on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

岩手を訪ねて③遠野~陸中海岸~盛岡

2018-09-27 07:00:00 | 日記
 花巻で列車に乗り遅れたので遠野に着いたときは、すっかり暮れ落ちていました。道に沿って松明のような火が各民家の前にゆらゆらと灯っています。今日は8月14日、松明に見えた火はお盆の迎え火だったのです。

 翌朝、観光案内所でレンタサイクルを借りると、穂が実りはじめた田んぼを横目に緩い勾配を上って約5キロ、かっぱ淵の近くで不思議なオブジェに出会いました。







かっぱが棲むという「かっぱ淵」に行くと、かっぱを釣るためのレンタル釣り竿?餌のきゅうりも付いてます。

ただし、かっぱを釣るには捕獲許可証が必要とのことでかっぱ釣りは断念。。


 かっぱ淵がある常堅寺にはかっぱの狛犬。

 さらに遠野の市内には、ポストの上にもかっぱ

 交番は建物自体がかっぱ

 駅舎の屋根にもかっぱ

 道端の落書きもかっぱ・・・


 続いて、かっぱ淵に程近い「伝承園」へ、





 岩手といえば南部の曲がり屋

 時間が合わなくて、語り部の生語りは聴けず、おばあちゃんの人形が代わりに「五徳のはなし」を語ってくれてました。




 

 遠野をあとに釜石へ。製鉄所の縮小、震災と津波で受難続きの釜石でしたが、駅前には製鉄所の新しい建物が聳え、ショッピングモールもあって、ラグビーのワールドカップを2019年に控えて熱気にあふれていました。



 その釜石からバスで陸中海岸沿いに宮古を目指します。市街地を出て北へ向かうと、並走する鉄道線路は復旧工事中で真新しい砂利が敷かれています。複雑なリアス式海岸を行く道はなかなか海に近づかなかったのですが海辺の街へバスが下りると景色は一変しました。海と陸とを隔てるようにそそり防波堤は作りかけで、壁の間から海が見え隠れしています。道路も至るところが工事中で、既に7年の風雪に耐えた疲れがみられる仮設住宅、被災した建物はほとんど残っていませんが大槌の町役場と思われる壊れた建物が残っていて痛々しく、復興がまだまだであることを思い知らされました。
 この日の宿泊先は宮古の街の少し手前の海岸近くのホテルでしたが、海岸にある海水浴場は防波堤工事で閉鎖中。こちらは来年には活気が戻りそうです。



 翌日は浄土ヶ浜へ。あいにくの雨ですが、涼しくなりました。







 魚菜市場・・・その名の通りに魚・野菜はもちろん、雑貨や化粧品を売るお店もありました。





◎盛岡

 岩手銀号旧本店

 上の橋・・・盛岡といえば神の橋の擬宝珠

 北上川(大雨の翌日で水量が凄かった)

 こんなお店がありました。


 駅ビルには冷蔵ロッカー

 最近の旅の定番になりつつあるカーリングシート訪問。盛岡市アイスリンクでカーリングキャリアアップ講座、小笠原さん、苫米地さんの指導を受けました。お二人で17人の受講生をみて頂いたのですが、ひとりひとりの投げ方の癖を細かく把握されていて、とっても有意義な練習ができました(^_^)



 岩手県を6日間掛けて回りましたが、どこでも時間がなくてダイジェスト版みたいな旅になってしまいました。今度訪問する機会があったら、的を絞ってゆっくり見てみたいと思います。拙い旅日記を最後までお読み頂いて、ありがとうございました。
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岩手を訪ねて②宮澤賢治のふるさとへ

2018-09-26 21:04:21 | 日記
 平泉は何度か訪れていたので今回は割愛して、花巻に行きました。

 宮澤賢治記念館へのバスの時間を確認すると、お盆休みは運休するバスが多くて断念。徒歩で賢治が教鞭を執った花巻農学校跡を目指しました。手元にあるのはガイドブックのイラストチックな地図のみ。住宅街に迷い込みながらも何とか辿り着きました。








 風の叉三郎の群像


 列車に乗り遅れたおかげで立ち寄れた花巻駅近くの喫茶店「イーハトーブ」


 店内は宮澤賢治一色~(*^_^*)


 平べったいかりんとう(左上)が珍しかったです。

 花巻のイメージが濃い宮澤賢治ですが、盛岡中学校と盛岡高等農林学校に通った10年ほどを盛岡で過ごしています。花巻から遠野、陸中をまわったあと、盛岡で「もりおか啄木・賢治青春館」に行きました。記念館は第九十銀行の建物をリニューアルしています。建てられたのが1910年、1896年生まれの宮澤賢治が14歳のときなので、同じ時代を生きた銀行の建物を使っているのが嬉しい。岩手を代表する歌人と童話作家だから一緒に展示したのかと思いながら見ましたが、宮澤賢治が石川啄木の影響を受けて短歌を詠んでいたのが私には新鮮でした。


 
 旅の最終日に花巻を再訪して、今度こそ宮澤賢治記念館を訪問しました。
 バス停の名が宮澤賢治記念館口・・・、記念館前とか記念館でなく“口”が付けられているのでバス停から遠いのかなと気に掛かっていたのですが、待っていたのはコレ!367段の階段!!


その一段一段に「雨ニモマケズ」の詩が一文字ずつ書かれていました。



「帰りのバスまで約1時間、この階段の上り下りを考えると往復20分は見た方がよさそうです。差し引くと見学時間は40分。かなり厳しくなってきたー」と思いながらも、あ・め・に・も・ま・け・ず・・・と、文字を追っているうちに足の運びも自然と速くなって、思っていたより早く登れました。ちなみに「雨ニモマケズ」は367文字ではなく、階段の最後にはおつかれさまでしたといった文章が付け加えられていました。階段を上りつめた先に注文の多い料理店のレストランに出てくる「山猫軒」がありましたが、時間がないので立ち寄ることはできませんでした。



記念館の前には「猫の事務所」のオブジェ。


 宮澤賢治の生涯を様々な方向から分析した展示はわかりやすく、ホントにゆっくり見られないのが残念でした。でも、花巻までは交通の便がよい方なので、またゆっくり来たいと思います。
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岩手を訪ねて①厳美渓

2018-09-25 20:40:36 | 日記
 岩手県は北海道に次いで日本で2番目に大きい都道府県、2018年8月にその岩手を旅してきました。


◎厳美渓
 まず、訪ねたのが一ノ関に近い厳美渓。



栗駒山の火山活動で堆積した岩石を磐井川が削ってできた渓谷で、急流もあれば、水が淀んだ淵、小さな滝もあるという変化に富んだ見応えのある渓谷でした。







 
 浜辺の花のイメージがある「はまなす」が渓谷に彩を添えていました

 
 ゆりの花も


 平らにひらけた厳美公園の一角に東屋のある休憩所があって、そこに人が集まっていました。



 これが、この渓谷のもうひとつの名物が空飛ぶだんご「郭公だんご」。休憩所と対岸のおだんご屋さんの間に張られたロープに籠が下がっていて、休憩所でお客さんが籠に代金を入れて木槌で板を叩くと、対岸でおだんご屋さんがそれを手早く引き揚げて、おだんごとお茶が籠にのって降りてくるというしくみ♪





 斬新な販売方法と思いきや、この販売方式になって既に三代目なのだそうで、先人のアイデア力に感心です!




 次は花巻を訪ねます!
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焼岳に登頂しました!

2018-09-01 02:06:11 | 日記
 7月の3連休、上高地の焼岳に登ってきました。



 昨年春から、このグループに合流させてもらっていたのですが、登る日が雨になることが多く、これまで一度もまともに登れていない状況・・・

 今回も準備段階から高山線が土砂崩れで不通になってしまい、急遽高速バスで高山入りすることになったものの、10日ほど前に山の天気予報を確認すると当日は雨と風のマーク・・・。そこに追い打ちをかけた西日本豪雨で高山線は別の箇所も不通になってしまい、頼みの高速バスも運休の情報が・・・当日の天気どころの騒ぎではなく、そこにたどり着けるかどうかに話題が移っていたのですが、高速バスはどうにか動き出したようで、それならと天気を確認すると晴れマークになってるではないか!ようやく追い風になってきたようで、当日を迎えることになりました。

 集合場所は前泊する高山のホテルで、そこまでは大阪・京都組、名古屋組(早着)、名古屋組(最終)がそれぞれ向かいます。私は名古屋早着組でした。



 当日、名古屋駅で新幹線を降りると、全身が熱気に取り囲まれたように暑い!バスの時間までは間があったので、とりあえずバスターミナルの場所を確認して、「コメダ珈琲」に避難。。バスの出発時間を見計らってバスターミナルに行ったのですが、時間になっても高山行のバスが来ません。「市内混雑のため、遅れています。」とのアナウンス。バスは名古屋駅に来る前に名鉄バスターミナルから出ているのですが、すでにこの段階で遅れているのです。10分程遅れたか、やって来たバスに乗り込みました。
名古屋の街中を通って都市高速に入り、はじめは順調だったのですが、突然の渋滞。。進んだり止まったりのもどかしい状態がしばらく続いたものの、一宮ジャンクションを過ぎるとやっと流れがよくなって、しばらく進んだ長良川サービスエリアで休憩。でも、どの辺まで来たのかピンとこないのです。郡上八幡とか具体的な地名なら何となくわかるのですが、川の名前だと長良川のどの辺にいるのかわからないのです。あらためて確認すると、先日東京スカイツリーで鵜飼実演をしてくれた関市のあたり、名古屋市と郡上八幡の中間あたりだったようです。日は落ちて薄暗くなってきたのに蒸し暑く、休憩時間5分なので、お土産屋さんをざっと見てバスに戻りました。

 高山に着いたのは35分遅れ、京都組の到着予定時間と同じような時間でしたが、こちらは1時間遅れとのことで、先にチェックインしてホテルで合流、名古屋最終組も到着して久しぶりの再会。翌日の天気の不安もなく、ぐっすりと眠りに就きました。

 翌朝、予約していた9人乗りタクシーで上高地の中の沢温泉へ向かいます。よく晴れています。「赤かぶの里」で休憩。お土産屋さんは開店前でしたが、コロッケの売り場にはコロッケが並んだままではないか?!でも、よく見ると蝋細工のサンプルでした(^_^;)



 安房トンネルを通り、つづら折りの山道をちょっと上がったところに中の沢温泉はありました。ここからホテルが切り拓いてくれた道が登山口まで続いているというので、タクシーとはここでお別れ。荷物を預けて登り始めます。やがて道路を横切ると車数台が停められる駐車場があって、ここが登山口。けっこう登った感があるけど、ここがスタート地点なんです。焼岳が活火山であることを告知する看板を横目に登山道に入ると、道は少し緩やかになりました。このあたりは石もなく、歩きやすい道でした。樹林帯の日陰が心地よいはずなのだけど、ちょっと暑さを感じて休憩の度に水を飲みました。岩を抱えるように根を伸ばした木や、白い可憐な花を付けた草を眺めながら、この涼しい樹林帯が山頂まで続いてくれないかなぁと思っていました。







 やがて樹林帯を過ぎて視界が広がると、よく晴れていて山の稜線と青い空のコントラストが美しい!でも、目指す方向に目を向けると、まだまだ先は遠い。あほなことに帽子を忘れた私は、タオルを頭に巻いて夏の日差しを防いでいました(^_^;)。途中で速い組がかなり先を歩いているのを見つけましたが、焦らず進んでいきました。足元は岩がごつごつしたザレ場に変わって歩きにくくなってきましたが、遠くの山には暑さを忘れさせてくれる雪渓があったりという景色の変化に元気をもらいました。遠かった山頂が間近になって火口湖が見えるあたりで、先行組の一人が待っていました。待っていたのではなく、高山病気味だったので休憩していたと聞いてびっくり!幸い休憩したら快復したということで、我々と一緒に登り始めました。さらに岩場の手前で早くも下山を始めた先行組の本隊とすれ違い・・・「もうちょっとです」の言葉にひと安心。。







硫黄のにおいがきつい噴煙の前を「頼むから噴火しないでね」と祈りながら霞め、岩をつかみながら登ると山頂に到着しました。山頂の地面は主に土でやや広く、30人ほどの登山者で賑わっています。周囲を見渡せば、びみょーに雲が掛かった山がありますが、ぐるり360度の展望です!焼岳には今立っている北峰と三角点がある南峰の2つのピークがあります。南峰の方がちょっと高く見えるので登ってみたくなりますが、岩が崩れやすいために残念ながら立ち入りが禁止されております。
今日のお弁当タイムは山頂で、アルファ米のドライカレーをいただきました。アルファ米は高校のワンゲル部時代以来でしたが、あのころとは比べ物にならないくらい美味しかったです♪















下山は今来た道を引き返します。山頂を目指すには遅い時間に差し掛かっているせいか、すれ違う登山者はほとんどいません。同じ道でも上りと下りでは歩きやすさに違いがあって、難なく上れたところで難儀したり、逆に上りで苦労したところをすんなり通れたりします。2リットル近くあった水が減って荷は軽くなっているのですが疲れがそれを追い越しています。ザレ場を降り切って再び樹林帯へ、来るとき見た景色を思い出しながらひたすら降ります。麓が近づくと、建物の屋根とか、舗装道路とかの人工物がないか、いわゆるゴールが近い痕跡を求めるようになります。ゴールは登山口ではなく、その先にある温泉へ、汗が流せるお風呂へと向かって邁進していきます。登山口を通り過ぎ、ホテルまで降り切り、ふとスマホを見るとメールが届いていました。先行組のYさんからでした。

「道路まで降りてきたら熊が出たそうなので気をつけてください!!」

(・・;)

ハイキングに出かけるみなさん、スマホはマメにチェックしましょう(^_^;)

 ご褒美の夕食のあと、星空ウオッチング・・・白鳥座、天の川、大熊座、カシオペア座、北極星、手に取るように見えた星空でしたが、写真を撮ると・・・暗闇・・・
「写真に写らないのは、心の中に残しておいてってことだよ!」と、メンバーのひとりのお言葉。
 星空が見たいというあなた!上高地へ行こうね(^_-)-☆

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