KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

バイク3ない運動、ついに終焉

2012年10月06日 | 世の中あれこれ
10月4日の東京新聞朝刊に載った記事によると、高校PTA連がバイク「3ない」運動の宣言をやめたそうです。
高校PTA連が1982年に決議したのが「3ない」運動の発端とは知りませんでした。
アホな教育委員会が推進したとばかり思っていました。


高校PTA連は今年の8月下旬に、和歌山県で開かれた全国大会で、
・自転車、バイク、歩行者のマナーアップ運動の実施。
・地域の関係機関と協力し、具体的かつ積極的にマナーアップ運動を展開。
・交通ルールを守り、自他の命を大切にする心を育てる教育を充実。
・保護者、子供達との交流を密にして交通モラルの向上に努める。
へと転換したそうです。

それまでは、『3ない運動は引き続き推進しつつ、命を守る交通安全教育も進め、
自転車、歩行者を含めた交通ルール、マナーの向上』が宣言内容だったようです。
(禁止の決議から「宣言」に変化していました。)

歴史的には、「免許を取らない」「乗らない」「買わない」の三ない運動は、
交通事故急増を背景に愛知県教育委員会が1975年に、
「特別な場合を除き、生徒をバイクに乗せないように」と各校に通達したのが
発端で全国に広がったとされ、その後、全高P連が1982年の全国大会で、
高校生のバイク利用について「原則として全面禁止とする」という「特別決議」を
初めて採択し、5年に一度見直すことになったそうです。

その後、「三ない運動」で退学になった生徒が裁判で損害賠償に勝訴したりし、
保護者からは「規制するのではなく、乗せて指導すべきではないか」などの意見も出て、
1997年の全国大会で、特別決議よりも拘束力の弱い「宣言」の形が取られ、
2002年、2007年と踏襲されてきたそうです。


いずれにしても、バイクブームが沈静化した原因になった「三ない運動」が
事実上、終結方向になったのは素晴らしいと思います。
ただし、生徒手帳に明文化され、校則となっているところがまだまだあるでしょうから
これから、各地域の教育委員会がどう動くか注目されます。

また、今でもアホみたいに爆音を出し、集団で暴走行為を働いたり、
無謀な運転をするバカたれがいます。
彼らに対しては、厳しく、犯罪者として罰則を適用し、
摘発や逮捕、停学や退学などの処分を科すべきでしょう。

その手間を避けてはいけないと思います。

校内の自転車置き場の横に、堂々とバイクの駐輪場ができる日を待ち望みます。



しかし、世の中が変わり、、、、、
 
ガソリン代やバイク価格が高騰し「金ない」
民間駐車監視員の取り締まり強化と駐輪の「場所ない」
インターネットでのとの対比で「必要ない」
の新たな「3ない現象」が流行ってしまった時代が残念です。

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