日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

投げ時。

2006年08月16日 21時41分30秒 | 囲碁
今日も今日とて囲碁。

他に書くことない訳ではないんですが…。
やっぱり手近にある話題から選んじゃうので。


KGSにて一局。
今日は申し込み無視されなかった。

お相手は18kの方。
私が先日の勝利で13kになっていましたので、5子局です。

toutoyo[13k]-lkhs[18k]
今日は検討なし。

5子ともなると、序盤の絶望感もかなりのものです。
特にあの天元の石が、なんとも小憎らしい。
KGSの公式戦、レーティング対局は、6子局までですので、公式戦の置き碁で、天元に石があるのは、この5子局だけです。

さて、あの石をどうみるか。
そこに5子局のポイントがあるのではないかと思います。

今回も、中盤はその天元の石を巡る攻防となりました。
…まあ、4隅はしっかりしすぎて、そこしか付け入る隙がなさそうだったってだけなんですが。
しかし、私の攻め手なんて稚拙そのものです。

あっさり治まられて、どうしたものやら。
とりあえず地で対抗…するにも、4隅の力は圧倒的。
なんとなく大ヨセ打って見るものの、地で対抗できる訳ないことがはっきりしただけでした。

ですが、その大ヨセで、相手の左上隅石にちょっと隙ができました。
本当に隙があるのかどうかはわからないですが、まあ、望みはそこしかない。

おなじみ三々入りから、相手の受けに対応して打っていると…
おお。右上隅ゲット。

そして相手はここで投了。


この投了には、私は驚いてしまいました。
最初に載せてる画像が、終局図なのですが…。

この時点で投げるのは早すぎませんか?

左上隅は白のものになったものの、黒は左下、右上に確定地を持っているのに対し、上辺の白は命すら怪しく、下辺の白も、どうも連絡が怪しい。
白の地は、多分もの凄く減ることは間違いなく…

私が良く打つ相手は、絶対にこんな所では投げてくれないので…。


多分お相手は、左上隅を取られたことに多大なショックを受けられ、さらに、その他の部分についても、あまり希望的な観測が持てなかったのでしょうね。


判断は人それぞれ。
「もうダメだー」と思う人もいれば、「これからが本番よ!」とますます奮起する人もいる。


私は…どっちかと言えば後者かな。
ただ単に、形勢判断ができてないだけのような気もしますが。

終局間近になって、気づいた時にはとんでもない差がついていて、それでも、もうすぐ終わっちゃうので、投げるのもどうかと思い、大差負け。
私のパターンはいつもこうだから…。

ある意味尊敬し、ある意味もったいないなと思った一局でした。