「熱中症予防のため、不要不急の外出はやめましょう」と、言われなくても必要最低限しか外出しない日々が続いていましが、このままではあかんと、大阪に行ってきました。
とはいうものの、大阪も連日35度超えの暑さ、何も考えずに過ごしていたら熱中症で行き倒れになってしまいます。
でも、工夫すればなんとかなるはずと、大阪へ向かいました。
まず、関空アイスアリーナでカーリングの練習。リンクの窓から関空へ渡る橋が見えます。サブリンクですが、見た目はカーリングの専用シートで、岩手県盛岡市のリンクを思わせます。海が近いので湿気でリンクに霜が立つのが心配でしたが、氷が少し重いものの充分練習できる環境で、外の暑さを忘れて練習に励みました。
その晩は、難波に戻って繁華街の一角にあるスーパーホテルPremierなんば心斎橋天然温泉に宿泊しました。ホテルに宿泊してよく思うのが、使い捨てのスリッパだとか、環境的に無駄だよねって思うことが多いのですが、必要なものだけピックアップして部屋に持っていく、サステナビリティに配慮した姿勢が感じよかったです。肌がつるつるになる温泉もよかったです。
翌日、薄曇りだけど湿気が強い。地下鉄で「大阪歴史博物館」に向かいました。大阪の地下鉄はエアコンがキンキンに効いていて、一気に汗が引きます。「大阪歴史博物館」では特別展の「難波宮発掘開始70周年記念展」が開催されていて、宮殿の様子などが再現されていたりしてなかなか面白かったです。
これは土器の復元体験、「簡単にできそう」と思って始めたものの、口の部分はすぐに見つかったけど、側面の模様は途切れ途切れになっていたりしてなかなか難しく、学芸員への道は遠いようでした。
大阪歴史博物館の隣のNHK大阪放送局の見学コースを見て歩くと、すでに閉館時間が迫っており、再び地下鉄で本日宿泊の天保山へと向かいました。
天保山は江戸時代の天保年間に大阪湾の一角に造られた人口の山で、三角点が置かれている山としてはもっとも低く、日本サイテーの山と言われていますが、海遊館や天保山マーケットプレイスがあるスポットです。ここで夕食にマグロ丼を食べたのですが、空腹を満たしきれずに追加したのがたこ焼き屋さんにあったラジオ焼き、たこの代わりに牛すじとこんにゃくが入っており、ラジオが世に出始めた頃にハイカラなイメージだったのでそう名付けられたのだそうで、しっかりした味で美味でした。
三日目は、天王寺の近鉄百貨店でショッピングのあと、通天閣の下の新世界へ。新世界の名前とは裏腹にどこか懐かしさを感じる街は、リニューアルされながらもレトロな雰囲気を失っていませんでした。名物の串揚げ、メニューの写真よりも小さかったり、ウズラの卵が3個が2個になっていたり、お値段がデフレ脱却価格だったりしましたが、揚げたてを2度漬け禁止のタレにつけて美味しく頂きました。
屋外はむちゃむちゃ暑かったけど、地下鉄、地下街、デパート、博物館を駆使して、暑さを苦にせず夏の大阪を堪能できた、なかなかのプランニングでした。
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