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図書通。

2006年10月24日 22時48分31秒 | 司書日記
4月に、この図書館で学校司書を始めて以来、まだ「図書館通信」なるものを発行したことがありません。

司書という仕事に就いたのも、これが初めてなので…

つまりは、私は司書になって以来、まだ「図書館通信」の発行に関わったことがないことになります。


もう10月も終わります。
読書習慣も近いです。

流石にそろそろ「図書館通信」を発行してくださいって話が来ました。


いや…
私も発行したくなかったわけじゃないのです。
当初から、それはずっと気にかかっていました。

しかし…どうにも余裕が…。
常に自転車操業ですから。


「図書館通信」

さて、一体どのように作成すればよいのやら。
対象は児童ってことでいいんだよな…。
親御さん向けではない。

では内容は決まっているようなものか…。
普段足りていない、利用指導をそこで行わせてもらおう。

まずは本の借り方からかなぁ。


いまだ電算化の見込みすらない、我が図書館。
その貸し出しも、「カードでピッ!」とは行かず、1年生から、6年生まで、日付、ラベル、登録番号、題名を、自分の手で記録用紙に記入した上で貸し出し手続きを行っています。

その手順は結構煩雑で…。
担任の先生ですら、一度では覚え切れなかったりして。

1年生では、まだ文字を書くことすら満足にできない状況なのですから、その負担は倍増します。

そのため、結構みんなテキトー。
あちこち抜けていたり、どう見ても丁寧に書いたとは思えない文字だったり…
題名なんて、まともに書かれていることの方が少ない。
大抵は、書きやすい部分だけ、大幅に略して書いてあります。

たとえば、「ハリー・ポッターと賢者の石」なら、「ハリー・ポッター」のみ。
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」も、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」も、すべて「ハリー・ポッター」。

まあ、登録番号さえきちんと書いてあれば、どの「ハリー・ポッター」か判別することは可能なんですが…。
その上、登録番号もまともに書かれていなかったりすると、もう記録だけでは何を貸し出しているのか分かりません。

そんな問題は、貸し出しの際にきっちりチェックしていれば起こらないのですが…。
慌しい図書の時間や、休み時間、そして、私ではなく図書委員が手続きを行った場合など、そのチェックが徹底できないことがかなり多く…。


では、それを「図書館通信」に書けばいいんじゃないか。
文書として残せば、少しは改善するんじゃないだろうか。

もうすでに正式な記入法を忘れている方も多数いらっしゃることだろうし。
(あ、また「いらっしゃる」だ。)


と、書く内容が決まったからって、すぐに完成できるわけじゃない。
なんせ作ったことのないものです。レイアウト、文章の形式…いろいろ考えなければならないことは多く、その作成基準もこれといって持っていない状態。

昨年度の図書館通信を必死で参考にするしかありません。


さてさて、無事作成できるだろうか…。
その間にも、他の仕事は山ほど積まれているのだし…。


信じる未来は自分で作り上げるしかありません。