KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

専門用語との戦い

2012年10月10日 | お仕事あれこれ
大学では、経営学を学び、卒業後には「中小企業診断士」の資格も取り、
入社15年目には3か月間と短かったですが、国内のビジネススクールにも
行かせてもらいました。

数年後には、小さな会社を立ち上げて、5年間ほど経営にも携わりましたが、
その後、アメリカンスタイルの経営管理が急速に入り込んでしまい、
知らない言葉にストレスが溜まりますが、一つ一つ確認しながら
一生懸命キャッチアップしていく毎日です。


ある日の会議中にメモした専門用語を、後ほど調べた一例です。

■ターミナルバリュー(残存価値、継続価値、最終価値)
長期の投資効果を測る収益計算のDCF法(Discounted Cash Flow )では、実務上、予測は明示的な予測期間(5~10年)とそれ以降の期間に分けて行う。ターミナルバリューは、事業が未来永劫続くという前提のもとでの、残存価値予測期間以降の未来永劫までのフリーキャッシュフロー(Free Cash Flow /FCF)の現在価値を合計したものをいう。


■ワーキングキャピタル
ワーキング・キャピタルとは、日本語では「運転資金」と呼ばれることが多い。例外もあるが、一連の取引は出金が先にあって、しばらくしてから入金がある。出金から入金までの期間はキャッシュ(現金)がマイナスになる。このマイナス分は、多くの場合、キャッシュの借り入れによってまかなうことになる。このマイナス分を埋め合わせるために必要となる資金のことを、特にワーキング・キャピタル、または運転資金(運転資本)という。

ワーキング・キャピタル=売掛金-買掛金+在庫
この式からは、売掛金を減らし、買掛金を増やし、在庫を減らすことがワーキング・キャピタルを圧縮するための3大要素であることが読み取れます。


■コミットメントライン
コミットメントラインとは銀行が取引をしている企業にたいして定めた融資枠である。銀行と取引先の企業があらかじめ融資の上限枠を協議しておき、この融資の枠内でなら一定期間いつでも審査を必要とせずに銀行が企業に資金を提供することを保証する制度である。

企業にとっては、審査の必要がないため迅速な資金調達が可能になるというメリットがある。また、迅速かつ容易に調達できる資金があるために企業は流動資金を減らすことができ、貸借対照表のスリム化が実現される。
また、銀行はコミットメントラインを設定することによって、通常の金利に加えて企業から融資枠の金額に応じた契約料を徴収するため、安定した財源を確保することができる。


■表明保証保険
表明保証保険は、M&Aにおける株式譲渡契約、営業譲渡契約などの様々な取引に関して行われる契約書の表明保証条項違反による経済的損害を補填する保険。被買収企業に関する表明保証が不正確であったことに起因する損害や、買主が保険契約を結んだ場合は、売主の悪意による表明保証違反に起因する損害もカバーの対象となる。

実際には1.信用力の低い売主からの買収、2.銀行管理下の事業の買収、3.PEファンドが投資した事業の買収、4.解散が予定されているファンドからの事業買収などに利用され、敵対的買収には利用されない。
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