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とうとよ/清貧の独り言。

アルティミット緑さん。

2005年11月16日 21時53分40秒 | モンコレ
久しぶりにデック総評でもやろう。

スペル10枚アルティミット緑さん

大昔、緑さん考察で、「戦闘スペルの枚数をあらかじめ設定したデックを作ってみよう。」と言ったことがあります。
今回は、そのスペル10枚版。

前回が、スペル20枚でしたから、一気に10枚減らしたことになります。

ここまで減らすと、ユニットと戦闘スペル以外にも、色々なカードを入れることができるようになります。
アイテムを混ぜてみたり、儀式スペルを混ぜてみたりと。

今回は、儀式スペル入りでやってみることにしました。


まず、《グリーン・ディスティニー》デックで、儀式スペルを使うとするなら、一番何を使ってみたいか。
それを考えることから始めてみました。

そして、やはりそれは進軍系だろうということになりました。

《グリーン・ディスティニー》を使う上での一番の課題は「いかに速やかに敵本陣に到達するか」です。
なるべく敵本陣まで、余計な戦闘をせずに、たどり着きたい。

そのためには、進軍系儀式スペルを使い、一気に敵本陣まで詰めるのが一番です。
具体的には、《ライオンハート》や、《アルティミット・ハート》が挙げられるでしょう。

進軍系の他に、焼き系儀式を使って、あらかじめ敵を殲滅しておくという方法もあります。
ですが、敵本陣のユニットを排除できる儀式スペルは少ないので、敵本陣から直接進軍してくるユニットを排除することはできません。
また、砲台以外の儀式スペルでは、敵を焼ききってしまうこともできないでしょう。

砲台にするには、スペル10枚でもまだ多い気がしますし、とりあえずは進軍系でやってみるのが現実的と思われました。


で、今回選んだのは《アルティミット・ハート》。
《ライオンハート》ではないのは、単純に、私がまだあまりこのカードを使ったことがないから。
《ライオンハート》は色々なデックで使ったことがありますから。

《グリーン・ディスティニー》に、本当に合っているのはどちらかということになると、よくわからないのですが。

《ライオンハート》に比べての、《アルティミット・ハート》の利点はいくつかあります。

まずは、発動体の豊富さ。
《アルティミット・ハート》発動には、《スタンディング・ストーン》が使えます。
これはデックに何枚でも組み込めるカード。
《ストーン・サークル》のように、3枚使わせたから安心という訳には行きません。
さらに、《ストーン・サークル》でも発動可能ですし、ほぼ、いつでも使えるというのが、《アルティミット・ハート》の利点の一つでしょう。

次に、地形が敵本陣まで繋がっていなくても使えるということ。
《ライオンハート》の場合、1ターンに2歩進むことができるようになるとは言え、結局は一歩一歩進んでいかねばならないため、地形を敵本陣まで繋げる必要があります。
当然、その間にいる敵は、自分で排除しなればなりません。

《アルティミット・ハート》の場合、進軍タイプを長距離飛行に変更する効果ですから、特定の位置にいる事さえできれば、地形が敵本陣まで繋がっている必要はありません。
自軍2から、敵本陣まで、一気に進むことができます。
途中にいる敵との戦闘をする必要がありません。

もうひとつは、儀式連続発動のし易さ。
アルティミット系儀式には《アルティミット・サークル》という儀式スペルの存在があります。
これをスロットに配置できさえすれば、1ターンに2回以上の儀式スペルを使用することができるようになります。
前述したように《スタンディング・ストーン》は、枚数制限がありませんから、使おうと思えば、結構簡単に使えるはずです。

《ライオンハート》でも、《マイ・フェア・レディ》を使えば、他の儀式と組み合わせて使うことができます。
しかし、こちらは、《ストーン・サークル》。
3枚までしか組み込めません。
そして、《マイ・フェア・レディ》はスロット待機であるため、一度発動したらそのターンで終わり。
スロット継続で、ずっと効果の残る《アルティミット・サークル》よりも、効果的には劣ることになります。

もちろん、《アルティミット・サークル》にはアルティミット系儀式しか使えないという欠点があるのですが。

さらにもうひとつ。
《アルティミット・ハート》はタイプ持ちカードであるという利点もあります。
まあ、これも、利用できるデックにとっては嬉しいことでしょう。


しかし、利点があれば欠点もあるわけで…。
《アルティミット・ハート》は、進軍タイプを変更する効果です。
もともと、所定の位置についていなければなりません。
そのため、相手も防ぎやすい。
ほとんどの場合、敵軍2にいる相手にさえ気をつけていれば良い。
どこの敵が、いつ本陣に攻めてくるかわからない《ライオンハート》に比べ、奇襲性は劣ることになるでしょう。

実際、《グリーン・ディスティニー》を自軍2に置いておくのはかなり危険なのです。
一番攻められやすい位置ですし、なにより、《鋒矢の陣》が怖すぎる。


まあ、色々あるのですが、今回は、とりあえず《アルティミット・ハート》を使ってみることにしました。


戦闘スペル10枚で、儀式スペルはアルティミット系。
そこまでは決まりました。
あとはどうしようか。

今回、ここで大分詰まってしまいました。
なんだか、「これ!」という方針が見つからなかったのです。

結局、考え付いたのが、「テキトーに面倒そうなユニットを放り込んでおけば良い」というものでした。

戦闘スペルは10枚しかありませんし、緑さんが戦うときのために、なるべく残しておきたい。
しかし、それにしても、他にも戦闘スペルを使えるユニットがいないと、流石に緑さんだけでスペル10枚全部使い切るのは重過ぎる。

期待の星は《ブラック・アビス》なのですが、これは一枚しか持っていない。

…まあ、いいや。とりあえずは4枚で。
もうなんかこの辺りからテキトーです。

レベル6で何かユニットを探したほうが良かったのかもしれません。
ドラコ系スペルを使うだけなら、コンビニドラゴンで良いのですが…。

戦闘スペルが10枚しか入らないとなると、やはり1枚に大きな効果や、複数の効果を求めることになり、結果、複合スペルがメインになってしまいます。
今回選んだ戦闘スペルも全て複合スペル。

全て、《グリーン・ディスティニー》が使えるスペルにしてあります。
これを全て使える6レベルスペルユーザーというと…。
うーん。まあ、5種類ぐらいいそうですが、いろいろ条件があるものばかり。
すぐに投入できそうなのは《髑髏の魔術師》ぐらい。

うーん。
《髑髏の魔術師》かぁ。
体力がなぁ…。
などと言って、このときは取りやめてしまいました。
どうも結果を見る限り、《髑髏の魔術師》は必要だった気もするのですが…。


結局、できあがったのは最初に挙げたデック。
6レベルは枠の無い、ちょっと面倒そうなユニットで編成しています。
これでなんとか時間を稼いでいる間に、アルティミット系儀式でなんとかしようという考えでした。


結果はぼろぼろでしたので、この考えは相当甘かったことになります。


では、問題点を挙げて行きましょう。

まずは、その肝心のアルティミット系儀式について。
やはり、ストーン・サークル儀式に比べ、威力に難があります。

特に《アルティミット・ストーム》。
これの威力がかなり低い。
もともと、特定のユニットを確実に仕留めるための儀式。
特定も何も、全てのユニットを仕留めないとまずいこのデックには、余りあっていなかったのかも知れません。
全てのユニットを仕留めたいのなら、《アルティミット・レインボー》の方を重視すべきでした。

なんにしても、焼き儀式の枚数が少なすぎたようです。
いくら6レベルの面倒そうなユニットを集めたと言っても、所詮枠無し。
しっかりパーティをそろえられては勝てません。
時間稼ぎにも限界がある。
それなのに、肝心の儀式が少なくては、やはりきつかったようです。


また、それをサポートする2レベルユニットにも、少々問題がありました。
特に《ホブゴブリン用心棒》。

《グリーン・ディスティニー》を使う際には必須となる用心棒ですが、対象となるのは火/土のユニットのみ。
今回、6レベルのユニットを選ぶ際にもそれは考慮して、本当は火土メインで選びたかったのですが…。

どうも火土の6レベルユニットに、これといったものがいない。
結局、投入したのは《アイアン・ゴーレム》のみ。
後は水属性がメインになってしまいました。

しかし、やはりこれでは用心棒が無駄になることが多い。
ただの222ユニットなら、他にいろいろいるでしょう。


そして、時間が稼げない以上、所定の位置にみどりさんを配置することはできない。
それではこのデックは成り立ちません。


なんにしても、ちょっと中途半端だったようです。
もう一度、しっかり目標を定めて作り直す必要があるでしょう。