髪の老紳士を見ていて
そんなことが頭をよぎりました。

。。。。