on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

第5回 関東ミックスカーリング選手権大会

2024-07-28 22:22:39 | 学問
 酷暑がひと休みした2024年7月12日から14日の3日間、「第5回 関東ミックスカーリング選手権」の審判に行ってきました。

 カーリング競技の公式戦には、4人制(男子・女子)、4人制(ミックス)、ミックスダブルスがありますが、今回は4人制ミックスの選手権です。

 これらの中で4人制ミックスカーリングは競技としては一番新しく、それを専門にやっているチームは少なく、今回出場のほとんどが普段は4人制男女のチームを組んでいて、今回の選手権のためにチームを組み直しての出場です。

 大会は関東選手権ですが、その下に東京都予選や神奈川県予選はなく、手を挙げれば出場可能な大会なので、日本選手権を本気で目指すチームもあれば、記念出場的なチームの少なくありません。審判の立場からすると、こういう大会はどんなトラブルが起きるかわからないので気が抜けません。予選は4から5チームのリーグ戦で、上位チームが決勝トーナメントに進み、優勝、準優勝チームが日本選手権出場となります。大会の前半はラフな感じで終盤は緊迫した感じになるという、審判的には頭の切り換えが必要な大会でもあります。

 審判の仕事は、試合前から始まります。タイマーのセット、試合前練習の合図と練習時間計測、LSD(ストーンを右回り、左回りで各1投して中心からの距離で先攻後攻を決めるなど)の計測など、むしろ、試合前の方が忙しいです。
 試合が始まってからは、どちらのストーンが中心に近いが目視で判断できないときのメジャー計測、ラインにストーンが掛かっているか確認するための三角定規での計測などがあります。実際には、3日間通してメジャー計測が5~6回、ストーンがハウスに掛かっているか確認するバイターメジャーが2回、三角定規での確認が1回でしたが、バイターメジャーを使うのは珍しく、私にとっては初めての経験でした。それと、トラブルが発生した時の対応。これは、事前に競技規則を読んでおいて備えるしかないのですが、どうにか対応しました。

 両チームの持ち時間をそれぞれカウントダウンしていくタイマー審判は準々決勝以降に入りますが、これは人が操作しているのでミスも起こりやすく、修正することが数回ありましたが、大きな混乱はありませんでした。

 多少の問題はありましたが、無事に3日間の審判を終えることができました。疲れはありますが達成感と無事終えた安堵感はいいもんです。でも、やっぱり選手で出場したいですね。。
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桜が咲いた!

2024-04-04 20:19:51 | 学問
 真冬を思わせる“寒の戻り”に足踏みした桜前線が、ようやく動き出したようで都内の公園も見頃を迎えております。

 よく見ると、手前の木は満開近くで葉桜気味ですが、その奥は5分咲きといった感じです。


 日当たりのせい?いえ、方角的に手前の方がビルの北側で影になりやすいはずです。木の根元を見ると満開近い桜は人が立ち入らないエリアになっています。
 5分咲きのは木の周囲が囲われていて、その外は人が踏み入る範囲になっています。


どうやら、木の周囲の土の状態が影響しているのではと思われます。そして、周りをコンクリートで覆われて根元の僅かな部分だけ土が出ている木は、まだ咲き始めたばかりでした。


小さな公園の中で、吉野の千本桜のように咲き方が異なっているのを見つけたのは、私の中で新しい発見でした。

東京では先に咲く、枝垂桜。。

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朗読劇 ひめゆりの唄 無事終了しました

2024-02-29 20:14:53 | 学問
 
 カーテンコールを終えて舞台からハケていく。達成感と、終わってしまった感が入り混じった不思議な感覚で「朗読劇 ひめゆりの唄」の公演を終えました。
 私にとって、初めての本格的な舞台で戸惑いの連続でした。
出演の連絡を受けて「やったろか!」と引き受けたものの、見覚えのある名前、つまり有名な方々の名前に並んで自分の名前が書かれたあります。そこに自分の名前があっていいのか?足を引っ張らないだろうか。そんな不安を抱えながら顔合わせの日を迎えました。そこには、87ページもある分厚い台本、大まかに役を割り振っての読み合わせが始まると、みなさん初見にも関わらず上手に読みこなしています。頼もしいけど、私が足を引っ張っては申し訳ないと、不安が高まります。
  作品の背景も演じ方を難しくさせていました。最前線のサイパンに駐留する兵士、疎開する船を見送る父兄、軍医、男子学徒隊を演じましたが、個々の登場人物の心理はどうだったのだろうか。お国のためという気持ちと家族への思いは、内面では家族への思いが勝っていたと思うけど表には出せなかったはず。どうやって自分を抑えつけていただろうか。それをどう表現するか等々、色々考えました。
それでも、稽古と自主練を重ねると段々マシになってきました。稽古の後は、疲れはありましたが、疲労困憊ではなくて心地よい疲れでした。
いろいろミスはありましたが、ご覧になられた方の感想は概ね良好で、「足を引っ張らなくてよかったー」と思いました。勉強になることもいっぱいあり、また機会があったら演じてみたいと思いました。

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洛東迎賓館で食事

2024-01-16 20:34:06 | 学問
 織物業を経営し、吉田茂内閣で国務大臣を務めた大野木秀次郎氏の邸宅で、今はレストランになっている「洛東迎賓館」で食事してきました。



 住宅街に続く長い長い塀を過ぎると立派な門がありました。その門から奥へ続く道を進み中門をくぐると、綺麗に掃き清められた玉砂利の向こうに大きな日本家屋が姿を現しました。




 玄関を入ると、「靴のままお上がりください。」と案内されました。建物は天井、欄間、柱などは元のままで、床とテーブルは洋風にリニューアルされています。それでいて、無理に改造した感じではなくて、調和がとれた落ち着ける空間です。





 食事はコース料理で魚と肉をメインに、素材には野菜が随所に使われていて、大満足でした。








 氏とちょっとしたご縁があることがわかって訪問しましたが、料理は毎月変わるそうで、夜のライトアップされた庭も見てみたいので、また行きたいと思いました。


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第2回 全日本個人参加カーリングオープン

2023-06-26 22:56:22 | 学問
 カーリングの大会は大概がチーム参加で、個人参加の大会でも大会中は個人参加同士が最後まで同じチームで通しで競技することが多いのですが、今回の「全日本個人参加カーリングオープン」は試合ごとにメンバーを代えていくという珍しい形式で行われます。
 福島県カーリング協会が主催ですが開催場所は新潟、福島のスケートリンクが夏季クローズしているのでこうなったようですが、私にとっては初めての新潟のリンクです。


 久し振りの上越新幹線で新潟へ・・・、途中の高崎までは軽井沢へ行くのと一緒のルートで車両も同じなのに、なぜかわくわく感いっぱいで、高崎までの見慣れた車窓風景もいつもと違った景色に見え、国境の長いトンネルを越えた越後湯沢を過ぎる辺りはスキー場の麓のホテルや湯沢高原へのロープウェイを懐かしく眺めていました。カーリングを始める前はスノボ・スキーに夏の海と、よく行っていた新潟県ですが、忘れるくらい久しぶりの滞在です。
 新潟駅に降り立つと、プラットホームの雰囲気は以前と変わりません。エスカレーターも以前と同じです。ところが、エスカレーターを降りるとコンコースが記憶にあったそれと全く違っていました。かなり狭く、待ち合わせスポットとして飾られていた佐渡金山の金の原石も見当たりません。ホテルのある万代口は新幹線の改札を出て在来線の跨線橋を渡り切った先にあったのですが、地上にあったはずの在来線が新幹線の下の2階に移って、広々とした跡地は工事中でした。前に新潟駅を利用したのが15年近く前とはいえ、すっかり別の駅のようになってしまったことに戸惑いました。駅の下にはちょっとセピアがかった以前の新潟駅の大きな写真があって、フラッシュを光らして撮ると新しい新潟駅が撮れました。



工事中の敷地中央付近に設けられた仮設通路を通ると雁木を思わせる古いアーケードの商店街があって、新しい新潟と古い新潟の接点のようでした。海の方に向かって大きな通りに出たら右へ曲がって直進すると宿泊するドーミーイン新潟に到着しました。中庭を囲む通路に部屋の扉が配されている集合住宅を思わせる造りで、パリで止まった長期滞在向けホテルを思わせます。部屋にもコンロこそないものの小さいながら流し台が置かれていました。


すでに夕餉時なので、荷物を置いて市街地へ・・・。新潟市に来たことはあっても、佐渡の帰りだったり、粟島への行き掛けだったりで、街を歩いたことはあっても民謡流しと花火のときに人の流れに任せて歩いたので、どう歩いたら飲食店のあるエリアに行けるのかわからず取り敢えず万代橋方向に向かっていたら、なんとなくバスターミナルとそれを囲むように並ぶブランド街が見えてきました。新潟と言えば魚介類ということで、お寿司屋さんに入って明日への力を蓄えました。かなり食べたのにお値段の安さにびっくり!



 翌朝、車で向かうメンバーに乗せてもらって会場の「三菱ガス化学アイスアリーナ」へ向かいました。サッカースタジアムのビッグスワンや市民病院が近くにあるものの広々としたエリアの一角にあるアリーナでした。
入口を入ると、まず、カーリングハウスが描かれたサブリンクが目の前に広がりました。スケートリンクを使ったカーリング施設で、これほどクォリティーが高い施設は初めてです。参加者は事前に知らされていましたが、面識がある方は3分の1程度、中には久し振りに会う人もいて同窓会のような雰囲気も漂っていました。



受付をすると、ナンバーが着いた赤と緑のビブを渡されました。試合毎にチームが変わるので、自分の出番になったらストーンの色に合わせたビブを付けて試合に参加するという要領になっています。3エンド6試合で勝敗とソルコフ指数(対戦相手の勝率が高いほど上位になる)で決められます。3エンドは試合の長さとしてはこれまで参加した大会で最短ですが、6試合は最多です。トータルのエンド数18エンドは1日開催の大会としては普通ですが、3エンドは氷の状態やメンバーの調子がわかってきたころには試合終了というシビアさを持った大会です。


最初の試合は前回の覇者の方と秋田の学生さん、長野の若手選手とのチームでした。長野の若手さんが自らスキップを買って出てくれただけあって、試合は順調に進んで新潟デビュー初戦を白星で飾ることができました。
休憩をはさんで3コマ目は、見知ったメンバーが3名!つまり経験が長い人が3人。これで勝てないと恥ずかしいという妙なプレッシャーがかかりましたが、順当にというか大人げなく勝利しました。
4コマ目は最初の試合で一緒だった前回の覇者の方と再び組んで快勝、目標の3勝を達成しましたが、随時更新される順位表を見ると経験がものをいうのか知り合いで3連勝している方が多いので、引き締めなあかんと気合を入れ直します。
昼食は休憩室でお弁当なのですが、個人戦なのでチームでまとまって食べるというよりも、なんとなく知り合い同士が集まって食べました。
次の試合のメンバーは私以外が初心者といいます。今までの快進撃はメンバーに恵まれ過ぎていたのか、とにかくやるしかありません。初心者が苦手そうなショットを避けるようにしたら、なんとかなってくれて勝つことができました。
ここまでくると、連勝がプレッシャーになってきます。私もですが、一緒にチームを組む人からも「私のせいで負けたらごめんなさい」と言われる状況。それでも、点を取ると落ち着くもので、自分でも信じられない無敗の5勝目を挙げました。
最終戦は、ちょっと不思議な雰囲気でした。大概の場合、プレッシャーの掛かるサードやフォースをやりたがらないのですが、この試合だけは進んでフォースやサードに名乗り出てきました。早い話、疲れてきてスィープをしないですむポジションを望む傾向が現れたのです。その最終戦も順調に得点し、終わってみれば6戦全勝していました。
で、結果は6戦全勝でソルコフ指数の関係で準優勝!初めてのリンクでは出来過ぎな結果でした。最終結果を見ると知り合いで経験が長い方々が上位に名を連ねておりました。これまでカーリング歴を聞かれると「経験年数は長いのですが・・・」と言い訳っぽく答えていましたが、決して無意味に年数を重ねたのではないことを少し認識しました。
 福島県協会のみなさま、参加の皆様、ありがとうございました。

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