先週火曜日のアナウンサーから学ぶ話し方講座でのこと。
先生が和菓子屋さんの手提げ袋を持って教室に入ってきました。今までもそういうことがあったのですが、中身はビデオテープだったり、その日の教材だったりと期待を裏切り続けてきたので、浅はかな期待はしませんでした。
ところが、今日は先生がフォークを用意していたので期待感が一気に高まりました!(^^)!。手提げ袋の中身は京都の老舗「寛永堂」の“黒豆茶羊羹”でした(^o^)。
先生は「では、これを食べて感想を言ってください。」と仰いました。そして「ただし、“おいしい”“まずい”は使ってはいけません。」と付け加えられました。
テレビを見ていて「おいしい」と表現する人たちに「もっと、工夫した表現できないのかねぇ~」なんて思っていたのですが、いざ自分にお鉢が回ってくるとちょっと焦ります。。「えっ(・・;)どうすればいいんだろう?」なんて思いながらも、とにかく味わってみないことにはわからないので食べてみました。
控え目な甘さが口の中でじわーっと広がるような感じで最後に清涼感があったので、そう述べたところ、他の生徒の評価(この講座では生徒も評価するのです…。)は「企業のCMのような感じ。」先生も「もっと、意外性のある表現をしないと相手にインパクトを与えないですよ。」との評価・・・。もっと工夫しないといけないということでした^_^;。
他の方は、「辛いものが欲しくなる気持ちを抑えてくれる甘さ」、「赤ワインのような・・・」、「アメリカンコーヒーと合いそう!」と感心させられる表現が続き、料理の先生のTさんは「噛んだ感触の心地よさ。小豆を使用しているのに小豆の香りがしない。」と専門家ならではの奥深い表現に脱帽でした。
このあと、同じく「寛永堂」の“みたらし小餅”(柔らかい餅の中にみたらし団子のたれが入っているお菓子)で第二問。
「京都は1000年の都でお寺が多いイメージがありますが、京都国際会議場やセラミック産業といった新しさもあわせ持っています。この“みたらし小餅”は甘みの中にまろやかな辛さがあって、それを包む餅の歯ごたえが支えている。相対するものが合わさった京都を表したようなお菓子です。」とまとめて、まあまあの評価を頂けました。
こんな美味しい課題なら「またあってもいいなあ~」なんて、思っちゃいました(^^♪