子育ての杜

子ども達の遊び お母さんとの話し合いなど講座の様子、そしてわらべうた研修会などの活動をお知らせします。

おもちゃの取りっこ…そんな時どうする?

2019年11月27日 | まめっちょの時間 ととけっこうの日々

「あ~!」「ダメ~!」

穏やかによく遊んでいるなーと思っていたところに突然の泣き声。

今年の1歳児クラスも おもちゃの取りっこの時代がやってきました。

ここ子育ての杜には、おもちゃが豊富にあり、子どもが遊びたいもので満足して遊べるように同じ遊具も複数個用意してあります。

「ほら、おんなじ新幹線がここにもあったよ。」

ついこの間までは同じものがあれば、すんなりと治まったのですが、取られたKちゃんも、取ったRちゃんもそんなことでは済みません。

Kちゃんは今遊んでいた新幹線が、Rちゃんはお友達が持っていた新幹線でなくてはダメなのです。

兄弟げんかで慣れているRちゃんは、さっとおもちゃを持って行って、ちょと離れたところから様子を伺っています。

取られたKちゃんは突然起こった事態に唖然としながら泣いています。

さてさて、どうするかな~?

「びっくりしたね。きっとRちゃんもこの新幹線で遊びたかったんだね。」まだ涙のKちゃんにお母さんが抱っこしながら話しかけています。

「あなたもそれで遊びたかったの?そっか、そうだったのね。でもこれはKちゃんが遊んでた新幹線だね。」とRちゃんもお母さんが静かに話しているのをじっと聞いています。でもまだぎゅっと新幹線を握ったまま、お顔も「だめ~」のまま…

そのうちにKちゃんは他の電車をつなげて遊びだしました。

楽しそうに遊び始めたKちゃんをお母さんの陰からRちゃんもじっと見ています。

 

「はい!」Rちゃんが自分から新幹線をKちゃんに返しに行きました。

当のKちゃんはきょとん。そしていつの間にか二人で電車を仲良く走らせています。

トラブルの元になった新幹線はそのまま床に転がっています…いいのー?

いいんです。要は一緒に遊びたかったんだよね。

 

だったら、「入れて!」とか「貸して!」っていえばいいじゃないの。こんなに面倒くさいことしないで…と大人は思ってしまいますが、この大変な過程こそが、子どもにとって仲良しになるひとつの儀式みたいなものなのですね。

今まではお母さんとぼくだけでじゅうぶんだった世界から一歩踏み出して、お友達と交わりたい、その気持ちの表れです。

「それなぁに?ぼくもやりたいな。一緒に遊びたいな。」まだその気持ちを上手に言えないだけです。

おもちゃを取っていじわるしてやろうなんて気持ちはこれっぽちもないのです。

「そんないじわるしないの!」大人のそんな決めつけが「いじわる」という行為を生むのかもしれません。

どうしたかったのか、何を思ってそうしたのか、を大人が代弁してあげることがまだお話が上手にできない小さな子どもたちには必要な助けです。

 

これからもこんな衝突は度々起こることでしょう。

その度に子どもたちは生きていくために大事なことを学んで成長していくんですね。すごいなぁ、子どもって!

でも、これも大人の見守りがあってこそ。

お母さん達のナイスフォローに拍手!! お見事でした。

我が子だけではなく、お互いの子どもの育ちを大切にするいい関係がお母さん達の中に育っていることが、本当に嬉しいことです。

 

 


赤ちゃんは毎日挑戦しています

2019年09月28日 | まめっちょの時間 ととけっこうの日々

「前回まめっちょから帰ってすぐに、うつ伏せから頭をあげるようになったんです。」

部屋に入るなり、お母さんからうれしい報告がありました。

2週間前、うつ伏せにすると、伏せたままなかなか、頭をあげられなかったSちゃん。

さっそく力強くグッと頭を上げるところを私たちにも見せてくれました。

 

まだ背筋も腕の力も未熟な赤ちゃんにとって、うつ伏せの状態は苦しい体勢です。

そんな赤ちゃんの挑戦を一緒に励まし、楽しい時間にしてあげます。

何か面白いもの、新しいものを見ようと赤ちゃんは頭をあげようとします。

音の出るおもちゃ、ゆっくりした動きのトレインカースロープなど、目で追うだけでなく、首も動かすようになります。

「こんなに長いことうつ伏せでも平気だなんて、すごいね!」

お母さんも思わずうれしくて笑顔になっています。

 

♪ばたばたばた ばたばたばた♪

手足をバタバタさせる赤ちゃんの動きに合わせて、励ましてあげるわらべうたです。

お母さんの声に合わせて赤ちゃんはもっと元気よく体を動かします。

わらべうたには、まだまだたくさん励ましのうたがあります。

 

何気ない小さな動きでも赤ちゃんにとっては初めてのことであり、挑戦です。

そんな毎日の挑戦もお母さんの励ましがあると、赤ちゃんはより楽しく、よりはりきってできるのです。

まだお話はできない赤ちゃんですが、自分を応援し、共に喜んでくれる人がいるうれしさを体全体で表してくれます。

この共に喜ぶ体験が赤ちゃんとお母さんをつなぐ大事な力になっていくのです。

 

まめっちょの時間は、そんな赤ちゃんの毎日をお母さんと一緒に見守っていきます。

 

 

 

 


わらべうたで子育て~毎日を楽しく過ごす魔法のうた~

2019年01月23日 | まめっちょの時間 ととけっこうの日々

♫おんまさんのおけいこ いちにでさん♫

お家から八百屋さんまで、大好きなわらべうたを歌いながらご機嫌で歩いてきた1歳児クラスのSちゃん。

2歳になって歩くのがますます楽しいSちゃんは、お散歩のときにはいつもお気に入りのうたをお母さんに次から次とリクエストするそうです。

Sちゃんは小さなお姉ちゃんでもあります。

赤ちゃんの世話ですぐにお母さんが抱っこできないことも…

そんな時、わらべうたを一緒にうたってくれるお母さんの声は子どもにとって抱っこと同じくらいうれしいのでしょう。

次は何をうたおうかな?とお母さんと歌うわらべうたが幼い歩みを励ましてくれるのです。

 

お母さんにとっても初めてだらけの子育て。

でも子どもの「うたって!」に応えてわらべうたを歌うとあら不思議…

大変かも…と頭で心配していた状況も わらべうたを歌えば子どももお母さんも笑顔になっています。

 

「子どもってすごいですよね。」小さな我が子の力強さに驚くお母さん。

いえ、いえ、お母さんもすごいですよ!

 

これからも わらべうたの魔法で子育てを楽しくしていきましょうね。

 

 

 

 


♪どんどんばし わたれ♪ みんな歩くの大好き!

2018年10月18日 | まめっちょの時間 ととけっこうの日々

 どんどんばし わたれ さあ わたれ こんこがでるぞ さあ わたれ 

門くぐり遊びのうたはたくさんありますが、子どもたちに絶大な人気があるのがこの♪どんどんばし♪。

2・3歳児クラスととけっこうの子どもたちの今一番のお気に入りも♪どんどんばし♪です。

 

久しぶりの秋晴れに恵まれた今日、ととけっこうどんどんばしを歌いながらお散歩に…

ブロックの上をバランスをとりながら歩いてみたり、木々の間を縫って歩いてみたり。

歩くことが楽しくてしょうがない子どもたちは、歩くということも遊びに変えてしまいます。

「あっちに行きたい」、「ここで遊びたい」と思い思いの子どもたちに「こっちだよ」と言うよりも♪どんどんばし♪を歌って歩けば、ハーメルンの笛吹き男さながらみんなが歌いながらついてきます。

わらべうたってすごい!こんなに歩くのにぴったりの楽しい歌を子どもたちが作ったなんて!

 

我らがこばやしえみこ先生のわらべうたえほんの新刊『どんどんばし わたれ』(こぐま社)をすぐに子どもたちに読んでみました。

 

元気のいい女の子が橋を渡っていくと「こん!」「ぽん!」「がお!」と次々と仲間が増えていきます。

そしてみんなで渡っていくとつり橋が…  結末は読んでのおたのしみ!!

自分たちがさっきまで遊んでいたどんどんばしの世界がそのまま絵本に!どの子も今までになく夢中で絵本に見入っていました。

絵の細部まで本当によく見ていたのでしょう。Aちゃんはページをめくる前に結末を当ててしまいました。

動物たちの表情から次に何が起きるのかわかったようです。

ましまさんの絵の力と子どもの絵を見る目のすごさにただただ感心するばかり。

そしてこの裏表紙の絵。

最後まで子どもたちはどんどんばしを口ずさみながら主人公の女の子と一緒に楽しんでいました。

 

出来立てほやほやのこの絵本。是非ひとりでも多くの子どもたちに読んであげてほしいものです。

 

 お散歩、楽しかったね。また行きましょうね。

 


親子で秋のお散歩に…

2017年11月07日 | まめっちょの時間 ととけっこうの日々

やっとお天気に恵まれた木曜日、2歳児クラス「ととけっこう」は秋の公園にお散歩に。

少し色づき始めた銀杏の木、赤く実った柿…雨つづきでなかなか外に遊びに行けなかった間にもうずいぶんと秋が深まっています。

久しぶりのお散歩に子どもたちの足取りも軽く、お母さんと、お友達と手をつないで気持ちよく歩いて行きました。

たくさん歩いた後は、かけっこでちょっとした運動会。

白いテープに向かって走ることが初めての子も。まず初めはお母さんと一緒にゴールまで走ってみます。2回目はゴールにいるお母さん目掛けて、そして3回目は賞品のバケツに向かって走る、という具合に段階を少しずつ上げていきました。はじめはよくわからなかった子も少しずつ面白くなってきたようです。走り終わってバケツを手にした子どもたちは得意顔でお母さんの元に駆け寄っていました。

わらべうたも部屋の中とはちがう解放感で気持ちよさそうです。木々の間をわらべうたを歌いながら練り歩きました。

 

「見つけた~!」

ポロン、ポリンとバケツの中に次から次へとどんぐりが入っていきます。

まん丸のどんぐり、細長いどんぐり、ちびっこどんぐり…

夢中になってどんぐりをひろう姿は絵本『サリーのこけももつみ』の母子みたい。

子どもも大人も熊に出会っても気が付かないほど夢中です。

 

 帰り道、かりんがたくさん実っているのを見つけました。

落ちていたかりんの実を子どもに見せてあげようとしたところ、なめくじが…

顔をしかめるお母さんをよそに かりんよりもなめくじに興味津々の子どもの目。「これは、何?なんていうの?」

そうか~この子にとってなめくじとの出会いも今日が初めてだったんだね…

ちょっとっしたお散歩の中にも子どもたちにとっては初めての体験、新しいものとの出会いがいっぱいありました。

 

宝物でいっぱいのバケツを手に子どもたちは満足顔であんころもちをしてさよならしました。

またお散歩、行きましょうね。