カーリングストーンの運び出しをした日、夕方から用事があったので練習会のあとの時間をどうしようかと迷っていると、カーリングメンバーのKさんに「Hさんから水上バスツアーに行こうと言われているんだけど行かない?」と誘われ、文字通り“渡りに船”とばかりに参加させてもらうことにしました。
明治神宮スケート場を出たときは雨。。でも、国立競技場から大江戸線で汐留に着くと、すっかり雨は上がっていました。むしろ雨上がりの空が眩しく、夏の名残りの強い日差しが肌に痛いくらいでした。
まずは徒歩で「浜離宮庭園」へ・・・。
都内で唯一という海水を引き込んだ大きな池に背後のビル群が写し出されて現代と古が一体化した景色が堪能できます。潮の干満で景色が変わるというのでゆっくり見ていたいところですが、水上バスの時間があるそうなので散策しながら園内の乗り場へ向かいました。海外からカーリング選手が来た際にはこのコースで案内したいということで下見も兼ねているので予定を大幅に狂わせたくはないようです。
浜離宮庭園の先端まで歩くと、地方の小駅の改札のような乗船場が見えてきました。水は穏やかで光り輝く水面を眺めていると、つい1時間前に氷の上にいたのが嘘のように感じられます。やがて喧噪の中から船のエンジン音が響き、水上バスが到着しました。
30人程の乗客が下船しましたが、かなりの人が乗ったままです。ここから水上バスは一旦東京湾に出て日の出桟橋で折り返すので、そこまで向かう人が多いのでしょう。いよいよ乗船、ゆっくりと岸を離れ浜離宮庭園沿いを西へと進みます。レインボーブリッジがだんだん大きく見えてきて、それをくぐる手前の日の出桟橋で乗客の大半が下船するので、ここで後甲板の席をキープできました。
レインボーブリッジがだんだん小さくなり、左側に東京タワーを眺めながら再び浜離宮をかすめて隅田川を上り始めます。
ゆりかもめ
程なくして「勝鬨橋」をくぐります。都会を流れる川だけに橋が多く、陸から見るのとは違った趣があってなかなか面白いです。橋は思ったよりも低く、アーチが弧を描いていて橋げたのあたりは水面すれすれの橋もあって、水上バスは身を屈めるようにその下をくぐっていました。
勝鬨橋
中央大橋
永代橋
清洲橋
新大橋
両国橋
JR総武線 隅田川橋梁
蔵前橋
厩橋
駒形橋
吾妻橋
右手にスカイツリーが見えてくると浅草の船着き場で、乗船を待つ人が長蛇の列を作っていました。
浅草に上陸して、神谷バーで昼食。昼間からバー?と思いきや、中はデパートの食堂のようでカレーライスやグラタンなどのメニューがあって、もちろん名物の電気ブランもありました。ただ、午後から打ち合わせを控えている私はノンアルコールで過ごしました。
これが電気ブラン(口当たりがいいので飲み過ぎ注意です。)
7月にスカイツリーに行ったときは夜の9時過ぎにはお店がほとんど閉まっていた浅草も昼間は人でごった返しています。
仲見世を通って浅草寺をお参り。そして、その隣の浅草神社へも行きました。浅草神社の境内では猿回しが行われていました。
喜劇人の碑
おしまいはかっぱ橋道具街へ。食品サンプルが有名ですが、飲食店で扱う大鍋や食器、看板を扱うお店もあって面白かったです。
河童の河太郎くん
突然結成されたツアーもここで流れ解散。。気軽に楽しめた満足な数時間でした。