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エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

キマダラルリツバメとホソオチョウ

2009-06-29 | 昆虫
    【ヒメジョオンに吸蜜するキマダラルリツバメ】

今日は初めてのチョウを撮影出来た。キマダラルリツバメとホソオチョウだ。

ネットのHP「雪国茶屋」でキマダラルリツバメの発生を知り、早速角田伊一さんにメールをして案内をお願いした。約束の午後3時前にお訪ねし、念願のキマダラルリツバメを撮影することが出来た。

 今は使われていない畑に、ヨモギやヒメジョオンがびっしり生えていた。やはりゼフィルスの仲間である、活動は夕方だった。角田さんが言うように3時半過ぎにキマダラルリツバメがヒメジョオンに吸密に来た。静かに近づき、ファインダーを見つめると、翅を開いたルリ色、2本の尾状突起が美しかった。ヨモギの葉上やヒメジョオンに止まって休んでいるキマダラの撮影は容易だったが、飛び立つと何処へ行ったか分からないほどの速さで、すぐに見失ってしまった。

 キマダラルリツバメはここでは桐の木のハシブトシリアゲアリに育てられるが、発生は局地的なようだ。三島町では天然記念物に指定され、採集は禁止になっているが、いまだにネットを持ってくる蒐集マニアもいるようだ。春先のギフチョウについても言えるが、捕獲は禁止すべきである。









 また、以前伺ったときに角田さんに蛹を見せていただいたホソオチョウも見ることができた。初めて見るホソオチョウは、想像していたよりもかなり小さく、ギフチョウを思わせる雰囲気だった。年2回の発生で前庭で、丁度ホソオチョウがさかんに産卵していた。食草はジャコウアゲハと同じウマノスズクサである。産卵の様子をじっくり観察していたが、雌は逃げることもなく整然と数十個の卵を産んでいた。その横には、ジャコウアゲハの終令幼虫がとまっていた。生み付けられる卵塊を見ながら、ジャコウアゲハが危ないのではないかと思った。
 ホソオチョウの人為的な放チョウは知っていたが、ここ南会津の山奥で棲息していることに驚き、何となく複雑な気持ちがした。食草の廻りを離れずにふわふわとおおらかに舞うホソオチョウには責任はないが、放チョウによる影響は環境上はきわめて問題があると思われた。真剣に考えるべきことかも知れない。

 【ホソオチョウ ♀】

  【ホソオチョウ ♂】

  【交尾】

  【産卵】

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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お世話になりました (ダンダラ)
2009-06-29 09:22:59
昨日はご一緒できて楽しい時間を有難うございました。
キマルリが生き生きと撮影されていて素晴らしいですね。
ホソオチョウの産卵は、私も同じように撮影していたのに角度が違って、こんなにたくさんの卵が産卵されているのを表現できませんでした。
今後ともよろしくお願いします。
昨日は自宅に着いたのが22時30分過ぎだったので、写真の整理はこれからです。
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よろしく! (会津マッチャン)
2009-06-29 11:31:57
 ダンダラさん。コメントどうも。
昨日はお世話になりました。遠くからの意欲的な撮影旅行、ご苦労様でした。
貴ブログを拝見、数々のチョウの写真素晴らしいですね。ときどき訪問させて頂きます。
 小生、昨年辺りから健康体に戻り、近くの里山で小さな自然を撮っています。
 毎日が日曜の素浪人、孫の世話やら、庭仕事やらで穏やかに生活しています。
 これからも宜しくお願い致します。
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