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on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

一歩前進・・・

2025-04-05 23:49:17 | スポーツ
 3月29日~30日はカーリングのスーパーリーグエキストラエンドでした。秋から春にかけてのシーズン中(会場となるカーリングホールみよたは4月でクローズ)に概ね月1回行われているのがスーパーリーグ、その納めの大会で「とにかく楽しんでしまいましょう!」という趣旨の大会で、フラワーの付いた3点ストーンがあったりする変則ルールもあります。ふだんのチームの枠を超えてスペシャルチームを組んで出場するのがほとんどなのですが、我々は忙しさにかまけてメンバー集めに出遅れて元のチームを1名入れ換えただけで参加になりました。1名違っていたってスペシャルチームやし、名前は変えてエントリーしようと私が勝手にオリジナルチーム名の「点睛」を「Raising Dragon!」に変えてエントリーしちゃいました。

 迎えた当日、イベント大会なのでポジションを変えてみてはと提案するも、なんとなく漂う「変えたくないなぁ」の空気に、まず最初の試合はいつものポジションですることになりました。相手は「ロウバッテリーズ」、バッテリーの残り〇〇%のシャツを着た明らかに楽しみにきましたという雰囲気のスペシャルチームでした。カーリングというスポーツは、手加減するというのが難しく、ほぼガチメンバーの我々のチームが圧勝しました。



 次の試合は特別ルール、カーリングの得点は中心に近いストーンから数えますが、逆に外側のストーンから数えるという天邪鬼な感じのルールです。対戦相手は左利き選手を集めた「レフティーズ」で、もちろんスペシャルチーム。ここまでの変則ルールを「今日初めてスキップをします!」なんて人にさせるのは酷ということで、これもオリジナルポジションで挑んでの勝利!オトナゲナイ。。

 この大会の順位の決め方が、勝敗、3点ストーンで得点したエンド数なのですが、2試合終わって暫定1位にいるではないか!3試合目はどうする?「勝ちパターンが出来てるから、このまま行っちゃえ~!」と、3試合目もガチモードでいくことに。相手はスペシャルチームながら経験者揃いの手ごわいチームでしたが、ここにも勝って3戦3勝で終了しました。

 で、気になる順位がわかったのは帰宅後、2位と僅差の1位!!!お遊びモードのチームにガチで戦っての1位でしたが、そうは言っても自分たちがやることが出来なければ勝てないのがカーリング、一歩前進したことを実感できた大会した。
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勝つには勝ったけど・・・

2025-02-22 19:57:29 | スポーツ
 横浜で日本選手権が開催されていましたが、私は先月にシニア関東中部選手権に出場してきました。

 昨年の仲間内の忘年会での「来年の目標」で、「カーリングの公式戦で1勝以上する」と公言したのですが、今年最初に出場する公式戦です。

 今回のメンバーは関東選手権トライアル予選に挑んで下剋上に失敗したチームのメンバーが2名、かなり前にチームを組んでいた1名、一緒に試合するのは初めての1名の4名。つまり初めて組む4名で、これまた揃って練習したことがないという状況で当日を迎えました。

 関東中部のくくりでのシニア選手権は今シーズンまでなので、中部ブロックのチームと公式戦で対戦する貴重な機会となっています。

 初戦は新潟のチームで、初回に大量失点を喫してしまい、その後、2点を返して、更に2点スチールで追い上げたものの及ばずに痛い黒星スタート。試合後に相手チームに大学の後輩の同僚がおられたことがわかり、ひと盛り上がりしました。

 続いて、愛知のチームとの対戦。立ち上がりから調子よく得点を重ねていったものの、途中から相手ペースになって、最後は相手の逆転もある状況でなんとか失点を1点に抑えることができたものの、同点に追いつかれる体たらく。エキストラエンド(延長戦)の時間がないので、代表者ドローで勝敗を決することになりました。
 代表者ドローを投げるのはスキップの私。先に投げるのは相手チーム、調子よく4フット(中心から2つ目の円)にストーンを止めてきました。この相手チームよりもハウスの中心に近い位置にストーンを止めなければならず、試合を終えた他のシートの選手たちも注目していました。プレッシャーの掛かる場面なんですが、このとき頭をよぎったのは観客がいても気にせず演じられた昨年の舞台でした。「ここはステージだ!」と思うと気が楽になってきました。続いて頭に浮かんだのは、数週間前の練習で手前のストーンをかわしてハウス中心に止めるショット。隣のシートで車椅子カーリングチームが練習していたのでストーンを弾き出すテイク練習ができなくて、やっていた練習だったのですが、「あのときのように投げたらいいんや!」と思ったら、もの凄く気が楽になって、ばっちり決めることができました。
 こんな感じで勝つことはできましたが、リードを守り切れずに同点に追いつかれ、なんとか自分で責任を取って得た勝利でした。
 次は試合のスコアで勝てるように頑張ります!!
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東大和のカーリング練習にて

2024-11-30 17:14:14 | スポーツ
 朝の5時、毎朝、ランダムに曲が流れる目覚まし時計の「アッピア街道の松」のけたたましいメロディーで起こされました。寝起きのよい朝ならともかく、今朝のように寝起きの悪い朝にはキツイ曲でしたが、とにかく起きて、軽く食事をとって、身支度して、いざ出発!
 こんなに朝早く起きなくてはならないのは、東大和スケートセンターでのカーリング練習会が7時15分からあるためで、これは軽井沢で朝イチの試合があるときよりも早起きなんです。
この時期は、まだ夜のように真っ暗です。それでも、早朝から犬を散歩させる人、朝まで飲んで始発で帰ってくる人たちとすれ違いながら駅へと向かいました。

リンクに到着すると、まずストーンを棚から出して氷の上に運びます。カーリングの専用リンクではストーンは常時氷上に置いてありますが、スケートリンクではそういうわけにはいきません。的になるハウスも描いていない(描いてあるスケートリンクもありますが)ので、金属のサークルカッターでコンパスのように描きます。描くと表面の氷が削られてかき氷のようなカスが出て、これが氷の上に残っていると滑って転んでしまうのでブラシで取り除きます。ストーンをデリバリー(投球動作)するときに蹴って勢いをつけるハックも濡らして氷の上に貼り付け、そして、ストーンが滑るようにぺブル(水撒き)を撒きます。

そんな感じで準備だけで30分近く掛かって、ようやく練習ができる環境が出来上がります。

準備がひと段落ついて、開始前のミーテイングで初回参加者とビジター参加者の挨拶があるのですが、今日はビジターさんの2名が北海道と長野県での経験者でした。練習環境のよいところの人が東京のスケートリンクの練習会に来るのは珍しいのですが、東京に来て久しく、東京でカーリングができるとは思っていなかったようで、このような環境でも練習できることに満足したのか、楽しく練習されていました。

スケートリンクでできる練習は限られていますし、練習できることは野球場とバッティングセンターぐらい違うなどと言いますが、「スケートリンクでもできる練習がある」と、頭を切り替えて練習すれば、練習の効果も違ってきます。
次も早起きします!
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第8回 みちのくシニアカーリングフェスタに出場しました

2024-04-25 21:11:57 | スポーツ
 青森で開催された「第8回 みちのくシニアカーリングフェスタ」に出場してきました。この大会、個人参加で当日朝にチームが発表されるので、声かけて青森まで遠征してくれる4人を揃える苦労がない反面、お初のメンバーで試合するというルールになっています。

 昨年は飛行機が遅れて深夜の青森入りとなり、寝不足気味の中で大会に挑みましたが、今年は飛行機があまりにも高いため、新幹線で前日昼に青森入りしました。
 出足の鈍った桜前線を追い越して青森に着いたのが12時ちょっと前、駅前の天麩羅屋さんに入り、食事の途中で天丼をバーナーで炙る「炙り天丼」の昼食を頂き、練習のためにリンクへ向かいました。練習は2時間で200円。青森のリンクで試合をしたことはあっても練習するのは初めてで、料金のことは聞いていましたが、実際に払ってみると安さを実感します。東京は専用リンクがないため、軽井沢やその隣町の御代田に行かないと本格的な練習が出来ないので、練習できるチャンスがあれば見逃せません。そして、大会前に氷の状態を把握しておくことも目的です。



 翌朝、リンクへ向かうバスは2024年問題で減便されて間隔が空いているようでした。そのせいか、同じ大会に向かう見知った人が乗っており、さらに途中のバス停からも次々と乗ってきます。参加メンバーは事前に明かされていないので、「へー、この人も参加するんだー」という感じ挨拶を交わしていました。以前は知る人ぞ知る大会だった感があり、東京の人は少なかったのですが、年々増えています。

 今年のチーム名は昨年に引き続き青森県の日本酒の銘柄で、私のチームは「七力」、メンバーは東京2名、札幌2名、青森1名、福島1名の計6名でした。試合は8チーム総当たり、7試合を2日間かけて行います。

 ポジションはなるべくローテーションでということで、どうせ全員が全ポジションをやらなければならないのならと、最初の試合でスキップに手を挙げました。試合前練習で、「おや、前の日と氷の状態が違う」と気付きましたが、試合の方は不利な後攻で2エンド連続して1点スチールするという好スタートでした。ところが、3エンド目で3点を許して逆転され、4エンド目では逆にスチールされての惨敗。辛いスタートになりました。

 そのあとの試合では、狙った位置よりもストーンがずれてしまいながらも、たまたまストーンが行った先に相手のストーンがあったというスペシャルBプランを成功させ、チームメンバーは喝采、私は頭を抱えるなんて事態もありましたが、惜しい展開が多く、1勝3敗で初日を終えました。

 その晩のレセプション(懇親会)は、ホテル青森の披露宴にも使われる会場で、カーリングのレセプションにしては豪華すぎです。テーブルには「田酒」、「豊盃」といったチーム名を示す日本酒の銘柄とそれの瓶が置かれています。


 このレセプションでいつもあるのが全員のスピーチ、昨年は90秒でしたが60秒に短縮されています。「角の席から順番に行くので、角の人は心の準備をしておいてください」と、司会者。私の席は一番前の角ではないか!ちなみに昨年は、順番を飛ばされて一番最後になったので、今年はどっちかか?などと思っているうちに指名がかかり、ステージへ登壇。最初に指名されたことと、今シーズン初めに二戸で受けたJCAスクールの話をしたところ、27秒オーバー。。罰金の100円を寄付しました。なお、罰金はジュニア選手の活動費に充てられるそうです。スピーチで多かったのがグランドシニア選手権の提案、年齢が高くても楽しめるといわれるスポーツらしい意見でした。
 そのあとは、流れで集まったメンバーで2次会、普段は集まることがないメンバーで楽しいひとときでした。



 翌日は3試合、調子よく連勝して3勝3敗の5分になり、3位入賞も狙える状況で最終試合へ。最終試合は全員参加しようということで、空き番だった私は3エンドから交代で入り、どうにか辛勝。みちのくシニア4回目にして初の勝ち越しで大会を終えました。順位は入賞に一歩及ばずの4位でしたが、いつもと違うメンバーと試合して勉強になることも多く、有意義な大会でした。
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第17回 全農日本ミックスダブルスカーリング選手権大会の審判してきました

2024-03-17 10:36:45 | スポーツ
 筋書きのある朗読劇を終えた週の週末、筋書きのない「全農日本ミックスダブルスカーリング選手権」に行き、スタッフを2日間担当しました。
 木曜日の夜から金曜日の朝にかけて軽井沢は30センチ近い大雪が降り、踏むと足首の上まで埋まるほどの積雪です。軽井沢でこれほどの雪は珍しく、バスやタクシーはタイヤチェーンを巻いてじゃりじゃりと音を立てて走っています。


 選手権は2次リーグに入り、1日の試合数は減りますが、逆に緊迫感が高まってくる頃合いです。会場の軽井沢アイスパークに到着すると、リンクは既にアイスメイクの真っ最中で、明日からのCSテレビ中継の機材も運び込まれていて、いつもとは違う雰囲気を醸し出しています。

 ミックスダブルスカーリングのルールには、各エンドはストーンが置かれた状態で開始する、両チーム合わせて4投目まではテイクアウト(弾き出す)できない、ハウスに指示する人がいなくてもよいなど、4人制とは異なる部分があります。公式戦でなければ、これらを間違えたりしても、お互いのチームで「まあいいでしょう」と続行することもありますが、日本選手権ではそういうわけにはいきません。ルール違反があったときの対応も頭に入れておきます。

 審判で競技への対応以外で大変なのは“寒さ対策”です。リンクの室温は約7℃、真冬の東京で「今日は寒かったねぇ」という日の最高気温といっしょです。選手は激しくスィープしたりしているので、指示をするスキップ以外はほとんどが半袖になっていますが、2時間を超える試合の間じっと座っていると体の芯まで冷え切ります。以前は電気ひざ掛けがあって、それなりに耐えられたのですが、使用電力がオーバーしてブレーカーが落ちてしまうので使えなくなってしまい、先日の関東選手権の審判では念のためにと持って行ったダウンパンツを穿いて、靴用カイロを使っても全く効き目がありませんでした。そこで、タンスの中を探して、久しく使っていないスノボパンツを取り出したら、ダウンパンツよりもはるかに暖かそうです。軽井沢オープンに持っていき、試合の合間にそれを穿いてリンクサイトに行ってみたら「これなら大丈夫、寒むない」効果はありそうでしたが、4人制日本選手権の審判をされていた方から「審判の服装のドレスコードで黒でないとだめ」と言われて却下。Bプランは、これまた久しく使っていないノルディックスキー用パンツ、スノボのよりは薄いけど色は黒でダウンよりは暖かいです。2日間、これで通しましたが、何とか寒さには耐えられました。

 競技の方はトップ選手の対戦だけに白熱しており、試合前にストーンを2投(時計回りと反時計回り)して、ハウス中心からの距離を記録するLSD(その試合の最初の先攻後攻の決定やリーグ戦同率時の順位決定の指標になる)は、ほとんどがハウス中心近くに止まり、中心に近すぎて別の点から2点計測して計算で距離を出すものもいくつもありました。得点確認でどちらのストーンが中心に近いか選手同士での判断が難しいときに巨大なコンパスのようなメジャーを使って行う計測、ミックスダブルスではストーンが溜まりやすいのでこれが多いのですが、今回のは何度測っても決着がつかず、副審判長が数回測定し直して判定するという場面もあってヒヤリとしました。

 2日間4試合でしたが、今までに経験がない事例に遭遇し、カーリングの奥の深さを感じ取れた大会でした。

全農さんから選手への嬉しい差し入れ

帰りの軽井沢駅には雪が残っていました
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