on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

北海道を思いつきで周ると・・・~阿寒湖からの日帰り旅~

2017-11-19 19:48:43 | 日記
 今年の旅仲間との旅行は北海道の阿寒。。

 北海道まで来て2泊3日はモッタイナイ気もしますが、来た以上は楽しんじゃいましょう~♪

 泊まり先は阿寒湖畔のホテル「阿寒湖荘」、文字通り目の前は阿寒湖なので、ここで1日のんびり過ごすというのもアリなんでしょうが、それでは内地の温泉地に泊まるのと大差ないではないか。最低でも摩周湖だけは行っておきたいと思う。以前は、阿寒湖から摩周湖、屈斜路湖を通って美幌までのバスがあったのですが、ネットで調べてもそのようなバスはなく、ホテルへの送迎バスの運転手さんに聞いても「今はないですねー」とのこと。そこで、レンタカーを借りて摩周湖に向かい、そこから硫黄山、屈斜路湖、時間があったら裏摩周展望台に行ってはと提案したところ、摩周湖は賛成してくれたものの、「そのあと網走に行きたい」というではないか!更に「サロマ湖もいいなぁー」とも・・・網走までは摩周湖からでも片道2時間は掛かるし、サロマ湖は更に1時間掛かります。日帰りで阿寒湖に戻ってくるにはかなりきついです。距離感が完璧にマヒしているみたいです。それに私は今年の3月と8月にそちら方面を訪れているのでそれは勘弁してほしい・・・。「行ったことないし、網走っていえば刑務所でしょ。行ってみたい。」というメンバーのIさんに「網走までは時間も掛かるし、阿寒周辺には見どころもたくさんあるので」と説得したのですが、私だけの旅行ではないし、昨年の愛媛では夕食後に愛媛協会のカーリング練習に出向いたりと好き勝手させてもらっているので、人の意見も聞かないとアカンでしょと思い、まず摩周湖に行き、そこから屈斜路湖、時間がありそうなら網走にという不確定な状態で阿寒湖を後にしました。

 原始林の中の直線道路を通り、山道をひたすら進み、ようやく人家や建物が見えてくると弟子屈の市街地へ出ます。そこから摩周湖へはほぼ一本道。。辺りは牧草地で牧舎やペンション・レストランが時折見える北海道らしい風景が広がります。やがて、緩い上りになり、レストハウスが見えてくると、摩周湖第一展望台に着きました。ここには学生時代に夏と冬に1回ずつ来たことがありますが、それ以来です。

 まず、レストハウスに入ると、広い!以前来た時の倍以上はある感じです。お土産屋さんも充実していて、道東のものはもとより「白い恋人」や「Royce」といった道内各地のおみやげもあります。今回の旅で初めて本格的なお土産屋さんに出逢ったので、あちこち見て回ってしまいましたが、お土産を買うためにここに来たのではありません。建物の湖側の出口から出ると・・・久し振りの摩周湖~
でも、記憶にあった摩周湖とは見え方が違います。湖を遮る木々はなかったはず・・・と、周囲を見ると屋上へ上がる階段があるではないか!それを上がって建物の上に出ると、眼の前に広がる摩周湖!真ん中のカムイッシュ島も向こう岸のカムイヌプリもはっきり見て取れます。初めてここに来たときは夏で、「霧の摩周湖」の歌の如く霧でほとんど見ることが出来ないといわれていた季節に曇り空ながらしっかり見ることが出来て感動しましたが、今回はこれに加えて晴天です!



これぞバイカル湖を凌ぐといわれる透明度を誇る神秘の湖~♪もう、摩周湖が見られて大満足な私は、「さあ、このあとは更に標高が高く見晴らしがよい第三展望台だー」と、第三展望台に続く道に目を向けると・・・あれっ!ゲート閉まってるやん!お土産屋さんで確認すると、倒木で通行止めとのこと。。ここから、第三展望台→硫黄山→屈斜路湖→と行くはずだったのにどうしよう(>_<)

道が閉ざされてAプランが使えなくなってしまったので、摩周湖から弟子屈へ戻って川湯温泉を通って屈斜路湖へ行くBプランを考えましたが、ここでふっと頭をよぎったのが360°の眺望で知られる「開陽台」、行きたいと思ったことはあっても行く機会が無かった所ですが1時間ほどあれば行けそうな距離なので、「開陽台行ってみる?」とCプランを提案すると、あっさりOK。。またしても私のわがままを通してしまったようですが、Iさんゴメンナサイ、交通便利な網走へは行くチャンスはきっとあるはず!今回は堪忍して!

今来た道を弟子屈まで引き返して、中標津方面を目指します。この辺りが東京都と神奈川県を合わせてもまだ足りないというとてつもなく広い根釧原野で、地図で見ると平野を示す緑一色に塗られていますが、実際に通ってみると低い丘や浅い掘割もあって、思ったより起伏に富んでいます。「マラソンコースにしたらよさそうだなぁ」とOさん。「サロマ湖畔では100キロマラソンがあって、猫ひろしさんも走ったって!」と私。こんなゴールは見えるのに走れど走れどたどり着けないマラソンコースだったら、相当忍耐がないと完走できないであろう。そんな道を走って、小高い丘を上ると「開陽台」に着きました。日差しを受けてぽかぽかする車から降りると、寒~い・・・。駐車場の隅や展望台に向かう階段には雪が残っています。階段脇の笹の葉にも雪が積もっているので、昨晩あたり降ったもののようです。前日に阿寒湖に到着したときはアラレが舞っていたけど、この辺りでは雪だったのでしょう。途中に「幸せの鐘」があって、Sさんが紐を引いて甲高い鐘の音を平原に響き渡らせていました。





寒風に震えながら展望台に着くと、展望台の1階にカフェがあったけど、10月いっぱいで今シーズンの営業終了。カフェがあることなど考えもしなかったけど、営業していたらコーヒー飲みながら眺望を楽しみたかったと思いました。そのカフェを横目に階段を上がると、円形劇場のようになっていて、その淵に上がるとそこからは360°の大パノラマが・・・。ちょっと曇っていて国後島は確認できませんでしたが、野付半島とそのあたりの海、根室の街、反対側には先ほどまでいた摩周湖周辺の山々、ホントに来てよかったと思いました♪





















そろそろ昼食を考えないといけない時間になってきていました。この近くだと、中標津の市街地なら何とかなりそうです。当てが外れても空港があるので、そこのレストランでもと、中標津を目指します。再び牧草地の中を走ってしばらく行くと、前方に展望台のような建物が見えてきました。道路沿いには小じんまりしたレンタカーのお店が並んでいます。ここが中標津空港で展望台に見えたのは管制塔でした。前日降りた釧路空港よりもさらに小さいけど、日本最東端の空港で釧路より東に住む人々にとっては札幌や東京に行くのに重宝しているのか、駐車場には思ったより多くの車が停めてありました。空港を横目にさらに進むと、やがて建物が増えてきて中標津の市街地へ入ります。北海道の街に多い道が碁盤の目になった北一条東一条といった区画がされている市街地で、その一角にあった現代風の中華料理のお店に入りました。焼きそばと餃子を頂きましたが、肉と野菜が多めで美味でした。

お腹もいっぱいになったところで、この先はどうしようということになり、野付半島も考えましたが、そこまで行ってしまうとレンタカーの営業所が閉まる午後5時までに帰れるか怪しくなるし、これは阿寒湖方向に戻った方がよさそうです。阿寒湖周辺にも雌阿寒岳と雄阿寒岳が見える双岳台やペンケトーとパンケトーの二つの湖が見える双湖台といった見どころがありますが、私が推したのは「オンネトー」という湖。学生のときに行ったことがありますが、北海道三大秘湖の一つで、あとの二つ(裏大雪の東雲湖と支笏のオコタンペ湖)がかなり歩かないと行かれないのに対して、車で湖畔に行くことができるのです。時間によっていろいろな色に見えるという湖に短時間しかいられませんが、行ってみようということになりました。

中標津を出て、しばらくすると元来た道に合流し、弟子屈を経て阿寒湖を通り過ぎ、2時間程で樹林帯の中に佇むオンネトーに着きました。オンネトーは湖畔からその全体を見渡せる小さな湖で、周囲は樹林帯で囲まれています。以前訪れた時は曇って見えなかった雌阿寒岳と阿寒富士も見ることができてラッキーでした。



摩周湖、開陽台、オンネトー・・・終わってみれば、巡ったのは結局私が行きたかったところばかり・・・私は北海道というと大自然を追いかけたくなる性分のようですが、不満は言われなかったけど人それぞれ見たいところもあったはず、来年はみんなの意見をもっと聞いてあげなくてはと思いつつ、阿寒湖荘へと戻るのでした。。
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見て楽しむ富士、登って楽しむ大菩薩嶺

2017-11-16 23:38:51 | 日記
 アナウンサーから学ぶハイキング、今回の目的地は山梨県の大菩薩嶺でした。ホントは10月に行く予定だったのですが、土日がことごとく雨と台風に見舞われて延期され、11月になったのでした。

 晴れの休日の中央本線の電車は、座席がほとんどうまっていて、乗客のほとんどがザックを持った人達でした。どの駅で降りても山に行ける路線らしい光景ですが、我々が降りた甲斐大和駅でも大勢の人が降りて、階段へと吸い込まれていきます。改札を出てびっくり!同じ電車から降りた人たちが長蛇の列をなしています!どう見ても1台のバスには乗り切れそうにありません。タクシーも入るけど、聞けば予約が必要とのこと。やがて列の前の方から「立ち席でもいいという方、どうぞ~」の声が聞こえたので、次のバスまで30分待つよりはと、人の瓶詰めのような超満員のバスで登山口の上日川峠に向かいました。

 今回のメンバーは5名、今までで一番こじんまりしたパーティーです。葉を大分落とした落葉松の林をゆっくりと登っていきます。北海道に赴任されていたことのある先生から落葉松の話、それに生えるキノコにまつわる話、毒キノコの数は意外に少ないとか、北海道にはマツタケもどきというキノコがあって“もどき”と付いている割にマツタケに負けないくらい美味しいといった話を聴いているうちに中腹の山小屋「福ちゃん荘」の前に着きました。ここで大菩薩峠への道が分岐しますが、我々は大菩薩嶺を目指します。山頂方向を見ると、木々は少なく山肌が見えています。ここからは道がわかりやすいので「各自のペースで登って上で合流しましょう。早弁だけはしないように!」ということになりました。毎回違ったパターンのハイキングになるのがこのグループの特徴です。

 晴れを心待ちにしていた人々が多いのか、登っている人が多いこと!休憩中の人を追い越したり、反対に休憩して追い越されたりしながら登っていきます。周辺の木々がまばらになってきた辺りで振り返ると、富士山と周囲の山々が鮮やか~!先月に初冠雪を観測したという頂の雪は解けてしまったようですが、「来てよかった~」と思えた瞬間でした!



 山頂まであと一息の雷岩でメンバー全員が合流し、ここで富士山を見ながらのお弁当タイムです。周囲にはお湯をバーナーで沸かしてコーヒーやカップ麺を作っている人たちもいらっしゃいます。ここで、メンバーのひとりが地図とコンパスを持ってきていたので、地図の見方教室~♪。コンパスを北向きに構えて、地図も北を上に向けて地図と現地を一致させて、進む方向や見える山を確認していきます。これで霧に遭っても大丈夫!





 山頂は樹林帯の中にあって、見晴らしは今一つ。。帰りは富士山を正面に見ながらの下り・・・ひたすら下るだけの下山と違った趣があって面白かったです。

 雨で日延べになったりしましたが、富士山と南アルプスの山々が綺麗に見られて、とっても素敵なハイキングでした!
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