記録的な大雪から一週間、積雪が多かった方面のみなさまには心よりお見舞いを申し上げます。
そんな大雪の日に私はホントに恐縮ながら東京を抜け出して京都に逃げておりました。
朝イチの「のぞみ」は雪の影響で25分遅れて京都に到着しました。東京は一面の銀世界だったし、名古屋では中央線の運休をアナウンスしており、京都でも駅に着く手前までは雪景色で北陸方面の列車が湖西線の不通で遠回りの米原回りで運転することをしきりに放送しています。そんな中をよくぞ25分の遅れで着いてくれたと感謝です♪
遅れたといっても人々がようやく活動しはじめた時間なので、まずはイノダコーヒーでモーニングセットの「京の朝食」、今日のじゃないんです。
朝から野菜たっぷりのフレッシュなメニューを頂いての好スタート!
地下鉄の改札へ行くと「奈良線 倒竹のため振り替え輸送」の案内が・・・
竹が倒れて電車が止まる、こんなところにも京都らしさを感じました。
ここから地下鉄とバスを乗り継いで、北へ北へと向かうのですが、雪がちょっとでも残っていて欲しいという私の気持ちをよそに市内は雪がほとんどありません。。
バスを降りて参道を抜けて、目の前に広がった庭園の先に見えたのは
雪の金閣寺~(*^_^*)
屋根に雪を頂いた金閣が雪を落とした背景の緑に映えていて、この光景が見られて本当に嬉しかったです♪
そのあとはバスで相国寺へ・・・金閣寺と銀閣寺はこの相国寺の山外塔頭ということで来たのですが、一度来たことがあるので今回はお寺ではなく隣接する「承天閣美術館」を見学しました。金閣寺、銀閣寺の建物内にも多くの作品を残す円山応挙の作品展が開催されており、植物や動物の緻密な描写をするためのデッサンも展示されていて、飛ぶ鳥の静止画像のような絵が細かいところにも手を抜かない氏のこだわりの素晴らしさを物語っていました。
翌日は京都マラソンの交通規制を避けるために嵐電で妙心寺を目指します。
途中の太秦広隆寺駅で何やら大きな声で騒いでいる人がおり、何事かと振り返って窓の外を見るとテレビカメラと撮影スタッフの姿があって、声の主は阿藤快さんでした。(写真失念)数珠を売る自動販売機があって、それをリアクション付きで紹介しているシーンの撮影だったようですが、電車の窓越しに注目する我々に気付いた阿藤さんが「これ、数珠の販売機なんですよ!たばこじゃないんです!あとで寄って見てください!」とサービス精神旺盛な方でした。
妙心寺の敷地はとてつもなく大きく、中にいくつもお寺が点在しています。
そのうち3箇所が「京の冬の旅」キャンペーンで特別公開していて、まず「龍泉庵」に入りました。
特別公開というだけあって朝早いのに結構人が来ています。現代画ながら迫力ある龍の襖絵が目を引きましたが、半間ある一枚板の杉の戸板が歴史を感じさせました。
続いて入ったのが「大法院」。
信州松代藩主の真田氏の菩提寺で、一昨年秋に松代に行っていたので、その地方との繋がりがあるのが不思議な感じでした。横浜の書店「有隣堂」の由来になった茶室「有隣軒」に導くように造られた庭園が寒さの中に佇んでいました。
続いて覗いた「等持院」は山門が工事中でした。シーズンオフの時期なので工事していることも多いのですが、特別公開ではないこともあって閑散としていす。でも、その分ゆっくりと見ることができました。高さの変化がある庭園も立派で、幹回りが1メートルある椿が冬の風景に彩りを添えていました。
2月の京都は初めてでしたが、雪の金閣寺が見られて、普段は見られない妙心寺「龍泉庵」「大法院」も見ることができてよかったです。
ただ、家を出るときに寝起きで左手に傘を持ちながら右手にスコップを持って雪掻きをしたお陰で、途中からは筋肉痛でした。やっぱりウォーミングアップをしないで身体を動かしてはいけないんです。。今回学んだのはこのことです。
雪の金閣寺、素敵です!!
貴重な体験が出来て良かったですね。
ありがとうございます!
冬に京都に行くたびに「雪が降ったら金閣寺に行こう」と思っていたのですが、自然が相手のことなのでなかなか実現できず、今回やっと夢がかなってよかったです♪