道路を走る機関車で全国を回って子供たちの間や子供と親との間に起きた問題や悩み事をを解決してゆく「走れ!ケー100」というドラマが子供の頃にありました。DVDが発売されるのをきっかけに、そのドラマのサイトのオフ会があったのが4年前・・・その日は3連休の真ん中で前後は軽井沢でカーリングの試合がはいっていて偶然日程が空いていたからと参加したのでした。
そのときは、「1回限りで終わりだろう」と思っていたのですが、不定期にイベントを繰り返しているうちに、番組スタッフ、出演者の方々が参加されるようになり、今回は青野監督、佐賀プロデューサー、出演者の杜澤たいぶんさん、大川栄子さんという豪華メンバーが参加して下さりました。
子供の頃に見ていた番組の出演者やスタッフが目の前にいるというのは、本当に夢を見ているような不思議な感覚なのですが、大川さんが「1年間の全国縦断ロケで当時は家族といる時間よりも長い時間を一緒に過ごしたけど、番組が終わったあとは個々に会ったりすることはあっても集まる機会はないので、このような会があってよかった。」と仰っておりましたように出演者やスタッフの方々にとってもよい機会だったようです。
当時のいろいろなエピソードを伺うことができましたが、青野監督の「予算的には厳しかったけど、お金を掛けているドラマよりもいいものを作りたいと思って作ってきた。」という言葉が印象的でした。カメラマンを担ぎあげての俯瞰撮影、近景から遠景へのカメラの切り換えは手で大きな丸を作って合図した・・・などなど、現場で工夫に工夫を重ねられた努力があってこそ素晴らしいドラマが作られたのだと再認識しました。そして「このドラマを創り上げたあと、燃え尽き症候群にはなりませんでしたか?」と伺うと、「直後に続編の話があったので、それはなかったです。」という答えが返ってきました。
続編は実現しなかったものの、大きな目標を達成しても燃え尽きない姿勢は見習いたいなと思いました。短い時間でしたが、ドラマの向こう側の様子を窺えてとっても有意義な時間でした(*^_^*)