2009年7月にカワサキのバイク部門が苦戦しているという記事を書きました。
※カワサキが欧米で苦戦 - KOfyの「倍行く」人生 2009年7月25日
そして、同じく苦戦しているスズキの記事の中で、カワサキバイクの状況を載せました。
※どうしたスズキ! - KOfyの「倍行く」人生 2013年5月14日
どうやら、カワサキのバイク部門が元気を取り戻してきて、川崎重工内でも少しは大きな顔ができるようになってきたようです。
造船部門のゴタゴタの後の役員の異動で、二輪部門出身者が副社長に昇格されたと思いますが、
きっと社内で選択と集中の号令のもと、二輪部門のメンバーが奮起されたのではないでしょうか。
【「東洋経済新報」からの抜粋】
・2013年度の川崎重工「モーターサイクル&エンジン」部門の売上高は3100億円と前期から2割以上増え、
部門営業利益は130億円(前期は23億円)前後まで改善する見込。
・利益貢献額は、旅客機の構造部位などを製造する航空宇宙部門(250億円)に次いで大きく、今後も成長が期待されている。
・かつて2輪事業は川崎重工の最大の稼ぎ頭で、欧米市場で単価の高い大型バイクが売れ、
2007年度までは安定的に200億円前後の利益を上げていたが、リーマンショックと円高進行で、2008年度からは4年連続で赤字。
・スポーツ・レジャー用途の中大型バイクに特化しているカワサキの2012年度の販売台数は50万台と、
ホンダ(1549万台)やヤマハ発動機(609万台)、スズキ(231万台)に比べて格段に少ない。
・中大型分野では「NINJA(ニンジャ)」シリーズを中心に海外でも高い知名度を誇る。
・2輪事業の収益が回復してきた理由は、(1)一連の構造改革で損益分岐点が下がったところに円高是正の追い風が吹いた。
(2)新興国での販売が約41万台(前期は35.7万台)と全体を牽引し、2ケタ成長は4年連続で、4、5年前に比べてほぼ倍増。
・インドネシアやフィリピン、タイを中心とする東南アジアで所得水準が上がり、趣味として中大型バイクを楽しむ文化が着実に拡大。
・インドネシアを最重点攻略地域と位置づけ、ジャカルタなどの都心部でPRイベントを定期的に開催。
・現地の所得水準ではまだ大型バイクは手が届きにくいため、インドメーカーにOEMで作らせた排気量200ccの機種を
インドネシア専用モデルとして投入するなど、中型サイズのラインナップを拡充。
・川崎重工は150~250CCを中心に同国での販売台数は年間15万台まで増え、インドネシアでのシェアーを2割まで高めた。
・今後は、中国市場にも参戦し、現地に設立した販社を通じて、上海などの都市部を中心に販売を展開中。
ホンダもヤマハも新製品を投入し、元気を盛り返してきているし、
国内メーカーで依然として兆しが見えないのが、スズキです。
※カワサキが欧米で苦戦 - KOfyの「倍行く」人生 2009年7月25日
そして、同じく苦戦しているスズキの記事の中で、カワサキバイクの状況を載せました。
※どうしたスズキ! - KOfyの「倍行く」人生 2013年5月14日
どうやら、カワサキのバイク部門が元気を取り戻してきて、川崎重工内でも少しは大きな顔ができるようになってきたようです。
造船部門のゴタゴタの後の役員の異動で、二輪部門出身者が副社長に昇格されたと思いますが、
きっと社内で選択と集中の号令のもと、二輪部門のメンバーが奮起されたのではないでしょうか。
【「東洋経済新報」からの抜粋】
・2013年度の川崎重工「モーターサイクル&エンジン」部門の売上高は3100億円と前期から2割以上増え、
部門営業利益は130億円(前期は23億円)前後まで改善する見込。
・利益貢献額は、旅客機の構造部位などを製造する航空宇宙部門(250億円)に次いで大きく、今後も成長が期待されている。
・かつて2輪事業は川崎重工の最大の稼ぎ頭で、欧米市場で単価の高い大型バイクが売れ、
2007年度までは安定的に200億円前後の利益を上げていたが、リーマンショックと円高進行で、2008年度からは4年連続で赤字。
・スポーツ・レジャー用途の中大型バイクに特化しているカワサキの2012年度の販売台数は50万台と、
ホンダ(1549万台)やヤマハ発動機(609万台)、スズキ(231万台)に比べて格段に少ない。
・中大型分野では「NINJA(ニンジャ)」シリーズを中心に海外でも高い知名度を誇る。
・2輪事業の収益が回復してきた理由は、(1)一連の構造改革で損益分岐点が下がったところに円高是正の追い風が吹いた。
(2)新興国での販売が約41万台(前期は35.7万台)と全体を牽引し、2ケタ成長は4年連続で、4、5年前に比べてほぼ倍増。
・インドネシアやフィリピン、タイを中心とする東南アジアで所得水準が上がり、趣味として中大型バイクを楽しむ文化が着実に拡大。
・インドネシアを最重点攻略地域と位置づけ、ジャカルタなどの都心部でPRイベントを定期的に開催。
・現地の所得水準ではまだ大型バイクは手が届きにくいため、インドメーカーにOEMで作らせた排気量200ccの機種を
インドネシア専用モデルとして投入するなど、中型サイズのラインナップを拡充。
・川崎重工は150~250CCを中心に同国での販売台数は年間15万台まで増え、インドネシアでのシェアーを2割まで高めた。
・今後は、中国市場にも参戦し、現地に設立した販社を通じて、上海などの都市部を中心に販売を展開中。
ホンダもヤマハも新製品を投入し、元気を盛り返してきているし、
国内メーカーで依然として兆しが見えないのが、スズキです。