新しいプログラムのランチ

新しいプログラムを某大学の国際学校から引き継ぐにあたって課題がいくつかありましたが、
そのうちの一つがランチでした。

それまでは、実施母体の学校のカフェテリアで調理をしてランチを提供していましたが、
受け入れるにあたって食堂を運営している大学生協が子供向けのメニュー提供ができず、
食堂設備の利用に関して、衛生面の責任分担などの問題から拒否され、
お弁当業者さんを探しました。

土曜日だけの対応をしてくれる先を探すのに苦労しましたが、
1社対応してくれるところがあり、その業者さんは私立の小学校にも
公立の中学校にも弁当をデリバリしている実績があったので取引することにしました。


丁寧で誠実な対応で安心できるのですが、真面目過ぎるところが課題です。
私から社長さんには、いわゆる「学校」でなく、私塾扱いなので、
ランチに関しては、栄養のことを考えることもなく、また、食育なども関係ない、
要は美味しくて、楽しいということだけを考えてメニューを考えてくださいという
事でスタートしました。

アレルギー対応はきめ細かくできないということで、自宅からのお弁当と
こちらで提供するお弁当と選択は自由ということにしました。


すると、約7割の方がお弁当を申し込んでくれました。
そして、4月からスタートしたのですが、管理栄養士さんが真面目過ぎるのか
味付けが子供向けの規定通りで、塩気が薄く、一言でいえば病院食的でした。

毎回ジャンクでもいいのでと言っていたのですが、担当者では冒険ができないのでしょう。
社長さんにそのことを告げてからは、少しましになりました。



そのような中、先日はカレーライスでした。
子供はカレーが好きですねぇ。

いつもならご飯を残す子が結構いるのですが、カレーの日はみんなしっかり食べていました。
お代わりもOKにしていたのですが、何人もお代わりに来て、しっかり食べてくれました。

私も試食しましたが、いわゆるスパイスなどは使わず甘口カレーでしたが、
美味しくいただきました。

これだったら、毎回、カレーでも良いと思いました。


冬学期の確認を取っていますが、ますますお弁当のキャンセルが出ており、
来年の4月から大手の弁当業者さんに変更することにしました。

残念ですが、仕方がないことです。