酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

宮崎県に限らないのだが

2006-12-09 08:45:48 | Weblog
 福島・和歌山に続いて、宮崎県の官製談合事件で、トップが逮捕された。

 このひと、根っからの県庁人だったんだってね。

 つまり、県庁職員を勤め上げて、後、県知事に就任したってことだ。

 宮崎県民には、ご同情申し上げるほかないけれど、常々指摘しているように、その組織に首まで浸かって来た人を、ナニゆえに、県知事に推してしまうのか。

 県のことは県庁の人に  国のことは国の官僚に  こんなんじゃ、いつまでたっても民主主義は根付かないってば。

 誤解のないように言っておくが、官僚がダメ! と言っているのではない。

 官僚は、一事務屋に過ぎないのだということを言いたいのだ。したがって、
市井の人たちが、これを必要以上にありがたがる必要などないのだし、なにしろ、
主権者たる意識をもっともっと高揚させなければ、望むような施政は現実化しないだろう。

 国政の場には、官僚出身の議員が吐いて捨てるほど多い。官庁と言う「温室」育ちの人たちに、寒風吹きすさぶ民間の人たちの暮らしなんて、到底分かりっこないのに、この国の主権者たちは、なぜか、官僚を議会に送り出す。

 「義理」や「人情」を大儀として憚らない自民党に、反永久的に政権を委ね、やりたい放題をやらせておいて、巷では、一向に楽にならない暮らしのグチをこぼす。

 民主主義を自らの手で隠蔽してしまっているこの国って、ナンなんだろうね。

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