今度、どこ登ろうかな?

山と山登りについての独り言

雪の朝でした

2005年12月19日 | 日記

夕べ、というか朝方雪が降って、今朝は2㌢の積雪。予報より少なかったけど一面の銀世界でした。今日は出勤だった。まあ、スタッドレス履いてるし、特に問題ないんだけど、他の車がノロノロだから時間が掛かったなあ。

日中も時々雪雲が掛かって、小雪が舞ったりで寒い一日でした。明日は休みだけど、こんな状態で山は少しお預けだ。

ぼくが行こうと思っていた方面の山は、当分無理そうなので、周辺の低山を少し研究してみようと思ってます。ホントハね、低山歩きも好きなのです。特に冬の低山歩きって、他の季節の高い山にはない独特のしみじみした風情は捨てがたいものがありますね。自分が、詩人にでもなってさまよう様な味があるんです。

「登山」には、「山登り」「アルピニズム」「クライミング」「マウンテニアリング」「ハイキング」「トレッキング」「ワンデリング」など、いろいろ呼び方があって、もちろんそれぞれイメージもニュアンスも違います。ひとくくりに「登山」という言い方をしますが、根本的にはその行為をしようとする心情には大きな違いがあると思います。アルピニズムやクライミングが上位で、ハイキングやトレッキングが下位というような風潮というか、ランク付けがよくされるけど、本来別々のものですから、上位も下位も無いというのがぼくの考えですね。
ある時は先鋭的なアルピニズム、ある時は内省し逍遙するワンデリング、その時の心持ちで同じ人が全く別の行為をすることに上位も下位もないでしょうから。

ぼくは「趣味は?」と聴かれると、「登山」というより「山登り」とか「山歩き」とか言うことが多いです。「ああ、ハイキングですか」という答えが多くの場合帰ってきます。もちろんそれもありますよ。でも、ぼくの場合は「山歩き」「山登り」と言いたい。登山がスポーツの1ジャンルとして位置づけられる事もあるけれど、登山はスポーツでもあり、スポーツでは無し、という多面性のある行為ですから、一口に「登山」と書いてしまうことが本当は一番その行為を曖昧にしてしまうことかもしれません。

ぼくが山に登ろうとする、或いは登りたいと思う根元的な欲求は、それが常に発見や驚きに満ちているからなのです。残念ながら、日常的な生活ではあまり体験できないものを、山はいつもぼくに与えてくれるからなのです。鳥肌が立つような絶景や、降るような満点の星空、この世のものとも思えない自然の花園の絢爛さ、自然に住む生き物との邂逅、ぞくぞくするようなスリル、未知の領域に踏み込んでいくときのわくわくする高鳴り、そして頂上に辿り着いた時のあの達成感、全ては山がぼくに与えてくれたものでした。山に登らなくては経験できないものでした。

ぼくは「山登り」をこれからも続けていきたい。でも、ぼくが最も山に求めているものは、逍遙し、探検することなのかな?幾つになっても「探検隊」の心が無くならない、大きな子供だからなのだと思うのです。


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