今度、どこ登ろうかな?

山と山登りについての独り言

いよいよ来るそうだ…

2005年12月17日 | 日記

何が来るって、今冬一の大寒波ですよ。
平地でも雪が降るそうで…しばらく山はお預けかな

今日はお休みでした。一日ほぼ何もしないで、「おばか」のように呆けた日だったな。本当はこんな休みが、「身体休め」になるのでしょうが、折角の休みがもったいないな。今日山に行けば良かったと、夕方になって思ってももう手遅れだった。
トホホ。午前中は本屋に行って、「山渓」を買ってきました。1月号は山の便利帳が付いているから買うけど、それ以外は図書館で拾い読みして終わりなんですが。
ぼく的にはビジュアルな「山渓」よりはシブイ「岳人」ですね。もっとシブイ「山の本」も面白い。

休みの日はぼくのお料理。今夜はお料理って程のものではない…かな。
寒いからね。「すいとん」。えー「すいとん」ってあのすいとん?

そうです。すいとんと言っても、野菜やお肉をどっさり入れた、ぼくの住む地方の伝統料理?「お切り込み」(本当は「おっきりこみ」と発音する)に近いものです。大根・にんじん(里芋やごぼうを入れる場合もある)・白菜・長ネギ・きのこ・豚肉(鶏肉が普通)・油揚げに、ぼくが好きなので高野豆腐・わかめ等を少し柔らかくなる手前まで煮てから、うどん粉(薄力粉じゃダメ、中力粉か、うどん粉)をボールに入れて少し水を加え、それこそうどんを打つ(この地方ではうどんを「ぶつ」という)加減に捏ねた固まりを、ちぎっては入れ、ちぎっては入れ、して煮たものです。「団子汁」とかいう言い方もありますが、いわゆる「すいとん」です。
捏ねたものを麺棒で伸ばして、幅2,3㌢ぐらいに切ったものを、下ゆでしないでそのまま具といっしょに煮込んで味付けしたものが「お切り込み」です。山梨の「ほうとう鍋」と同じようなもの。こっちでは「ほうとう鍋」は「煮ぼうと」と言ってますが、「お切り込み」と明確な違いは無いようです。醤油味が普通で、山梨の「みそ味でカボチャ入り」とは微妙に違います(ぼく的にはカボチャを入れると甘くなって、汁が黄色く濁るから好きではない…)。
で、今夜は「お切り込み」は面倒なので、ちぎって入れた「すいとん」となりました。熱くて、食べ終わったら汗が出てきた。旨かったな。ぼくは、うどんやすいとんが大好き。子供達は余り好きではないようで、続くとブーイングですが…。(馬鹿者!伝統を大事にしなくちゃいけません。ははは、キミらは群馬の人なんだからね)

 ところで、「すいとん」と言えばぼくの母は東京の人(ぼくも東京の人)で、母の作るすいとんは頼りなくておやつ程度の食べ物だった。長ネギに油揚げくらいしか具が無くて、うどん粉を「ゆるく」溶いた(文字焼き程度のゆるさ・ぼくらはもんじゃとは言わなかった)ものをポトポト煮えた鍋に落として作ったシロモノです。おそらく東京で「すいとん」と言えば、これなんでしょう。歯ごたえもなくて、病人食みたいでキライだった。母が作るもので唯一美味しくないものでした。

煮込みうどん風の食べ物とか、冷たいうどん(ゆでたうどんをザルうどんで食べる)はぼくの地方の人たちには日常的な伝統食です。昔は米が採れない火山灰台地でしたから、麦を粉にした粉食文化圏なんですね。だからみんなうどんが大好きな土地柄なのでした。毎日必ず一回はうどんじゃなくてはダメだ、という人もいますね。御飯の汁がわりにうどんを食べる人も多い。ぼくも根っこからの群馬県人(上州人)ではないけれど、うどんは大好きです。

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