日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

黒。

2005年11月30日 20時45分43秒 | モンコレ
黒金 退魔バランス型。

先日の日曜会で使用したデックです。


デックの元となったのは、《ダークエルフ呪紋隊》、それから《リビング・デッド》の2枚のカード。

以前、福岡に遠征されたえんぴさんとの対戦で使用したデックは、アヌビスと連合を組んだデックでしたが、紆余曲折あって、アヌビスのいない、純粋な偶数デックとなっています。

デック名の一部になっている「金」こと黄金装備も、結局《黄金の剣》のみとなりました。


《リビング・デッド》を使って、《ダークエルフ呪紋隊》や《ダークエルフ諜報隊》を常に準備し、先攻を取ったダークエルフが《黄金の剣》や《退魔剣》の力を借りて殴りかかるデックです。

とりあえずはそれしか考えていない。

いろいろごちゃごちゃ考えても、今の私には回しきれないのです。
なにごとも単純に。まずは単純に。
いろいろ考えるのは、それからでも遅くないはず。


しかし、単純なだけあって、様々な場面への対応力はあまり高くありません。

特に、対抗力の面ではかなり薄い部分が目立ちます。

戦闘スペルは攻撃に対するものがほとんど。
特殊能力対策の《封印の札》が辛うじてあるだけで、アイテム、戦闘スペルに対する専用の対策はない。
ダメージ対抗である《シャドウ・ストーカー》と《デビル・ロータス》でその他すべてをなんとかする。

そんな結構頑張ったことを言ってるデックでもあります。


後はそれぞれのカードについて語りながら。


《シャドウ・ストーカー》
《イビル・デッド》の威力アップのために投入されたカード。
先に2点ダメージを飛ばしておくことで、《イビル・デッド》の対応範囲をその分上げることができます。

単純に2点対抗としても役立ちますし。
それなりに当たるユニットは多かったので、入れた価値はありました。

《隻眼の皇太子》
ダークエルフ使い回し用カード。
しかし、重要なのはそれよりも*スペル枠なのかもしれない。
装備品のないダークエルフで、《ドラコ・ジェノサイド》を使おうとするなら、このユニットが必要です。

とりあえず、手札に帰って来ることのできるスペルユーザーとして重宝する存在。

《千年王国の妖精》
《デビル・ロータス》の使い手として投入されたカード。
ダークエルフにも《ダークエルフ暗殺部隊》や《ダークエルフ髑髏騎兵隊》がいますが、6枚では少々不安でしたので。

《ドラコ・ジェノサイド》のスペル枠サポートとしての役目もあります。

《ダークエルフ暗殺部隊》
今回のデックの主力即時要員。
装備品の使い手として、《デビル・ロータス》の使い手として活躍してくれるはず。

しかし、装備品のない状態では、攻撃力が不足気味なのが難点。

《ダークエルフ拷問隊》
ダークエルフの露払い担当。
しかし、防御力アップ手段が乏しいので、拷問のダメージはあまり期待できません。
退魔剣付けると、どうしても攻撃したくなっちゃいますし。

まあ、それでも、普通2点ダメージは役立つ場面がきっと多いはず。
よく、《モーラ》の引き付け役になってくれました。

《ダークエルフ邪眼部隊》
以前のデックにはたくさん入っていた、ユニットでの手札破棄手段も、今はこのユニットだけになってしまいました。

基本的には攻撃力源。
貴重な攻撃力2の2レベルダークエルフですから。
装備品付けてぶん殴ります。

時にその手札破棄能力が光るときもあるでしょう。

《ダークエルフ呪紋隊》
デックテーマカードの一つ。
だけど一枚しかもっていない。

素でイニシアチブを持ち、きちんと攻撃力と防御力もある。
ダークエルフのみでパーティを組めば、その先攻奪取力は倍増します。

枠がなくても十分活躍できるカードでしょう。

《ダークエルフ諜報部隊》
相手のパーティのユニット数が少ないときは、こちらの方が《ダークエルフ呪紋隊》より高い先攻奪取力を持つ。

そして、魔スペル枠も持っています。

しかし、動かないことにはイニシアチブプラスを得られないところが、時に弱点になってしまうでしょう。
呪紋隊は自らが動く必要がないところも、特徴の一つですから。

ですが、逆にイニシアチブに動けることが重要となる場面もあります。
《ウォー・ドラム》なんかを使われた時がそれに該当するでしょうか。
ダークエルフで同時はあまり得意としないのですが、諜報部隊と《隻眼の皇太子》が入れば、イニシアチブタイミング中に撤退することが可能です。

《ダークエルフ髑髏騎兵隊》
ダークエルフの主力ユニット。
サイズが大きい分、《ダークエルフ諜報部隊》や《退魔剣》の効果は下がってしまいますが、そんなことは些細なこと。
ダークエルフでは貴重な、基礎値をきちんと満たした、枠ありユニットですし。

《スワンプ・ヒドラ》
《ドラコ・ジェノサイド》と言えばこのユニット。
序盤の展開力は強力です。
とにかく進軍して、ジェノサイド使ってればそこそこ強い。

こちらは《ボーン・ドラゴン》と違い復活できないので3枚。

《ボーン・ドラゴン》
地下墓地対応ユニット。
テキトーに進軍し、先行取って殴りかかる。
敗れたとしても手札に帰り、地下墓地効果で最前線近くに現れる。

鬱陶しいユニットになれれば本望。

《枯れた虹》
ちょっと投入してみたカード。
とりあえずそれ以上の意味はない。

《地下墓地》
《リビング・デッド》発動体。
そして《ボーン・ドラゴン》の空母。

《封印の札》
消耗品も一種類ぐらいほしいよねってことで投入。
やっぱり特殊能力対策が最重要と思われたので、まずは《封印の札》を。

《黄金の剣》
ダークエルフは巣の状態では本当に攻撃力がありません。
なにか攻撃力にサポートを付けないと、先攻取ったは良いが、何もできないなんてことにもなりかねない。
そんな時、普通のダークエルフならば手札破棄に走るのでしょうが、このデックではそれも望めない。

ということで、攻撃力の上がる装備品は必須と言っても良い。

《退魔剣》だけではきっと足りないので、黄金装備も用意しました。
攻撃力の上がる黄金装備はいろいろありますが、一番確実な《黄金の剣》を今回は採用。

最後に残った「金」です。

《退魔剣》
攻撃力が上がり、防御力も上がり、その上スペル枠が増え、ダークエルフが単体で《ドラコ・ジェノサイド》を撃てるようになる。
まさに夢の装備品。

《イビル・デッド》
《ドラコ・ジェノサイド》と違い、単体効果だが、その効果は防御力ダウンと強力。
スペル枠に融通が利かないのも弱点の一つだが、このダークエルフならあまり関係はない。

だけど、やっぱり単体効果なのが弱点になってしまうことも多い。

《カース・リンク》
小賢しいスペル。
対抗のない相手に決めることができると、とても嬉しい。

だけど、やっぱりきちんと考えて使わないと、裏目に出ます。

そこまで使う必要もなかった場面でこれを使い、《魔法の福引券》で主力の《ダークエルフ髑髏騎兵隊》を撃墜されてしまった私。

《デビル・ロータス》
主力対抗力。
しかし撃てるユニットは限られる。
そしてダメージも限られる。

何もかもこれに任せる訳には行かない。

《ドラコ・ジェノサイド》
攻撃さえできたなら、攻撃さえしてくれたなら、主力対抗力、主力殲滅力となれるカード。

普通タイミングで動かれると、なんにもできないのが難点。
とりあえず先行取って殴るところから入りたい。

《ブラック・フォッグ》
魔スペルでの基本対抗。
対抗:攻撃限定でないのがミソ。

しかし、攻撃力を下げるだけではどうにもならないことが多いのも確か。

《リビング・デッド》
テーマカードその2。
今回復活を想定しているのは、《ダークエルフ呪紋隊》、《ダークエルフ諜報部隊》の先攻奪取ユニット。
《デビル・ロータス》発動ユニット代表《ダークエルフ暗殺部隊》。
とりあえず大型ユニット《スワンプ・ヒドラ》。

あとはその時々に応じて弾力的に。

山札に帰るだけなので、その場で即時召喚ユニットを調達できる訳ではない。
代償となった山札の一番上のカードが、キーカードでないことを祈る。



2レベルが主体であるせいでしょうか。
攻撃対抗に偏りすぎているせいでしょうか。
先攻を取りたいデックの宿命でしょうか。

どうも《サキュバス》、《モーラ》にとても弱い気がするデックです。

先攻取られては吸われ、先行取っては吸われ。
殴ってはスペルで流されて…。


もう少し消耗品を増やしてもいいのかもしれません。
やっぱりあまりにも対応力が薄い。
魔スペルの融通の利かなさが身に沁みます…。

魔スペルの特殊性を活かすためにも、万能なキャンセル消耗品の数々を採用するべきなのかもしれない。


今のままじゃ「バランス」ってほどバランスデックじゃないし。