梅雨が明けた17~18日、JCA(日本カーリング協会)のカーリングスクールに行ってきました。講師にはバンクーバーオリンピック日本代表の目黒萌絵選手と石崎琴美選手も来られるとあって、カーリングを始めたばかりの初心者の方から経験者まで多くの人が受講していました。場所は目の前に海が広がる千葉市の「アクアリンクちば」 、カーリングの千葉県協会の人たちが練習しているスケートリンクで、私も何回か練習したことがある場所です。
まずは会議室でバンクーバーオリンピック映像を見ながら選手自らが解説するという貴重な講座からスタート。記憶にある方もいらっしゃるかと思いますが、第9エンドに日本が一挙5点を挙げて勝ったあの対イギリス戦です。
目黒選手の「この試合、見られたという方~」の問いかけに一斉に手が挙がる。私は、といえば自分自身がみよたでカーリングの試合の真っ最中で見ていない(^_^;)、いきなり恐縮しながら解説を聴いておりました。
質問コーナーをはさんでの休憩時間には目黒選手と石崎選手にサインを求める列ができていて、サインをもらった人が「これで、目的達成しました(^_^)」と満足気でした。「スクールで学びに来たんじゃなかったのか??」といいつつ、私も何年か前に青森のオープン大会「お花見カーリング」で撮った目黒選手の写真を渡したうえにしっかりお二人のサインもget!ミーハー度は初心者並みです。。
続く、講座は長野オリンピック日本代表監督の小川豊和氏の「カーリング技術講座」。難しそうな話も小川監督の話術とプレゼンの映像でわかりやすくなるから不思議なんです。内容の切り換わりには猫がトランポリンをしている画像が出てきたりと、飽きさせない工夫が楽しいです。仕事のプレゼンでもやってみたくなりました。ムリかな…
そして、いよいよ氷の上での指導です。初心者と経験者にわかれて、講師は持ち回りで講習を受けるという形式で、私は初めに目黒選手に教えてもらう組になりました。オリンピックとかで見て気付いている方もいらっしゃるかと思いますが、目黒選手は左利きなんです。でも、講師として見本を示す時は右手にストーンを持つ右利きの構えで教えてくれているのです。教わる人の立場に立った指導の仕方…、最近、スクールで教える機会も増えた私にとってはいい勉強になった1日目の講座でした。
明けて2日目は練習試合ですが、開始が何と朝6時なんです。スケートリンクでカーリングをする場合、スケートの営業時間外なので朝早いのは当たり前ですが、6時というのは群を抜く早さです。私は4時起きで駆けつけました。
その試合、初心者・経験者混合チームでやったのですが、外気温が高いせいか湿気が多くてストーンの滑りが悪く、皆さんストーンが届かず悪戦苦闘のあり様。本来ならば、ハウス(的となる円)にストーンが入っていて、「このときの作戦はこう!」とか指導を受ける筈なのにハウスにストーンがない状態では指導の受けようがありません(^_^;)
でも、その場その場のアイス、ストーン、人の状態に対応した作戦を組むのがカーリングなので、これはこれで勉強になった試合でした。
スクールを終えて涼しいスケートリンクを出ると、真夏の日差しに現実に引き戻されたようでした。この二日間学んだことを生かしていこうと思いながら、リンクをあとにしました。
最後になりましたが、千葉協会のスタッフの皆さん、ありがとうございました。