酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

余計な事いわないで走ってなさいって

2005-10-04 19:19:26 | Weblog
 為末ナニガシという陸上の選手が、さる新聞紙上で危険なことを言っていた。
今の若者には強制的に社会の役に立つことをやらせるべきだ、とのこと。一見、もっともらしい発言だが、その後に、韓国には徴兵制がありウンヌンと、外国の「奉仕」の例を説く。
 あんたはランナーだろ。好きな、得意なランニングが自由にやれるのは、今の日本にいるからだろ。そんなに奉仕したいのなら、率先垂範、自衛隊にでも入って、イラクに行って彼の地の人たちのために奉仕してらっしゃい。ダレも止めやしないから。
 いったいに、運動選手ってのは右翼的思想の持ち主が多いらしいが、いわば、天性の運動神経を嵩にきて、生意気な事を言いやすいようだ。運動ばっかりやってて、読書なんかには縁が無いんだろうから仕方ないとも言えるが、スター気取りで、他人に説教するのはやめとくれ。
 一介のランナーごときに、思想信条を説かれる覚えなんて無い。運動選手が評論家になる必要なぞないのだ。黙って、走ってなさい。それが一等、あんたらしい姿なんだから。これ以上、しゃしゃり出るようなら、「為末」ではなく「世も末」になっちゃうよ。